今回はコットンコーデルの傑作ダブルスィッシャーのクレイジーシャッドをインプレッションしたいと思います。
1950年代に登場したクレイジーシャッドですが、バスを釣る為の工夫が長い間、秘密にされていたルアーでもあります。クレイジーシャッドが釣れる理由をヒロ内藤さんが発表した事で注目を集めたルアーでもあり、ルアーは見た目ではなく機能なんだと学ばせてもらったルアーです。
ボクの地元、淀川のスレたバスも魅了する現役バリバリの優れたトップウォータールアーです。
では!コットンコーデルのダブルスイッシャー!クレイジーシャッドのインプレを始めます(^O^)/
「初心者の方にもおすすめ!」クレイジーシャッドをインプレします!
コットンコーデル社のクレイジーシャッドを使った最初の印象は3インチサイズの小さなボディサイズながらルアーウェイトが3/8ozもあるダブルスイッシャーなので、見た目の大きさに比べてキャスタビリティーの良いルアーなので初心者の方にもおすすめ出来るトップウォータールアーです。
クレイジーシャッドの浮き姿勢は少しお尻を下げた位の角度で浮きます。なので、ロッドワークでクレイジーシャッドを引っ張ってスグにロッドを戻すとピンポイントをネチネチと移動距離を抑えて動かすことも出来ますし、もう少しストロークを長く引く事もできる優れたダブルスイッシャーです。
小さいペラですが楕円の穴なのでクリックサウンドと共に、しっかりとした大きなサウンドも出せますし、ロッドワークを小刻みに動かす事でボディを震わせるシバリングと言うテクニックにも対応する事ができます。
クレイジーシャッドのペラの回転方向は前後一方向で回転するので扁平なボディがロールすることによりカラーリングによっては明滅の効果が得られます。写真のようなフロッグカラーのようにベリーが明るい色だとルアーの位置を確認しやすくルアーを見失う事がありません。
クレイジーシャッドを使用したタックルセットアップはロッドがHiroISMのカリプソSJ2にリールがスティーズCTにラインはシルバースレッドのヒロズチョイスのクランキング15LBで使用しました。初心者の方ならスピニングタックルでも使えると思います。
クレイジーシャッドのスペックはボディが3インチですがウエイトは3/8oz!
クレイジーシャッドは1955年から1980年までコットンコーデル社で作られました。クレイジーシャッドはコットンコーデル社の初めてのプラスチック製のルアーとも言われています。発売当時はサイズが2タイプあったようです。
80年代にプラドコに吸収されてからはプラドコから販売されているクレイジーシャッドのサイズ1種類でボディサイズは3インチ、フックサイズは#4が取り付けられ重さは3/8ozあります。
3インチサイズながらフックサイズも#4と大きくウェイトも3/8ozもあるのでとてもキャストが楽なルアーになっています。
一時はカラーラインナップが少なくなりましたが、最近はカラーラインナップも少しだけ増えたのでカラーリングを選べる楽しさも増えましたね。
クレイジーシャッドは一旦はカタログから落ちた事もありましたが、ユーザーからの熱い要望でスグにカタログに戻ったルアーでもあります。
クレイジーシャッドはアングラーに愛され続けた息の長い優れたトップウォータールアーでもあります。
クレイジーシャッドが釣れる秘密は楕円の穴があいたペラにあり!
一般的なスイッシャーやプロップベイトのトップウォータールアーのペラの穴の形状は真円で加工されているのがほとんどですが、クレイジーシャッドのペラは楕円形で作られているのですが、これがクレイジーシャッドの釣れる秘密です。
真円の穴の方がペラの回転効率から考えるとロスがないのですが、楕円形の穴にする事でルアーの初動に対してペラが水噛みが良く回転しやすい縦方向の位置で留まってくれている事でペラが回転しやすくなっています。
また、ペラを楕円形にする事でペラの回転がギクシャクと不規則に回ることで振動が生まれます。この振動がボディに伝わりボディを振動させて余分な動きを生む事になります。これがクレイジーシャッドと他のスィッシャーの大きな違いになります。
ダブルスィッシャーのペラの回転はラインのヨレを嫌って前後、逆回転にしているルアーもありますが、クレイジーシャッドは一方向に前後のペラが回転しますのでラインのヨレが発生しやすくなりますが、ボディをロールさせる為にワザとそうしています。
何故ならボディをロールさせる事でカラーによる明滅の効果と扁平なボディがロール事で水を下方向に動かす力も働く事でバスにルアーの存在を気付かせたりリアクションさせたりさせる効果が生まれます。
また、クレイジーシャッドのヒートンは固定されていますがすき間をかなり持たせている点もワザとこのクレアランスを取っているそうです。すき間を埋めようとねじ込むと壊れるので止めましょう!
ヒロ内藤さんのクレイジーシャッドのチューニング方法を学ぼう!
クレイジーシャッドの紹介の回でヒロ内藤さんがクレイジーシャッドのチューニング方法を紹介しています。クレイジーシャッドの浮き姿勢を調整して更にタイトに狙っているスポットにルアーを留めて置く為のチューニングです。
ヒロ内藤さんのクレイジーシャッドのチューニングは鉛のウェイトを足してクレイジーシャッドの浮き角度を垂直方向に近づける方法です。動画の中で紹介されているように0.5g~1gまでのウェイトを足す事による浮き角度の違いによって移動距離が短く抑えられます。
立ち角がきつくなる程、移動距離は抑えられますが操作性やルアーのアクションに弊害も出てくるようでヒロ内藤さんのおすすめは使う場所にもよるが0.7gのチューニングが使い易いそうです。
自分の行くフィールドによってウェイトバランスを考えるのも楽しいですね、ボクは鉛ではなくタングステンのシートをポンチで抜いたウェイトを貼る事があります。
ボクがタングステンシートを使う理由は鉛と比べてコンパクトに張れるのでタングステンを使います。
おわりに
今回はコットンコーデル社のトップウォータールアー、クレイジーシャッドを紹介しました。最近のトップウォータールアーもペラに様々な機能を持たせたものが販売されていますが、コットンコーデル社は古くから釣れる機能を搭載させている点に驚かされます。
この記事を読んで「コットンコーデル クレイジーシャッド」に興味が湧いた方はコチラから購入する事が出来ます。
オールドスクールなルアーが現代でも現役で使われ続けている事にはしっかりとした理由があることを知ってもらえたと思います。今回のクレイジーシャッドの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
コメント