今回はOSPのシャッドハイカット Fをインプレしたいと思います。冬から春に特に使われる事の多いシャッドルアーですが、タイトなハイピッチなアクションが有効と言われています。
OSPのハイカット Fはバルサ素材のシャッドに負けないアクションを実現する為に様々な機能が盛り込まれたシャッドプラグです。ボディはハニカム構造で軽く耐久性を持たし内臓ウェイトは限界まで低重心にする事でプラスチック素材でありながらハイピッチなアクションを実現しています。
また、シャッドプラグはハイプレッシャーフィールドでのクランキングとして出番が多くなりオールシーズンタックルボクスに常備されている人もいると思います。
では!OSPのシャッドプラグ、ハイカット Fのインプレッションを始めたいと思います(^O^)/
OSPハイカットFを淀川でつかってみた感想を語ります!
今回OSP社のシャッドハイカット Fを使うのに使用したタックルセットアップはロッドがブラック レーベルのSG661UL+FBにリールがアルファスAIR TWにラインがフロロマイスター8lb~10lbをスプールして使用しました。
ルアーウェイトが5g程度なのでスピニングタックルでの使用も良いでしょうがボクはベイトリールが好みだったのでベイトフィネスタックルで使ってみました。
ハニカム構造のボディと内臓ウェイトが低重心なのが理由なのでしょうが、ハイカット Fを使った印象はタイトなピッチで細かく動くアクションです。
また、高速でリトリーブしてもアクションの破綻せずに泳いでくれるのでスピードの上限がフルに使えるルアーなのでリアクションを狙った釣りが仕掛けやすいです。
昔はバルサ素材で作られたシャッドが一般的でタイトなアクションを得るにはバルサ素材のシャッドで無ければアクションが得られないイメージがありましたが、ハイカット Fを使ってプラスチック製でもこんなにハイピッチなアクションが出来る事に驚きましたね。
HighCut Fは固定ウェイトですが飛距離も申し分なく狙ったところへワンハンドでテンポよくキャストして行く釣りもこなしてくれます。ベイトフィネスタックルでの使用も扱いやすく精度の高い釣りが行えます。
写真のバスはへら台とブレイクが絡む境をファーストリトリーブで攻めて釣れたバスです。リトリーブ時にもトレースコースから外れる事無く泳ぎが安定しているので同じコースを数回通す釣りでも潜行深度なども再現性があるので狙いが崩れません。
OSP HighCut Fのスペックと考え抜かれた内部構造を見てみよう!
Length | 60.0mm |
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Weight | 5.1g |
Type | Floating |
Hook Size | #10 |
Color | 28 |
Price | 1,815円(税込) |
発売年月 | 2009年11月 |
ハイカット Fは2009年から販売されているシャッドルアーでもう10年以上もラインナップされている点もこのルアーの完成度を感じる材料になります。今回はフローティングモデルを紹介していますがサスペンドモデルや限界潜行深度が深く潜るHighCutも販売されています。
カラーラインナップも28色と充実しているので、フィールドの状況に合わせたカラーをチョイスする事が出来ますね。ルアー価格はチョット高めなのがアングラーとしては辛い部分です。
ハニカムスーパーHPボディ(PAT.)
強度を維持しつつ、大幅な軽量化に成功したのがハニカムスーパーHPボディ。ボディの軽量化は、アクションレスポンスを向上させABS樹脂の限界を超えた真のハイピッチアクションを実現した。
引用-OSP
ハイピッチに動くと言えばバルサ素材のルアーが思い浮かびますが、バルサルアーがキビキビとアクションするのには理由があります。
理由はボディ周辺部の質量が軽い事が要因で力学ではf=mr²で表されます。fが物体に加わる力でmが質量そしてrがボディ半径にあたります。平たく言うと物体の外側が軽いモノは弱い力でも動くという事でプラスチックボディのルアーは中空ですが外側の外殻がバルサよりも重いからです。
ハニカムボディはプラスチックボディの外側の外壁が薄くする事によりハイピッチなアクションを作り出し格子形状で強度の面も補完しています。
低重心固定ウェイト
腹部のウェイトを低重心化することによって、ロールを強めると同時に早巻き性能も向上。ハニカムボディと相乗効果でタダ巻きでのバイト数UPに貢献。サスペンドモデルより固定ウェイトが0.2g軽量化されることで発生するウェイトホールの間隙を樹脂で埋め、ウェイトの暴れを無くしたサイレント仕様。
引用-OSP
ウェイトも出来るだけ下部に設置する事で起き上がり小法師と同じ原理で素早く起き上がる為ロールアクションが強まる様に作られています。ウェイトも昔は鉛しか使っていませんでしたがタングステン素材が登場する事で同じ重さでも薄くコンパクトに成型できるのも一役買っていますね。
OSP ハイカットFの限界潜行深度は最大2m! とても扱いやすいシャッドです!
クランクベイトと等のルアーを扱う上で限界潜行深度を知ることは大切になります。HighCut Fにも潜行深度表がメーカーホームぺージで掲載されているのでありがたいですね。
ハイカットFは5mキャストして限界潜行深度が2mとなっています。使用ラインとキャストの距離によって限界潜行深度は変わりますしロッドを持つ角度でも調整できます。
ボクがフロロカーボンラインの8lb~10lbを使い釣りをしましたが、深度調整はオカッパリでも大切でボトムにコンタクトさせないようにリトリーブの調整もさせ易いです。
The Round Lip For Shad
連続ジャーク時でも一定のレンジをキープして左右にダート。ボトムノックでは、先端が尖ったリーフ型と比較して片側に流れすぎること無く、高い復元力で適度に左右に流れるアクションを見せる。また、しっかり水を掴み低速リトリーブでもナチュラルで確実なアクションを実現。
引用-OSP
ハイカット Fを使っていて感じた部分にカバーにコンタクトしてからの泳ぎの復元力があげられます。ハイカット Fは低速から高速のリトリーブでも泳ぎが安定しています。やはりウェイトの重心が低い事が要因になっているんでしょうね。
ハイカット Fのチューニング! フックサイズの変更やシャッドキャロ!
HighCut Fはデフォルトで♯10のトレブルフックが付いていますが、低水温期に浮力を抑えるのにフックサイズを上げて使う方法もよさそうです。
フックサイズを上げることでフックアップ率が上がりバラシのリスクも減るので貴重なバイトをモノにできるのではないかと考えます。
また、ディープにシャッドルアーを送り込むシャッドキャロも面白い釣り方ですよね。ボクのブログを見ている方はヒロ内藤さんのテクニックでハードプラグのキャロライナは既にテクニックとして実践されている方も多いと思います。
しかし、限界潜行深度以上の到達できないゾーンにフローティングルアーを送り込む事はそのゾーンにいるバスに見たことも無いルアーを送り込む事になるのでバイト率が上がるので試してみたい釣り方です。
おわりに
今回はOSPのシャッドプラグ、ハイカット Fを紹介しました。シャッドと言うジャンルは日本が作り出したカテゴリーになるそうです。ボクがシャッドプラグを使い出したのが80年代で当時はシャッドラップやバッシングシャッドが定番ルアーで使いまくっていました。
ファットなクランクベイトの見た目よりシャッドライクな見た目が使う側の抵抗を低くさせてくれた事もありシャッドルアーはとても人気のあるルアーです。最近ではテクニック的な部分も確立されシーズナルな使い方も謳われるほど確固たる地位を確立されたルアーになっていますね。
記事を読んでOSPのシャッドプラグ「ハイカット F」に興味が湧きましたらコチラのリンクから購入する事ができます。
今回のハイカットFのインプレッション記事があなたのバスフィッシングライフに役立てば幸いです。
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