今回は2023年にスミスから発売になったボーマー社のロングA B14Aのスミス リミテッドカラーを購入したのでインプレしたいと思います。
70年代に登場したロングA、アメリカではB15Aが人気があるようですが、日本では31/2inサイズのB14Aが人気で使われている方も多いと思います。
ボクも80年代から使っているジャークベイトで、当時はラパラは軽くてベイトリールでは投げにくいのでロングAをよく使っていました。
ジャークしてロングAがテレポーテーションしたように横っ飛びして動く中、バスが狂ったようにバイトしてくる様を見ると止められない釣りです。
では!! 「ボーマー ロングA !」スミス リミテッドカラーのインプレ!の始まりです(^O^)/
ボーマーロングA B14Aスミス リミテッドカラーの使用感は?
今回、SMITH limited CollarのロングAを使ったタックルはロッドはヒロイズムCalypsoSJ2にリールがアルファスAIR8.6にラインがシルバースレッドSAR12LBで組んでみました。
ボーマーロングAと言えばキャスタビリティーの良さとカバーにぶつけても簡単に壊れない耐久性を兼ね備えたリップを持つジャークベイトです。
リップの取り付け位置もラインアイに近いのでログのようなロール主体のアクションではなくロールも入りながら左右に飛ぶようなアクションもします。ボーマーはこのアクションでリアクションバイトを誘発させようと考えていたようです。
見た目も現代のジャークベイに近いデザインなのでアメリカンルアーのジャークベイトを使うのに抵抗がある人も取っつきやすいデザインルアーだと思います。
ちょっと前のロングAと比べるとリップの形状が異なっているようです。古い方が先端が尖ったような形状をしています。ボディも少し太くなっているので浮力も上がっているのかも知れませんが、使っていてアクション事態にそれほどの違いは感じませんでした。
浮力も高く70年代に出ている広告にはバルサミノーと同様の浮力をプラスチックで実現したとありますが、ロングAは高浮力なので水面でのトゥイッチングもこなしますしジャーキング、リッピングも安定したアクションをしてくれます。
限界潜行深度は上の図のように20lbラインで1mほど潜っていきますので、思いのほか良く潜るジャークベイトですよね。ジャークベイトも釣果を伸ばすにはゾーンコントロールが大切になります。
サイズが31/2inのタイプのジャークベイトと言えば、廃盤ですが、スミスウィック社のラトリンログARA1200や現在も販売されているレベルミノーF10Vがありますが、これらのジャークベイトの方が潜行深度は浅いのでゾーンによる使い分けをするのに便利です。
また、ロングAはリップとボディが一体成型されたジャークベイトなのでリップを削ってゾーンの浅いジャークベイトにチューニングをする事が出来るルアーでもあります。
ボーマーロングA B14Aスミス リミテッドカラーのスペック
サイズ | 3 1/2 (inch)/ 8.89 (cm) |
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フックサイズ | #6 |
重さ | 3/8 (oz)/ 9.4 (g) |
ボーマーロングAのB14Aのスペックはレングスが3インチ半でウェイトが3/8ozもあります。このサイズのジャークベイトとしては重いです。
反射板入りとなしのモデルがあり内部の構造の違いによってウェイトバランスが異なります。反射板入りはヘッド部にウェイトが配置されワンノッカー音がしますが、反射板の無いモデルはブラスビーズが5個入っていましてラトル音も違います。
水に浮かした時の姿勢も反射板ありの方が水平で反射なしは尻下がりで浮きます。浮力も反射板アリの方が強いです。
浮力に関しては浮力の強いボーン素材もアリます。カラーを剥がしてウェイクベイトしてB15Aを使うプロもいたので、ボーンカラーを販売する事になったエピソードもあります。
SMITH limited CollarのロングAはヘドンを意識した🦴カラーがラインナップされています。ボクが今回、購入したのはクラウンフラッシュとフロリダフラッシュです。ボーマーらしいカラーリングの方を選びました。
6月23日にイレクターズで行われたイベントでヒロ内藤さんにサインをもらう前にSMITHの社員さんから聞いた話ではカラーラインナップが減っているルアーはその後、プラドコは廃盤になる傾向があるそうです。
なので、SMITHとしては廃盤になる前にリミテッドカラーを作ったりして廃盤にならないように努力しているそうです。
ボーマー時代のロングAは28色もラインナップされていた時代もありました。ボーマーロングAのB14Aが好きな方は今後の事を考えるとストックしておいた方がいいのかも知れませんね。
ボーマーロングAの歴史と疑問をヒロ内藤さんに質問してみました
ボーマーロングAはベイトキャスティングでもキャストがしやすく飛距離が出るジャークベイトとして開発され70年代に販売されます。上の広告にもベイトリールが写っていますよね。
先に販売されたのが上の広告にあるB15Aからで、その後に31/2inサイズのB14Aがラインナップされていった経緯があります。
2023年6月23日にヒロ内藤さんとお会いする機会があり、ボクが疑問に思っていたロングAに関する質問をしてみました。
60年代に輸入されたRapalaを超える為にレーベル社とバグリー社はレベルミノー、バングオーのジャークベイトを作り販売しましたが、ボーマー社はなぜ、この流れに乗らずに、70年代に入ってからロングAを販売したのかと伺うと。
ボーマー社のあるテキサス州がニューディール政策によるダム湖を建設していたので、ボーマー社はダム湖に効果的なディープダイバー、ボーマーベイトを作るだけで需要を満たしていたそうです。
しかし、会社が大きくなるに従い全国のユーザーニーズに答えるべく、ジャークベイトのロングAを作ったと教えて頂きました。
また、ボーマーのファットAを作り出したルアーデザイナー、チャーリーメドレー氏はロングAの開発に関与したのか質問したところ、1972年に24歳でボーマーに入社されていますが、ロングAの開発には関与していないとのことでした。
ヒロ内藤さん、質問に答えて頂きありがとうございました。
スミス リミテッドカラーとオールドヒートンモデルとの比較
スミス リミテッドカラーとオールドヒートンモデルとの比較をしてみたいと思います。先ずはプラスチックの素材の違いが目で見て触れて見て感じる事ができます。
現行品は表面がツルっとしていて硬いですが、オールドの方は表面がヌメっとした感じで柔らかい感じのプラスチックです。もう1本ボクはオールドのヒートンモデルを所有していますが、経年劣化で粉が吹いたような様になっています。そして、あの独特の古いルアーの匂いがしますよ。
リアのフックがヒートンになっている為、8管のモノより多少、重くなっています。ヒートンタイプのロングAを購入してスピンテールミノーにチューニングする方法があります。
ボクも試した事があるのですが、金属の小型のプロップを付けると、お尻を下げて沈んだ姿勢になるので軽い金属かプラスチックのプロップを取り付けるとバランスが取れると思います。
やはり、更に古いヒートンタイプと比べてもリップの形が異なっているのがわかります。また、ラトル音も鉛の玉なのかヒートンタイプの方が小さくて現行品の方がブラスビーズのようで大きいです。ボディウェイトは現行品が8.3gオールドヒートンが8.6gと同じような重さでした。
流石、プラスチックの繋ぎ目や色の発色の処理などは現行品が綺麗ですから、オールドへのコダワリが無ければ現行品を購入するといいと思います。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。2023年のスミス リミテッドカラーのボーマーB14Aの事が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
今回の「スミス リミテッドカラー ボーマーB14A」の記事を読んでボーマーB14Aを購入したいと思われたら下記のリンクから購入する事ができます。
昔からある当たり前のミノーが廃盤の危機に立っているという事にイマイチ現実味がありませんが、確かに売り上げの悪いモノを残しておくことは経営としてないのでB14Aは無くなってしまうかもしれませんので、意識しておく必要がありそうです。
「ボーマーロングA B14A」スミス リミテッドカラーのインプレの記事があなたのバスフィッシングライフサポートになれば幸いです。
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