今回はブーヤー社のコバートシリーズ・スピナーベイトのダブルウィロー・ダブルコロラド・シングルコロラドのナイトタイムを3つのスピナーベイトをインプレをしたいと思います。
ブーヤー社のコバート・スピナーベイトってどうなの?アメリカンルアーだけど大丈夫?とか思われている方に見て頂きたいインプレです。
このインプレを見る事でブーヤー社のコバート・スピナーベイトの性能を理解する事ができ他のスピナーベイトとの違いも理解できる内容になっています。
また、以前にもブーヤー社のコバートシリーズのナイトタイムをインプレしましたが、新たに気付いた点もあったのでその辺も追加のインプレしたいと思います。
では! 「ブーヤー コバートシリーズ」秘密のスピナーベイトインプレの始まりです(^O^)/
コバートシリーズはジェイソンクリスティーのアイディアが詰まっている!
トーナメントプロである ジェイソンクリスティーが40年以上をかけてスピナーベイトのチューニングを続けてきた集大成がブーヤーのコバート・シリーズスピナーベイトです。
スピナーベイトを得意とする ジェイソンクリスティーの豊富な知識と経験が詰まっていますし、2021年のBassmaster、サビーン・リバーElite戦での優勝の記憶が新しいですよね。
このトーナメントで活躍したのがコバートシリーズです。コバートシリーズのスピナーベイトを見た時にスグに気付くのがアシンメトリーなヘッドの形状やデフォルトで取り付いている老舗スピナーベイトブランドでもあるヒルデブランドのブレードが取り付けられている点だと思います。
コバートシリーズは自社のブレードではなくヒルデブランド社のブレードを使用するあたりを見てもすごいコダワリを感じるスピナーベイトだと分かると思います。
コバートシリーズの中で、今回インプレしたのは上記の3種類です。この三種類のスピナーベイトの特徴と使い心地をインプレしたいと思います。
他にもコバートシリーズには、シングルコロラドやコロラドウィロー、ダブルインディアナブレードの組み合わせのスピナーベイトもラインナップしています。
ブーヤ コバートシリーズ ダブルウィロー タイプ
コバート・スピナーベイトのインプレで使ったタックルはヒロイズムのウィザード6.4CSとヒロイズムAIRウィザード6.2にリールはスティーズSV TW、ラインはシルバースレッドHIRO’s Choiceスピナーベイト20LBで組んでみました。完全なHIROism/styleなタックルで実釣してみましたよ。
実際にヒロ内藤さんが動画内でも使用されているタックルですから、間違いない組み合わせです。
コバート・ダブルウィロースピナーベイトはコンパクトなスピナーベイトの割にブレードが大きいように感じます。なのでキャスト時にクルクル回って飛んでいくかと思ったのですが心配をよそにしっかり飛んでくれます。
インプレした日が風が結構ありましたが風でバランスが崩れてしまう事は少なかったですね。バランスが崩れるとバックラシュの原因にもなるので大切な部分です。
巻き心地はバイブレーション感が無い典型的なダブルウィローのスピナーベイトです。少しレンジを下げて引いても手前に近づくにつれて変に浮き上がる事もなくゾーンコントロールはやり易いと感じました。急に浮き上がったりしないので、バーニング、ウェイキングもスムーズにこなせますよ。
コバートスピナーベイトのインプレをするにあたって同じダブルウィローのWareagleの1/2ozスピナーベイトを間に挟みながら使っていました。
Wareagleの1/2ozスピナーベイトはアームも長めでオーソドックスなフォルムをしたスピナーベイトです。スピナーベイトの使用感をリセットするには良いと思い使っていました。
コバート・ダブルウィロースピナーベイトを使った感想としては、バイブラフレックススピナーベイトが無くなった今は、硬質なワイヤーを持つスピナーベイトがコバートとパイキーしかないので、このワイヤーのフィーリングが好みなら選択肢に入れるべきスピナーベイトです。
タダ、この硬質アームを持つスピナーベイトはブレード交換が大変です。スピナーベイトをやり込んでいる人は、ゾーンとスピードのコントロールにブレードの交換をその場でされるので、コバートスピナーベイトはスイベルごとブレード交換ができない為、ブレードの交換に時間が掛かる点はデメリットです。
ブーヤ コバートシリーズ ダブルコロラドタイプ
ダブルコロラドタイプはブレードの回転角が広いので浮き上がり易いのが特徴で表層をゆっくりリトリーブする事が簡単なブレードタイプです。ダブルコロラドの組み合わせは国産のスピナーベイトではあまり見かけなくなりましたね。
ダブルコロラドは、障害物周りでもカバーに絡めて落とし込んだりしてもリアのブレードがしっかり回ってくれるので、多様な使い方が出来るスピナーベイトです。
コバートシリーズのダブルコロラドの特徴は、カラーブレードを採用している点ではないでしょうか?ひと昔前はカラーブレードはスモールマウスバスに効くと言われていました。
コバートシリーズのスピナーベイトのビーズはシルバーとゴールドが採用されています。昔のスピナーベイトは赤いビーズが入っているモノがありました。明滅効果を狙ったものですがその代わりにカラーブレードを採用しているのかもしれませんね。ダブルコロラドも安定した良い泳ぎをしてくれます。
ブーヤ コバートシリーズ ナイトタイム
コバートナイトタイムは旧ブログに使い出した時のインプレを掲載していますのでそちらも参考にしてほしいのですが、使ってい続けて感じることはブーヤブレードのナイトタイムと比べるとコバートシリーズの方が巻き抵抗が軽くトルクが抑えられているように感じます。
ブレードのカップのベンドカーブがブーヤのブレードとヒルデブランドのブレードでは異なりブーヤ製の方がベンドカーブがキツイです。ベンドカーブに対してブレードは回転すると言われているのでヒルデの方が回転角大きく回ります。
もう一つナイトタイムのブレードの特徴が表と裏でカラーが異なる点です。バスは動体視力が良いですから赤から黒に明滅するブレードを確認出来ているはずですし気になると思います。シンプルですがとても効果のありそうなアイディアですね。
ブーヤ コバートシリーズの秘密 非対称な形のヘッドデザイン!
片側だけエラが張ったような形状をしているコバートシリーズのヘッドですが、これによってスピナーベイトをリトリーブしている時にブレードのトルクでスピナーベイトが横に傾こうとするのを抑え込む働きをします。
近年のスピナーベイトのバランスはとても良いモノが多いのですが、各メーカーによって様々なアイディアが盛り込まれています。以前にPRADCOのエクスキャリバーから前後のブレードが逆回転してトルクを打ち消すスピナーベイトが発売され、後にブーヤー社のカウンターストライクスピナーベイトに引き継がれます。
スピナーベイトの泳ぎの安定はフッキング率や釣れ方に大きく影響を及ぼすので重要な部分です。
では、何故カウンターブレードにしなかったのか言う疑問が出るのですが、以前、ヒロ内藤さんにこの件を質問したところ、ブレードの回転レスポンスを優先する為という回答を頂きました。この回答から考えるに、カウンターストライクはブレードの回転レスポンスが悪いとも言えますね。
でも、考えて下さいブレードの回転が悪いスピナーベイトを何故、売っているのでしょうか? 実はカウンターブレードにはバイブレーションを増やす効果があるのです。
なので、コバートスピナーベイトのダブルウィローをリトリーブしている時はブレードの振動は感じられませんが カウンターブレードの方が振動を感じる事が出来るのでバイトが取りやすい点があげられます。
今回のインプレで新たに気付いた点がヘッドの形状が低重心に作られている点です。ヘッドから出ているフックが通常のスピナーベイトでしたらヘッドの中心からフックの軸が出ているのですが、コバートシリーズはそうではなく、ヘッドのブレード側にズレた位置からフックが伸びてきています。
その分ヘッドが下がったデザインになっており、低重心でバランスを保つデザインになっていると考えられますし、底の設置が多少フックより先に当たるのでボトムのトレース調整とゴミを拾いにくくなっているように思います。
コバートシリーズの秘密! ブレード設置距離とヒルデブランドのブレード
コバートシリーズのブレードは高価なヒルデブランドのブレードが付いていてとても輝きが良いです。ヒルデブラントは、1899年にジョンJ.ヒルデブラントによってスタートしました。2000年代初頭まで家族が経営されていましたが、ヤキマベイトに経営が移りました。
ヒルデブランドのブレードは厚い真鍮を打ち抜いて純金、銀、銅で厚くメッキします。暑いメッキにより強いバイブレーションが生まれ、厚い金属と純粋なシルバーとゴールドが相まって、変色せず、岩やその他のカバーに強いブレードを作りました。
コバートシリーズのリーディングブレードとトレーディングブレードの設置距離はかなり近く接触している面積が大きいのと取り付いているブレードサイズがリーディングブレードが#4トレーディングブレードが#4.5と0.5サイズ違いで組まれています。
バーニングリトリーブやウェイキングもやり易くウェイキングからのブレイク&キルを掛けた時のブレードの接触音は出しやすいスピナーベイトだと感じました。
これだけブレード間の設置距離が近いと中層をストップ&ゴーで引いてきたりブースト&キルを掛ける事で水中でも接触音を出してアピールる事ができると思います。
ブーヤ コバートシリーズのローワーアームの長さによる特徴!
左がWareagleのスピナーベイトと右がコバートスピナーベイトですが、見て分かるとおりローワーアームの長さがかなり短いのが分かってもらえると思います。
アッパーアーム側も5ミリ程度短いです。コバートスピナーベイトはコンパクトなフォルムをしているのでフィッシングプレッシャーが高いフィールドでも使い易いスピナーベイトです。高速リトリーブでもアームの長さが短い分安定して泳いでくれる秘密がここにもあります。
スカートはWareagle社と似たフレアの仕方をしているのですが、スカートの動きを良くする為の工夫だと思います。
コバートスピナーベイトは、非メッキの17-7ステンレススチール・ブロンズワイヤーが使われています。昔のスピナーベイトは、太いワイヤーで硬さを持たせてブレードのバイブレーションをヘッドへ伝える様にしていましたが、コバートシリーズの様に細いワイヤーでも硬質処理する事で、ヘッドへバイブレーションを伝えやすくしています。
ブーヤー コバートスピナーベイト インプレ おわりに
今回はブーヤーのコバートシリーズのスピナーベイトを紹介しました。コバートスピナーベイトは見た目もアメリカンルアーぽさが抜けたデザインですから日本製に慣れた人でも入りやすいデザインになっていると思います。
コバートスピナーベイトはコンパクトでリトリーブ時のゾーンコントロールがロッドの高さを変える事でゾーンのキープがやり易いスピナーベイトです。
コバートシリーズは他にも様々なブレードの組み合わせがあるので、スピナーベイトをコバートシリーズから使い始めるのでしたら、コバートで揃えた方がゾーンのコントロールとスピードのコントロールがシステマティックになると思います。
この記事を読んでブーヤーの「コバートシリーズ」に興味を持たれたら下記のリンクから購入する事が出来ます。
ボクが言うのもあれですが、いろいろなメーカーのスピナーベイトを持つのも楽しいですが、コンフィデントスピナーベイトを作る事が自信を持ってスピナーベイトを扱えるので良いように思います。迷いが出るのとボクみたいに迷走しっぱなしになるので!
今回のコバートシリーズの記事があなたのバスフィッシングライフサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント
コバートのレビュー
有り難うございます!
特に、カウンターブレードには
バイブレーションを増やす効果がある
には、目から鱗でした。
先日、リバーサイド社の
カウンターアタックを入手
したのですが、凄い振動を
感じられていたので、
この記事で謎が解けました☺️
コバートは、斬新な色使いの
カラーラインアップもあり
揃えてみても面白いルアーだと
思います。
次は、実釣編も宜しく
お願い致します👍️
次男坊さんコメントありがとうございます。
コバートクリーズのインプレ楽しんで頂いて何よりです😁
実際に淀川釣行で使ったのですが、今回はスピナーベイト縛りで
頑張りましたが釣果は得られずでした😏
実はコバートシリーズのダブルウィローだけではなくダブルコロラドや
Wareagleのスクリーミン イーグル3/4ozも試してみました。
またインプレで書かせてもらいますがスクリーミン イーグルはヤバイです😁
使ってみてチョット衝撃的でしたよ😃 しかし淀川は厳しいなぁ~