バスフィッシングが大好きな皆さんこんにちは、今回の釣りたいバス釣り日記は、ルアーインプレッションです。世界で初めてリップとボディが一体性けてされたジャークベイト、コットン コーデル社の「レッド フィン」の中からC08、CJ9、をインプレッションします。
コットン コーデルのレッド フィンは、バスフィッシングで非常に人気のあるルアーです。その特徴的なデザインと動きで、多くのアングラーに愛されています。特に、レッド フィンはその高い浮力を利用したウェイキングも魅力です
また、透明度の高い水域で有効とされるジャークベイトですが、レッド フィンは濁り気味の水域でも、その大きくバタバタしたアクションでバスを引き寄せる力があります。
レッド フィンは、ジャークベイトとしては初めてリップとボディの一体成型されたジャークベイトでもあります。ボディ一を体成型にする事で、浮力の確保とリップが後付けでないので、製品としてのバラツキが少ないルアーを作る事に成功します。
当時、5ドルもしていた高額なラパラに対して対抗する形で、アメリカンルアーメーカーは1.25ドルで販売されていたそうで、コットンコーデル社も安価にルアーをお客様に届ける為に、レッド フィンを作り出しました。
では!! リップ一体型の元祖!コットンコーデルのレッド・フィンのインプレの始まりです(^O^)/
コットンコーデール社のレッドフィンC08とCJ9を使った感想
コットンコーデール社の「レッドフィンC08」を使った感想は、その高浮力と大きなアクションが特徴的なジャークベイトです。
ユニークなのは、リップの取り付け位置が一般的なジャークベイトよりも後方にある点で、これによりロールアクションが強くなる構造を持っています。このため、写真を見ると、ボディにはフックサークルの跡がくっきりと残っているのが確認できます。

さらに、「レッドフィン」の革新的なデザインの一環として、リップとボディを一体成型した世界初のジャークベイトである点が挙げられます。
この構造により、リップの安定性が劇的に向上し、軽量化されたノーズ部分が非常に優れたアクションを引き出します。
これにより、他のジャークベイトに見られる問題、例えば接着の不完全さからくるリップの曲がりや、ノーズが重すぎて水平を保てないといった欠点が解消されています。このリップとボディの一体化デザインは、現代のルアー製作にも広く受け継がれている重要な技術です。
これらの要因から濁りが入った状況でも、バスにアピールするジャークベイトと「レッドフィン」が言われるのも納得できます。
「レッドフィン」の弱点として、キャスタビリティー(飛距離や投げやすさ)の低さが挙げられます。これは「レッドフィン」の構造上の制約によるもので、重心移動システムが内蔵されていない上に、全体的に軽量化されているためです。このため、特に風の強い状況では、思うように飛ばせず、キャストが難しくなる場合があります。
「レッドフィン」の使い方としては、カバー周辺にキャストした後、まずはトゥイッチで誘いをかけてみるのがポイントです。
それでも反応がなければ、ジャーキングを取り入れることで変化点を演出し、バスを惹きつける効果があります。この工夫次第で、より効果的な釣果が期待できるでしょう。
「レッドフィンCJ9」のインプレッション
「レッドフィンCJ9」を使用した最初の印象はジャーキングがやりにくいミノーと言う感じです。トゥイッチングを行うと浮上の仕方がジョイントプラグ独特の浮き方をするので、「レッドフィンCJ9」の世界観があり、楽しめますが、潜り出しが悪いのでキャスト後すぐにジャーキングを始めると動きが破綻しがちです。

ステディーリトリーブ(ただ巻き)で使うとウェイクベイトして使え独特のロールアクションとジョイントボディの効果で艶めかしく動いてくれます。
ボディの浮力が高い事からこのような使い方が出来ると思われます。さざ波程度ならウェイクベイトとして使えるので、基本的にボクはウェイクベイトとして使いながら、ピンポイントではトゥイッチングを入れて変化点を作る使い方が一番好きでした。

「レッドフィンCJ9」はジョイント部の前後のボディの比率が極端に違っています。かなり前方のボディが大きく浮力を持たせていますが、浮き姿勢は尻下がりで浮いています。
レーベルミノーも同じような比率ですが、ジョイテッド・パイキーのように半分程度の比率でジョイントされているジョイントミノーもあります。この辺りの比率の違いによる効果については、また調べていきたいと思います。
「レッドフィンCJ9」のヒロ内藤さんチューニング仕様!
「レッドフィンCJ9」のチューニングとして有名なのが、ヒロ内藤さんのウェイクベイトチューンです。以下の写真のように、前方のボディの端に板オモリを貼って姿勢を調整します。
浮き姿勢はリップと水面が平行になる程度のウェイトを足す事で、ウェイクしやすい「レッドフィンCJ9」が作れます。

今回のインプレでノーマルの「レッドフィンCJ9」でもウェイキングさせましたが、十分使えると感じましたが、ヒロ内藤チューンの方がロールが強いと感じました。リップが水面に近い事もあるのか、ジャーキングはコチラの方がやり易く感じます。
ルアーデザイナー、コットン・コーデルが「レッドフィン」を作り出した背景
伝説のルアーデザイナー、コットン・コーデルの回想を要約すると、彼が「レッドフィン」を作り出した背景と、その優れた性能が明らかになります。
政府が新しい湖を次々と作っていた時代、コットン・コーデルはオワチタ湖やサム・レイバーン湖といった新しい釣り場を舞台に、最初のレッドフィンを完成させました。このルアーは、当初はラージマウスバス用として設計されましたが、今ではソルトウォーターや淡水のストライパーアングラーにも愛されています。
他のルアーと一線を画す特徴として、レッドフィンはリップとボディを一体化させたデザインを採用しました。この構造により、リップが緩むことなく安定し、軽量なノーズが優れた泳ぎのアクションを実現。他のミノーに見られるリップの固定が不完全で曲がる問題や、ノーズが重すぎるために水平に座らない欠点を解消しました。
効果的な使い方としては、キャスト後にポーズを取りながらルアーを泳がせることで魚を引き寄せます。特に、停止している間に魚がヒットすることが多いのが特徴です。
レッドフィンは、当時も今も釣りの世界で革新的な存在であり、多くのアングラーに愛され続けています。
コットンコーデール レッドフィンの各種モデルとスペック
コットンコーデール社の「レッドフィン」は、以下の5モデルが販売されています。ボディサイズは4インチ~10インチまであります。

モデル名 | サイズ | 重さ | フックサイズ | 潜航深度 |
---|---|---|---|---|
レッドフィン(C08) | 4インチ | 3/8オンス(11g) | #4 | 0ft(0m)〜2ft(0.6m) |
レッドフィン(C09) | 5インチ | 5/8オンス(17.7g) | #2 | 0ft(0m)〜3ft(0.9m) |
レッドフィン(C010) | 7インチ | 1オンス | #3/0 | 0ft(0m)〜1ft(0.3m) |
レッドフィン(CJ9) | 5インチ | 5/8オンス(17.7g) | #2 | 0ft(0m)〜3ft(0.9m) |
レッドフィン(CD9) | 5インチ | 5/8オンス(17.7g) | #2 | 0ft(0m)〜10ft(3m) |
CJ9がジョイント仕様になっており、CD9はダイビングタイプの「レッドフィン」になっています。
「レッドフィン」をインプレッションした際のタックルセットアップ
「レッドフィン C09」をインプレッションした際に使用したタックルセットアップは、ロッドがヒロイズムのカリプソSJにリールがスティーズCT、ラインがナイロンラインのシルバースレッド・ヒロズチョイスのクランキング15lbです。

レッドフィンの4インチサイズの(C09)サイズのジャークベイトを取り扱うには最適なタックルセットアップだと感じました。ミディアムライトアクション程度の6フィート前後のロッドが使い易いと感じます。リールは好みでノーマルかハイスピードギアのモノを選ぶと良いと思います。
ジャーキングで使用するラインには、伸びが少ない太めのナイロンラインが最適です。特に、12ポンド以下のラインではアクション時に伸びが生じやすく、その結果ルアーの動きにキレがなくなり、魚への反応が遅れることがあります。そのため、しっかりとしたナイロンラインを使用することで、より効果的なアクションが引き出せるでしょう。
「レッドフィン(CJ9)」をインプレッションした際のタックルセットアップ
「レッドフィンCJ9」をインプレッションしたタックルは、ロッドがミディアムヘビーのファーストテーパーのヒロイズムのウィザード64CSW2にリールがスティーズリミテッド7.1、ラインはシルバースレッドSARの20lbです。

「レッドフィンCJ9」はウェイトが5/8オンスもあり、ウェイキングで使う事を中心に考えるとある程度の長さのあるロッドが必要だと考えて、このタックルを組みました。ロッドはミディアムアクション~ミディアムヘビー位が使い易いと感じます。
リールは好みにもよりますが、「レッドフィンCJ9」は巻き抵抗は軽いですし、ボクはルアー回収が速いハイスピードタイプを気に入って使っています。ラインはステディーリトリーブを中心としたウェイキングだとフロロカーボンでもナイロンでも構わないと思います。
おわりに
今回はコットンコーデール社のレッドフィンをインプレッションしました。レッドフィンのラインナップは、現在も変わらず販売されている事から、アメリカでは人気はあるように感じます。
日本ではラトリンログやロングAは話題になりやすく、ボク自身もあまり触手が伸びないジャークベイトですが、レッドフィンにしか出せないアクションがあるのでもっと使っていきたいと思いました。
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リップ一体型の元祖!コットンコーデルのレッド・フィンのインプレの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^_^)v
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