「10分で学べる!」ノーシンカーワームのリグの作り方と使い方!

ルアーの使い方

今回はノーシンカーワームのリグの作り方からノーシンカーワームのアクションや使い方について紹介したいと思います。

ノーシンカーワームのリグの作り方のに必要なのはワームとフックです。また、ヨレが出やすいストレートワームを使ったスタイルには、より戻しとリーダーを組んむ事でラインのヨレを解消する事が出来ます。

使うワームのタイプは様々ありますが、一般的にストレートワームやフディーニタイプと呼ばれるジャークワームを使います。また、リグによってはノーシンカーワッキーもノーシンカーリグに含まれます。

90年代にノーシンカーグラブをバズベイトのように使うグラビンバズというテクニックも登場し、トップウォータールアーとしても使う事が出来ますし、高比重ワームを使う事で様々なレンジを攻める事ができます。

ノーシンカーワームのリグの作り方は至って簡単でテキサスリグなどをリグるようにワームにオフセットフックをセットするだけでOKです。

では!!「10分で学べる!」ノーシンカーワームのリグの作り方と使い方!の始まりです(^O^)/


オフセットフックを使ったノーシンカーリグの基本的な作り方と手順

ノーシンカーリグは、バスフィッシングにおいて非常に人気のあるリグの一つです。シンカーを使用せず、ワームの自然な動きを最大限に活かすことができるため、バスが警戒しにくくなります。このリグは特にプレッシャーが高いフィールドや、バスの活性が低い時に効果を発揮します。

※ノーシンカーリグの基本的な作り方は以下の手順でリグって行きます。

オフセットフックによるノーシンカーリグ
  1. フックの選択:ワームのサイズに合ったオフセットフックを選びます。フックのサイズが合っていないと、ワームの動きが自然でなくなり、バスに警戒される原因となります。
  2. ワームのセッティング:フックをワームの頭部から中央に向かって通し、クランク(フックの曲がっている部分)までしっかりと入れます。その後、フックをワームに沿って回転させ、再度ワームを貫通させます。この時、針先がワームの外側に出ないように注意し、少しワームの中に埋め込むと良いでしょう。
  3. ラインの結び方:フックをラインに結び付けます。この際、しっかりとした結び方を行うことで、フックが外れるリスクを減らすことができます。

ノーシンカーリグはウェイトを付けないだけで、ワームとオフセットフックのセッティングだけで行えるシンプルなリグです。


「知っておくと便利」ノーシンカーリグをセッティングするうえでポイント!

ノーシンカーリグは、その基本的な形から多くの応用が可能です。例えば、ワームの種類やサイズを変えることで、オープンウォーターからカバーの奥まで、さまざまなシチュエーションで使用できます。また、水深が深い場所や流れのある水域では、他のリグの方が適している場合もあります。

ノーシンカーリグのバリエーションは、釣り人の工夫次第で無限に広がります。基本的なリグの作り方をマスターした後は、自分の釣りスタイルや状況に合わせて、さまざまなバリエーションを試してみることをお勧めします。

例えば、オフセットフックのラインアイをワームから出す事でワームのフォール姿勢が頭から沈んでいきますので、早くワームが沈んでいきます。逆にラインアイをワームに埋め込むと、重心が後方にずれるので、フォールスピードが抑えられます。バスの活性に合わせてオフセットフックのセッティングを使い分けることで釣果に繋がります。

また、ノーシンカーリグでオフセットフックへラインを結ぶ際、ラインをラインを締め付けて結ぶセンチノットではワームに余分なアクションが生まれませんが、ループノットで結ぶ事でワームに余分な動きを出すが出来ます。

スピニングタックルでフローティングワームのようなストレートワームを使用する場合には、ラインのヨレが出やすいので、スイベルキャロのようにスイベル(ヨリ戻し)を付けてからリーダーを組みその先にワームを結ぶ事でヨレを防止してくれます。


「ノーシンカーリグの使い方」ノーシンカーリグの5つのアクション!

ノーシンカーリグは、バスフィッシングにおいて非常に効果的なリグです。このリグの最大の特徴は、シンカーを使用せずにワームの自然な動きを演出することができる点にあります。ノーシンカーリグのアクションをマスターすることで、バスを誘う魅力的なプレゼンテーションを作り出すことができます。

※ノーシンカーリグのアクションには、以下の5つのアクションやリトリーブ方法があります

  1. フォール(落下):
    ワームを水中に投入した後、自然に沈下させます。この動きは、バスが餌を捕食する際の自然な状況を模倣しており、バスの注意を引きやすいです。
  2. トゥイッチ(短い距離を動かす):
    ロッドの先を軽く引っ張ることで、ワームに短く速い動きを加えます。この動きは、バスにとって逃げる小魚や虫を模倣したもので、攻撃本能を刺激します。
  3. シェイク(ロッドを細かく振る):
    ロッドの先を細かく振ることで、ワームに微妙な振動を与えます。このアクションは、ワームが生きているかのような微細な動きを作り出し、バスの好奇心を引きます。
  4. デッドスティック(静止させる):
    ワームを一定時間静止させることで、バスが警戒心を解いて近づくのを待ちます。このテクニックは、特に警戒心が強いバスに有効です。
  5. スイミング(泳がせる):
    ワームをゆっくりと引いて泳がせることで、小魚が泳いでいるようなアクションを演出します。この動きは、バスの捕食本能を刺激します。

これらのアクションを効果的に使い分けることで、バスの活性や状況に応じたアプローチが可能になります。ノーシンカーリグは、バスの反応を見ながら様々なアクションを試し、最も効果的な方法を見つけることが重要です。

ノーシンカーリグのアクションを学ぶには、実際にフィールドで練習を重ねることが近道です。また、経験豊富なアングラーの実釣している動画等を見ることも、技術を向上させるのに役立ちます。ノーシンカーリグのアクションをマスターすることで、バスフィッシングの楽しさと成功率を大きく高めることができるでしょう。


ノーシンカーリグを使う上で知っておきたい特徴!

ここで、ボクがノーシンカーリグを使い続けて感じた「ノーシンカーリグの特徴」を示しておくのでノーシンカーリグの出しどころを身につけましょう。

ノーシンカーリグがイケてる部分

  • ナチュラルなアクション:シンカーがないため、ワーム本来の動きを活かすことができます。
  • 根掛かりしにくい:オフセットフックを使用することで、根掛かりを避けやすくなります。
  • コストパフォーマンス:シンプルなリグなので、コストを抑えることができます。

ノーシンカーリグが苦手な事

  • キャストが難しい:シンカーがないため、キャストが難しくなることがあります。
  • フォールスピードが遅い:シンカーがないため、フォールスピードが遅くなります。これはメリットでもありますが、状況によってはデメリットとなることもあります。
  • 風が吹くと使いづらい:リグが軽いので、風が強いとボトムの着底が掴みにくく、ラインが風で引っ張られる事でワームが流されやすくバイトが取りにくくコントロールが難しくなる。

ノーシンカーリグによく使うワームタイプ6選!

ボクの経験ではノーシンカーリグは、バスフィッシングにおいて多様な状況に対応できる汎用性の高いリグです。そのシンプルな構成が、さまざまなバリエーションを生み出しています。ここでは、ボクがよく使うノーシンカーリグに使用するワームタイプ6タイプを紹介します。

➀ グラブ

グラブ系ノーシンカーリグは、特に表層を速めに巻く「グラビンバズ」で効果を発揮します。テールから水しぶきを発生させ、バスを誘います。ボクはバズベイトでバイトが無くてもグラビンバズにバイトが集中した経験があります。浮遊ゴミが多い場所でも使用できるため、非常に便利です。

グラブ

ソルト入りのグラブを使う事で、キャスタビリティーが上がるので、スピニングタックルと組み合わせて使うと扱いやすいです。

② シャッドテール

シャッドテール系のノーシンカーリグは、ただ巻きするだけで表層直下から中層を泳ぐアクションを演出します。ワーム自体に重量があるため、キャストも容易で、風の強い日でも扱いやすいです。

シャッドテールワーム

ノーシンカーリグで中層を狙う時にステディーリトリーブで狙う事ができます。水押しの強いクランクベイトやアピールの強いスピナーベイトではバスが警戒する時にはナチュラルな波動と動きを見せるシャッドテールタイプのノーシンカーリグが活躍します。

➂ ストレートワーム

ストレートワームをワッキー掛けにすることで、フォール時に水平姿勢を保ちながらゆっくり沈むアクションを作り出します。これはベイトフィッシュのようなフォールを演出し、バスのバイトを促進します。

ストレートワーム

ストレートワームも現在では、フォール中に自発的に泳ぐワームが開発されたりストレートワームなのに曲がった癖の付けることで視覚効果を狙ったデザインのワームも販売されています。

④ 虫系ワーム

虫系ワームを使用したノーシンカーリグは、特に底質が柔らかい場所や、植物が生い茂るエリアで効果的です。ナチュラルな動きがバスの注意を引き、アタックを誘います。

虫系ワーム

また、ノーシンカーリグは根掛かりしにくいという利点もあり、カバーの多いエリアでもルアーを失う心配がなく、理想的な釣りができる。さらに、ルアーがナチュラルにフォールすることで、ウエイトのような急降下がなく、昆虫や傷ついたベイトフィッシュをイミテートします。

⑤ ノーシンカージャーク

80年代にはフローティングワームを使ったジャークワームの釣りが流行りました。当時のフローティングワームは高浮力なマティリアルを使ったストレートワームでした。現代ではよりベイトフィッシュライクな動きをさせるために、写真のようなフディーニタイプのジャークワームが一般的です。

ノーシンカージャークワーム

ノーシンカージャークワームの釣りで重要なのが、ワームを通すゾーン(層)が重要になってきます。活性が高いアフタースポーニング以降のバスを表層で狙うのか、または中層をサスペンドしたバスを狙うのかが重要になります。

⑥ 高比重ワーム

高比重ワームは、ワーム製造過程で大量のソルト(塩)などを注入して重量を増したもので、通常のソルト入りワームと比べてかなり重いワームに仕上がっています。写真のようなウィング等のパーツが付いていない高比重ワームはロングキャストと自然なフォールを可能にし、カバーの多い環境や魚が怯えやすいクリアウォーターでバスを狙う際に重要な役割を果たす。

また、昆虫の足のようなパーツが付いた高比重ワームも人気があります。余分なパーツが付いている事でフォール中に細かなアクションを生み出しバスにアピールします。


「ノーシンカーリグのタックルセットアップ!」ロッドやリール、ラインを考える!

ノーシンカージャークワームのタックルセットアップは使うワームの重さでベイトタックルかスピニングタックルかをセレクトします。

ノーシンカーリグに適したロッドとリールの選び方

ノーシンカーリグは、バスフィッシングにおいて非常に効果的なリグの一つです。このリグは、特にプレッシャーが高いフィールドや、根掛かりが多発するエリアでの使用に適しています。しかし、ノーシンカーリグを最大限に活かすためには、適切なロッドとリールの選択が重要です。

ロッド選びのポイントは、ライト~ミディアムアクションのファーストテーパーのモデルを選ぶことです。これにより、シンカーを使用しない分、ルアーの重量をロッドに乗せやすくなり、繊細なアクションを容易に行うことができます。また、ノーシンカーリグ特有の食わせのアクションも、ファーストテーパーロッドを使用することで容易になります。

ロッドの長さはオープンウォーターなら6フィート以上のロングロッドを使う事で飛距離が稼げて広範囲を探る事ができます。ピンスポットを狙う場合は5フィート~6フィート前半の短めのロッドを使う事で狙ったポイントにルアーをプレゼンテーションさせ易くなります。

リール選びでは、スピニングリールかベイトリールを選ぶことが一般的です。スピニングリールは、軽量なリグの扱いやすさと、スナッグレス性能を活かした釣りに適しています。一方、ベイトリールは、より精密なキャストが可能で、特にタイトなスポットへのアプローチに優れています。軽量なワームを扱う時はベイトフィネスリールを使う事でキャスタビリティーが良くなります。

ノーシンカーリグは、オープンウォーターやカバー周り、サイトフィッシングなど、多様なシチュエーションで活躍します。ロッドとリグの相性によってワームの性能が大きく変わるため、自分の釣りスタイルに合ったタックル選びが、釣果を左右することになります。

ノーシンカーリグに適したフィッシングラインの選び方

ノーシンカーリグのセッティングはライン選びもノーシンカーリグの成功には欠かせません。一般的にはスピニングタックルでは4~8lbの細いラインが推奨されますが、カバーがあるエリアでは少し太めのラインを使い、ラインブレイクを防ぐことが大切です。ベイトタックルでは12lb~20lbの太いラインを使ってカバーの奥を狙っていく釣りが楽しめます。

ラインが太すぎると飛距離が落ちたり、沈下スピードに影響を与えるため、フィールドの状況やターゲットに合わせたラインの種類や太さの選択が求められます。

ラインの種類はナイロン、フロロ、PEとどれを使っても構いませんが、ボクの経験では、PEは風が強い時は流されて扱いにくく、リーダーシステムを組む必要があるので、初心者の方にはあまりおすすめしません。ナイロンやフロロカーボンの方が、ノーシンカーリグでは扱いやすいと思います。ラインの太さは釣り場のカバーの濃さで決めると良いです。

バスフィッシングにおけるノーシンカーリグの魅力とは、そのシンプルさにあります。複雑なリグよりも直感的で、自然なプレゼンテーションを可能にするこのリグは、多くのアングラーにとって必須のテクニックです。ノーシンカーリグをマスターすることで、バスフィッシングの楽しみ方がさらに広がるでしょう。


ノーシンカーワームの沈下率と沈下姿勢が釣果に与える影響

ノーシンカーワームは、その名の通り、シンカーを使わずに釣りを行うリグであり、バスフィッシングにおいて非常に人気があります。このリグは、ワームの自然な動きを最大限に活かし、魚にストレスを与えずにアプローチすることができるため、特にプレッシャーが高いフィールドやスレた魚がいる場所で効果を発揮するとお伝えしました。

ここでは、ノーシンカーワームの沈下率と沈下姿勢がどの様に釣果に影響を与えるのか考えてみたいと思います。

沈下率とは、ワームが水中で沈む速度のことを指し、これはワームの形状や素材、サイズによって異なります。例えば、高比重の素材を使用したワームは、より速く沈みますが、ナチュラルな沈下を演出するためには、軽い素材が選ばれることもあります。

沈下姿勢は、ワームが水中でどのような姿勢で沈むかを表し、これによって魚の反応が大きく変わることがあります。水平に近い姿勢でゆっくりと沈むワームは、自然なベイトフィッシュを模倣することができ、バスにとって魅力的なターゲットとなります。

ノーシンカーリグを使って沈下率や沈下姿勢を調整するにはワームの形状や比重以外にもフックの大きさや太さによる重量の違いやフックの取り付け位置によって沈下率や沈下姿勢が変化します。

釣果に与える影響としては、沈下率が速いと、アクティブなバスには効果的ですが、警戒心が強いバスやスレたバスには逆効果になることが考えられます。一方で、ゆっくりとした沈下率は、ナチュラルなプレゼンテーションを提供し、バスの好奇心を引き出すことができます。沈下姿勢も同様に、自然な動きをするワームは、バスにとってより魅力的なターゲットとなり得ますが、見たことも無い姿勢で泳ぐモノにも興味を示します。

ノーシンカーワームを使用する際には、フィールドの状況やターゲットとなる魚の活性を考慮し、適切な沈下率と姿勢を選択することが重要です。また、アングラーの技術や経験も、ワームの動きをコントロールし、釣果に結びつけるためには不可欠です。ノーシンカーワームの魅力とは、そのシンプルさにありながら、無限の可能性を秘めていることに他なりません。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。ノーシンカーワームは、バス釣りにおいて非常に効果的なリグの一つです。シンカーを使用せず、シンプルなリグなのでワーム本来の動きを活かすことにより、自然なプレゼンテーションを実現します。

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「10分で学べる!」ノーシンカーワームのリグの作り方と使い方!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!1 よい釣りを(^O^)/


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