今はインターネットでのネットショッピングが当たり前になり欲しいタックルをクリック一つで購入できる便利な時代ですよね。
ボクが中学生の時代は小さい規模のバスフィッシングのプロショップがあり、お店を通じてバスプロショップスでルアーを通販で購入する人もいました。
この様に30年以上前はバスプロショップスのカタログからアメリカンルアーを購入していたのですが、バスプロショップスのカタログは子供だったボクにとて、バター臭いアメリカを感じさせてくれるショッピングカタログでした。
今回はバスプロショップスの創業者ジョニーモリス氏を紹介します(^O^)/
バスプロショップス創業者 ジョニーモリスの誕生!
ジョニーモリス氏(JOHNNY MORRIS)は1916年にアメリカはミズリー州スプリングフィールドで生まれます。グレンデール高校を卒業後にドルーリー大学に進学します。
ジョニーモリスは子どもの頃から釣りをしていたようで、父親や親戚の叔父さんに釣りに連れて行ってもらったようです。
21歳の時、ジョニーモリスはバスフィッシングに魅せられ、5年間プロサーキットで過ごしました。22歳の時には、ジョニーモリスは最初のB.A.S.S.トーナメントに出場、21位の成績でした。ジョニーモリスは当時、欲しい最新タックルが地元では手に入らない事に悩んでいました。
このバスフィッシングの関心の高まりに気づいたジョニーモリスは、1972年にミズーリ州のスプリングフィールドにある父親の酒屋「ブラウンダービー」の裏に8平方フィートのスペースを借りてBass Pro Shopsを始めました。
しかし、ルアーの販売に対して父親はあまりいい顔はしませんでした。すでに、釣具や餌の販売はしていたのですが、ルアーが売れたことがなかったからだそうです。
バスプロショップスは父親の店を間借りして始めたのが始まり!
1971年にジョニーモリス氏はドルーリー大学で経営学を学んでいました。学んだ経営学を活かしてお客のニーズに合わせたルアーを販売すればタックルショップの経営が必ず上手くいくと説得します。
そして、店の壁、8平方フィート(2.4平方メートル)を間借りしてバスタックルの販売をスタートします。父親の心配をよそに、釣り人の間でタックルショップは話題になり順調に利益を出していきます。
そんな中、電話での注文も増えたことから釣り人が集まる場所に店で取り扱っている商品のカタログを置く事を思い立ちます。1974年に約1,500点のアイテムを含む180ページからなるバスプロショップスの最初のカタログを作り通販ビジネスを成功させていきます。
現在のカタログは400ページを超えるボリュームになり、年間で400万部を超えるカタログが世界中に送られカタログを見て釣り人がタックルを購入しています。
さらに、バスプロショップスの名前を浸透させる為に店のオリジナル・タックルを作り、さらに1975年にアメリカン・ロッド&ガンという卸部門も立ち上げてオリジナルタックルの販売効率を上げていきます。
また、1977年にはジョニー・モリスは世界初のボート、モーター、トレーラーをパッケージにして販売するBass Trackerを始めます。このサービスが始まる前はボート、エレクトリックモーター、トレーラー等をそれぞれ自身で組み合わせて購入する必要がありフィッシングボートに対する知識が必要になっていたようです。
しかし、高品質なボートを工場から直行で販売することでリーズナブルな価格でボートを販売する事にも挑戦します。Bass TrackerはFish readyと言ってボートを購入後はそのまま湖に行って釣りが出来る状態でボートを販売するサービスです。
Bass Pro Shopsはアミューズメントパークのようなタックルショップ
通販で成功したジョニーモリス氏は次の一手を打ちます。1984年には本店を皆さんが良く知るタックルショップをアミューズメントパークのように改修し来店するお客を楽しませる工夫を凝らします。
ジョニーモリス氏は多くのバスアングラーが実際にお店に着て商品を手にして購入して欲しいと考えていたようです。
現在、Bass Pro Shopsは巨大な水族館、広大な野生生物の山やジオラマに加えて、多くの場所にはユニークなレストランやエンターテイメントがあります。北米全域に約200の小売店とマリンセンターを構えており、アウトフィッターズは年間2億人以上の来場者を迎えています。
Bass Pro Shopsの店舗には、毎年400万人以上の訪問者を迎えるミズーリ州スプリングフィールドではNo.1の観光地になっています。
おわりに
ジョニーモリス氏は国際漁業野生生物機関協会から「会長賞」を授与され、国立魚類野生生物財団の理事を6年間務め、そのうち3年間は会長を務めました。ジョージ・ブッシュ元大統領から「テディ・ルーズベルト自然保護賞」を受賞し、1992年にはスポーツフィッシングの殿堂入りを果たします。
2008年の売上は3400億円、従業員数は1万6000人だそうで、2017年にはライバルのCabela’sを50億ドルで買収し、Bass Pro Shopsの規模をほぼ2倍にし、同年にオープンしたミズーリ州に3億ドルを費やし350,000平方フィートの博物館と水族館を建設しました。
大学生が資本金100万円からスタートして成し遂げた事にも驚きです。まるで、映画のようなサクセス・ストーリーですね。今回の記事があなたのフィッシングライフに有意義なモノになれば幸いです。
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