アメリカンルアー大好きなアングラーの皆さん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、レーベル社の「ポップR P60」のインプレッションをお届けします。
ついに手に入れました、アメリカンルアーショップSAVAMスペシャルカラーのREBEL ポップR P60!これは待望の一品。感動のあまり、一人でテンション爆上がりしています!
ポップRは既にいくつか所有しているのですが、最近のモデルは浮き姿勢が古いものと違うという情報をキャッチ。そのため実際に使って確かめたいと思っていました。そんな折、SAVAMさんがスペシャルカラー「P60PHCB」を発売されるというブログを見つけて即購入しました。
このカラーリングは、かつてSAVAMスペシャルチューンの「レーベル ポップR ゼルポップチューン」にも採用されていたもの。この特別なカラーは知る人ぞ知る、あの伝説のヒロ内藤スペシャルカラーリングです。
以前から憧れていた「SAVAMスペシャル・ゼルポップ」は高価で手が出ませんでしたが、今回のスペシャルカラーのポップRはついに無事ゲット!早速インプレッションをお届けしたいと思います。
では!!「レーベル ポップR!」SAVAMスペシャルカラーP60のインプレの始まりです(^O^)/
レーベル ポップR P60 SAVAMスペシャルカラーのインプレ!
SAVAMスペシャルカラーのポップRは、視認性が抜群で非常に見やすいのが特徴です。また、浮き姿勢が角度の立気味に設定されているため、移動距離を短く抑えつつ、太く丸みのあるポップ音が楽しめます。

ゼルローランド式のファーストステディーポッパーテクニックでは、ロッドを立てたアクションが効果的です。通常のロッドを下げたポップアクションでも、安定したパフォーマンスを発揮します。
さらに、キャスタビリティーも申し分なく、狙った場所に正確に飛ばせるのが魅力です。ショートポップやダイブ&トゥイッチの操作も非常にやりやすく、扱いやすいポップRとなっています。
ただし、ループノットでの首振りに関しては、浮き角度が立気味であることやボディの小ささが影響し、左右に大きく動くことは難しいです。新旧のポップRでは浮き姿勢に大きな違いがあり、同じ感覚で使用するとフィーリングの差に驚くかもしれません。
SAVAMスペシャルカラーのポップR、P60のインプレッション記事で使ったタックルセットアップは以下の通りです。
・ロッド HIROism A.I.R The Answer Calypso SJ
・リール ダイワ スティーズCT
・ライン シルバースレッドSAR 20LB
HIROism A.I.R The Answer Calypso SJは、ライトアクション+程度のパワーのある5.5フィートのショートロッドです。ポップRを操作するなら細かいアクションで誘うならショートロッドがおススメですが、カーボンロッドの6.6フィートまでのミディアムライトアクションのロッドも汎用性があって使い易いと思います。
ボクが持っているロッドでは、スティーズのライトニング66がそれにあたります。グラスコンポジットなので、ダルさはあります。
新旧のP60モデルの浮き姿勢の違いについては、次の項目で詳しく説明しますので、ぜひご覧ください。
新旧ポップRの浮き姿勢とモデルごとの特徴について
新旧のポップRの浮き姿勢が異なるという情報は、アメリカンルアーショップSAVAMさんのブログ記事で知りました。特に2019年モデルのREBEL ポップR P60は、約20度ほどの立ち気味な浮き姿勢で水面に浮かびます。

実際にSAVAMスペシャルカラーのポップRを水辺に浮かべてみたところ、浮き姿勢の違いは明確でした。私がストックしている旧モデルのポップRと比べても、その差は歴然です。旧ポップRの浮き姿勢は、この写真のような浅めの角度で浮くものが多い印象です。

浮き姿勢が異なるため、実際に使用してみると音や動きの幅なども異なりました。これがまた、使用感やパフォーマンスに個性を与える要因となっています。
ポップRプラス(P61)について
レーベルポップRには、見た目がP60とほとんど変わらない「ポップRプラス(P61)」というモデルもあります。旧P60とP61の違いについては諸説あり、例えば:
- カラーリングにガラス粒子のGフィニッシュが施されている。
- 浮き角度が浅めに設定されている。
といった特徴が挙げられます。
こうした違いにより、新旧モデルそれぞれの個性が楽しめます。浮き姿勢や動きの違いを踏まえた使い分けが、バス釣りの楽しみをさらに広げてくれることでしょう。
旧タイプのポップRと自作チューン「獅子舞」のインプレッション
旧タイプのポップRは、ループノットで使用した際の首振りが浅い浮き姿勢によるため、鋭角な動きが特徴です。また、締めこんだノットでファーストステディーにアクションさせると、旧P60の方が軽やかな動きを見せてくれる印象があります。一方、新P60は水を噛む感覚が強く、この点については好みが分かれるところかもしれません。

そこで旧P60をベースにボディやカップ周りを削り、リアフックのサイズを上げて浮き角を立ち気味に調整した自作ポップR、「獅子舞」を制作しました。この獅子舞は、新P60よりも浅い角度で浮くため、アクションのレスポンスがゼルチューニングを施すことで向上しているように感じます。

また、市販品との違いを比較するため、「獅子舞」を検証。SAVAMさんのブログを参考に作成した自作チューン「タイプⅡ」もあり、こちらは本物のゼルローランドチューニングの浮き姿勢に近づけた調整を施しました。特にサウンド面では、チャガーのような野太い音色が響き、存在感抜群です。
実際のゼルチューニングも、太く力強い音を出すのでしょうか?とても興味深いところです。結果的に、私自身の好みとしては、チューニングを施したP60が一番しっくりきています。特に印象的なのは、ボディやカップが小型化しているにもかかわらず、スプラッシュが大きく広がるように感じられる点です。この特性が特別な魅力を生み出しているのではないかと思います。
また、新P60の浮き姿勢を観察したことで、これをさらにチューニングしてみたいという気持ちが湧き上がってきました。新P60もまた独特の可能性を秘めていると感じています。これからの試行錯誤で、さらなる発見がありそうですね!
チューニングを施すことで、ポップRの魅力がさらに引き出されることを実感しました。改造の楽しさとフィールドでの成果を感じられる素晴らしい作業でした。
ポップR P60の歴史とドラマ 廃盤になったがシークレットルアーとして活躍!
1976年に登場したポップR P60は、現代のポッパーの基本形となるルアーです。REBEL社の社長ジョージ・ペレン氏が、2種類の音を出せるようにカップ形状や浮き姿勢を徹底的に考え抜いて設計したルアーでした。しかし、発売当初は売れ行きが芳しくなく、販売開始からわずか2年後に一度廃盤となってしまいます。

ところが、このポップRの真価を理解していた釣り人たちは、このルアーを買いだめしてストックしていました。トーナメントプロたちも、ポップRをシークレットルアーとして密かに使用していたのです。
1986年に開催されたBASSスーパーインビテーショナルで、ゼル・ローランドがポップR P60の改造版を使用して優勝。この時、ゼル自身はヒットルアーの詳細を明かしませんでしたが、Bassmaster誌の記者ティム・タッカーによってその正体が明らかにされます。この発表をきっかけに、ポップRはバスフィッシング史に残る一大ブームを巻き起こし、P60は再販され市場に復活するというドラマチックな展開を迎えました。
ポップRには、P70、P65、P50といったサイズバリエーションも存在します。それぞれの特徴や詳細については、こちらの記事を参考にしてみてください。
SAVAMスペシャルカラーのポップRの魅力的なカラーリングについて
SAVAMスペシャルカラーのポップRのカラーリングは、過去にボーマー社のジャークベイト「ロングA 15A」で採用されていたヒロ内藤スペシャルカラーとほぼ同じ配色で、ファンにとっては非常に心惹かれるデザインです。

ヒロ内藤スペシャルカラーとHISPEカラーの違いは、背中とお腹のカラー配置が異なる点です。今回のSAVAMスペシャルカラーのポップRでは、その配置変更により特別な明滅効果を狙ったカラーリングとなっています。
ヒロ内藤さんがPHCBカラーの特性について解説!
この効果について、ヒロ内藤さんは以下のYouTube動画内で詳細に説明されており、ルアーの動きや視覚効果を引き立てる工夫が施されています。
SAVAMスペシャルカラーのポップRのPHCBカラーは、光量が少ない時間帯にお腹側の黒が際立つ点が特徴的です。また、ピンクと黒の縦方向に分かれた配色が、ルアーの動きに伴う視覚的な効果を最大限に発揮します。
さらに、トゥイッチ&ダイブ時のジャーク動作においてルアーがロールする瞬間に背中側のイエローが現れ、明滅効果を生み出すよう設計されています。この明滅効果は、視認性を高めつつバスにアピールするための工夫として、非常によく考え抜かれた素晴らしいデザインです。
おわりに
今回は近代ポッパーの元祖とも言うべきルアーであるポップRのP60を紹介しました。ポップRは70年代に登場しましたが、2019年以降の近年のポップRは立気味に浮くので以前のモノとは動きやポップ音に違いがあります。
ポップRはとてもバランスの良いポッパーでポッパー音、チャガー音と使い分ける事も容易に出来るポッパーですので、ポッパーを初めてチャレンジする入門ルアーとしておすすめです。
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また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は無料で読むことができます。
「レーベル ポップR!」SAVAMスペシャルカラーP60のインプレの記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^_^)v
コメント
I♥POP-R
テンション上がりっぱなしですね😁
レベル社は凄いルアーを
リリースしたものです。
【PHCB】
僕もSAVAMさんで購入しました👍
また暫くはPOP-Rの沼にハマり
そうですが、今度のログも
ヤバそうですね😆
次男坊さんコメントありがとうございます。
SAVAMオリジナルPOP-Rはヒロ内藤ファンは抑えておきたい
ルアーですよね😀そして新旧でこうも吹き姿勢が違っているとは
驚きでした。新旧POP-Rで状況によって使い分けができますね。
ログも良いカラーですよね販売が待ち遠しいです😊