「春のバス釣り!」ポイント選びと効果的なルアーの選択!

タクティカル フィッシング

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、「春のバス釣り!」というテーマでポイント選びと効果的なルアーの選択についてケビンバンダムとマイクアイコネリの釣りから学んで行きたいと思います。

春のバス釣りの基本はバスの産卵行動を理解しバスの行動を察知する必要があります。ブラックバスの産卵行動が始まるのが、湖や河川の表水温が、年間最低水温からプラス7℃ぐらいまで、水温が上昇するとブラックバスは産卵を意識しだします。

ブラックバスの春の産卵行動は3段階であらわされ、プリスポーニング・スポーニング・アフタースポーニングと進みます。

初期の産卵の準備段階をプリスポーニングと言います。水温の上昇と共に産卵の為に捕食活動が活発になります。更に水温が2℃~3℃上がり水温が10℃ほどになると、オスは産卵行動の為に浅瀬に上がってスポーニングベッド(産卵床)を作りだします。

更に水温が上昇するとメスがコンタクトポイントと呼ばれる場所で待機し、産卵の状況が整いタイミングが合えばシャローの浅瀬に上がり産卵行動を始めます。

産卵を終えて暫くすると、メスはベッドから離れ体力を回復させます。再度産卵するメスもいます。オスは卵が孵化し稚魚が、ある程度の成長するまで外敵から守ります。この期間の事をアフタースポーニングと言います。

では!!「春のバス釣り!」ポイント選びと効果的なルアーの選択!の始まりです(^O^)/


春バスはケビンバンダムの理論!シーズナルガイドを参考に釣りを組み立てろ!

ブラックバスは変温動物であり、自身で体温の調整ができません。そのため、周囲の環境、特に水温によって体温が変化します。この特性を理解することが、春のバス釣りの成功において重要です。

春のバス釣りでは、ブラックバスの行動パターン、特に産卵行動を把握することがカギとなります。産卵は3つの段階に分かれており、それぞれの特徴を知ることで、効果的な釣りが可能になります。

引用 Bassmaster.com ケビン・バンダム

さらに、「シーズナルガイド」というケビン・バンダムによって考案されたシステムを活用することで、春バスを攻略する方法を体系的に学べます。このガイドでは、水温の変化に応じたバスの行動を分析し、適切なポイントを特定する手助けをします。この方法を理解すれば、初めての湖でも効率よくバスを見つけることができます。

ボク自身もこのシーズナルガイドを活用し、素晴らしい釣果を体験しました。春バス釣りを計画する際には、このシステムとバスの行動パターンを組み合わせて戦略を立てることをお勧めします!


プリスポーン(産卵前)

  • 時期: 2月中旬から4月上旬(地域差があります)
  • 水温 8.9℃~12.8℃
  • バスは春になると冬の深い場所から産卵のために移動し始めます。バスは保護された水域のフラットな浅瀬で産卵するのが好きだからです。冬に断崖絶壁なストラクチャー(地形変化)を釣っていたなら、プリスポーンの時期は急なブレイクの端である、浅瀬に近いところを釣ることが重要です。
  • 北側のバンク(岸)は湖畔の他の場所よりも暖かいため、狙うべき場所として非常に重要です。冷たい北風が吹き付ける場所は避けてください。
  • 水温が10℃になれば、バスは間違いなくプリスポーンモードに入ります。湖やリザーバーでは、回遊ルートが重要です。バスは水深の変化や岬そして、傾斜したバンクの倒木などを辿って浅瀬に向かいます。

スポーン(産卵)

  • 時期: 4月中旬から5月上旬(地域差があります)
  • 水温 12.8℃~21.1℃
  • 多くのバスは、フラットのプロテクトされたストラクチャーに居ます。浅瀬が広がっていることが重要で、(低地のリザーバーやナチュラルレイクでは10フィート以下、高地のリザーバーでは水深8~20フィート)。等深線図上で、線が近接しているのではなく、離れて広がっている場所を探すことがポイントです。
  • すべてのバスが一度に産卵するわけではありません。多くのバスは、新月や満月の頃、あるいは曇天が続いて太陽が顔を出す頃に産卵床に移動します。多くのバスが産卵するのと同時に、他のバスは産卵前か産卵後のモードに入る。
  • 通常、大きなバスが最初に産卵します。春の時期は異なるアプローチが必要なので、どちらの状態の魚を狙うかを決めておく必要がある。個人的には、プリスポーンのバスをできるだけ長く釣りたい。
  • 湖の上流側と北側は、2大スポーニング・マグネットです。春、水が温まるのは上流側が早く、下流側は遅いです。したがって、上流側では4月、下流側では5月にスポーニング・バスを狙うことができます。

アフタースポーン(産卵後)

  • 時期: 5月上旬以降(地域差があります)
  • 水温 21.1℃~23.9℃
  • バスをパターン化するのは本当に難しい時期です。私が狙うのは、最も早く産卵を終えて夏のポジションに向かって移動している魚か、遅めのベッドにいる魚のどちらかを狙います。
  • バスがベッドを離れると、しばらく産卵場所をうろつく可能性が高いです。アフタースポーンは、ボトムから垂直に突き出たカバーがとても重要です。ボートドックの杭や、水中に沈んだブッシュ、あるいは立ち木の幹などにバスはたむろします。
  • 水面近くにサスペンドしているバスをよく見かけます。ほとんどのバスはあまり積極的ではなく、産卵直後はあまり餌を食べないが、リアクション系のルアーには食いつく事があります。

ケビンバンダムのシーズナルガイドをしっかり学びたい方は下記⇩のリンクからBassmasterの記事を参照してください。

ケビンバンダムが奨める春のバス釣りで効果的な5つのルアー!

ケビンバンダムが奨める春のバス釣りルアーは、5つあります。

スピナーベイト

リップレスクランクベイト

サスペンドジャークベイト

ラバージグ、ワーム

トップウォータールアー

では、これらのルアーをどのタイミングでどの様に、ケビンバンダムが使って行くのかを見て行きましょう。

ケビンバンダムが奨めるプリスポーンのおすすめルアー

  • スピナーベイト:
  • 冬眠から覚めたザリガニを狙うバスに効果的。
  • スローローリングでゆっくり巻くのがポイント。
  • リップレス・クランクベイト:
  • 広い水域を探るのに最適。
  • サスペンドジャークベイト:
  • クリアウォーターで有効。

ケビンバンダムが奨めるスポーンのおすすめルアー

シャローのプロテクトされた水域につながる回遊ルートを探そう。クリアなリザーバーや多くのナチュラルレイクでは、ベッドにいるバスを見ることができる。

  • チューブベイト:
  • シャローでの釣りにおすすめ。
  • プロテクトされた水域にいるバスに効果的。
  • フローティングワーム:
  • ベッドにいるバスを狙うときに最適。
  • 水面でのアプローチが有効。
  • ソフトジャークベイト:
  • 水が少し汚れている場合に使用。
  • スポーナーをターゲットにした釣りで効果的。

ケビンバンダムが奨めるアフタースポーンのおすすめルアー

  • ラバージグ(1/4オンス & グラブトレーラー付き):
  • ダーティーウォーター向け。
  • 高い位置でのプレゼンテーションが重要。
  • スピナーベイト(タンデムコロラド/コロラド&インディアナ):
  • ステインウォーターで効果的。
  • 水中のアピール力が高い。
  • トップウォーター (ポッパー、フローティングミノー、ペンシルベイト):
  • クリアレイクで最適。
  • ポストスポーン時にストライクゾーンへ長く留まり、反応を引き出す。

「春バス釣りのポイント!」 マイクアイコネリのプリスポーンバスの探し方

春は全国的に、産卵を控えたアグレッシブなバスが冬の深いエリアから浅瀬へと移動する絶好の季節です。この移行期は、釣り人にとって非常に重要ですが、釣り場のどこを見ればよいかわからない場合、プリスポーンの時期の釣りがストレスになることもあります。

エリートシリーズのバスプロ、マイケル・アイアコネリは、春先のバスを効率的に見つけるためのヒントを紹介しています。この方法は、住んでいる場所に関係なく、スポーン前のプリスポーニングのバスをお気に入りの湖でキャッチするために役立ちます。

引用 Bassmaster.com マイケル・アイアコネリ

彼のアドバイスによれば、地図とマーカーを使って産卵場とディープエリアをつなぐスポーンルートを特定し、その間のコンタクトポイントを探すことが重要です。また、北西向きの入り江や小川の温かい水を見つけることも成功のカギになります。

アイアコネリの方法を活用すれば、プリスポーンのバスを効率よく見つけ、春のバス釣りをさらに楽しめることでしょう。


プリスポーンのバスを探す為には、まずは! 地図とマーカーを用意しましょう

マイケル・アイアコネリによるプリスポーニングのバスがいる場所の検索は、湖の地図とマーカーを使用して白紙の状態から始まります。

  • 湖の地図とマーカーを準備:
  • 赤いマーカー: 最大の産卵場を丸で囲む。
  • 青いマーカー: 小川の水路の曲がり角やディープエリアを丸で囲む。
  • 「点をつなぐ」作業:
  • 赤と青の円の間のエリアに注目し、バスのコンタクトポイントを特定する。
  • 特定する場所:
  • メインポイント
  • セカンダリポイント
  • 輪郭の切れ目

「湖の紙の地図を見て、産卵前の期間に魚を捕まえるのに最適な地域を選ぶことができます」とマイケル・アイアコネリは主張します。


『直射日光の重要性』春のバスを釣る上で水温の上がる要因を見逃すな

水温が非常に大きな役割を果たしているため、アイアコネリは、特定の物の表面に直射日光が当たることが重要になる可能性があると述べています。

水温と日光の重要性

  • 枯れた茶色のグラスマットは、通常のグラスマットより熱を吸収しやすい。
  • ボートドックでは、黒い発泡スチロールのフロートが他の色より熱を吸収する。

小さな変化が大きな違いを生む可能性があると、アイアコネリは指摘します。

プリスポーン時の新しい湖でのアプローチ

  • 地図でエリアを特定:
  • 北西向きの入り江、ポケット、小川を重点的に探す。
  • 最も暖かい水を見つける:
  • ディープとスポーニングエリアをつなぐ中間ポイントをターゲットにする。

これらを実践することで、プリスポーニングのバス釣りの成果が期待できるとのことです!

※今回参考にした記事の原文は以下⇩のリンクから読むことができます。


春のバス釣りの注意点!ネストのオスバスを釣ると90%の確率でベッドを放棄する!

カールトン大学のWilliamTwardekとDr.Steven Cookeとイリノイ自然史調査のDr. David Philippがラージマウスバスのネストの釣りが与える影響を研究しています。

  • 研究概要:
  • 実施場所: ロングレイク(70ヘクタールの自然湖、一般公開されていない)。
  • 特徴: 堅固な基盤、豊かな地形変化、木のカバーが産卵に理想的な環境を提供。

主要な結果

  • 激しいフィッシングプレッシャーを受けたオスバスはベッドの忠実度が低下し、約90%がベッドを放棄。
  • 翌年、巣の10m以内に産卵に戻ったのはわずか27%
  • 以前のベッドから50m以上離れた場所に新たなスポーニングベッドを作る傾向が見られた。

釣りにおける倫理的視点

  • 日本では自然の産卵が増殖の唯一の方法。釣り人は慎重に行動する必要がある。

※ブラックバスのスポーニングに関する以下の記事⇩も投稿していますので、宜しければ読んでみて下さい。


おわりに

記事を最後まで読んで頂きありがとうございます。今回は春バスの探し方に重点を置いて記事を作ってみました。

春は春爆とも言いますが、今のフィールドは、そんなに甘くはありません。しかし、バスは自然の法則で行動しているのも事実ですから、バスの行動を読むことで釣果に繋がると思います。

ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。

また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は0円で読むことができます。

「春のバス釣り!」ポイント選びと効果的なルアーの選択!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

タイトルとURLをコピーしました