バスフィッシング愛好家の皆さん、こんにちは! 今回の「釣りたいバス釣り日記」では、ブラックバスフィッシングに欠かせない 「リグの種類と基礎知識」 を徹底解説します。
ブラックバスフィッシングを楽しんでいると、ハードルアーの多様さに驚かれることはもちろんですが、ソフトプラスチックワームを使用するリグの種類の豊富さにも圧倒されるでしょう。ワームの種類やリグの選択肢が多いことは、ブラックバスがいかに奥深く、戦略的なアプローチを必要とする魚であるかを示しています。
ソフトプラスチックワームを使ったリグは、大きく 6種類の基本リグ に分類され、そこから派生した 7種類のリグ を加えると、合計 13種類 に及びます。 これほど多様なリグがブラックバスフィッシングで活用されるのは、他の魚種ではほとんど見られません。それだけブラックバスはフィールドの環境や状況に応じた繊細なアプローチを求める奥深いターゲットなのです。
アメリカでは「ブラックバスはムードのある魚」と言われることがあります。その時々の状況や機嫌に応じてリグを変え、ルアーを適切に選ばないとバスは興味を示しません。つまり、バスが求める「ムード」を読み取り、戦略的にリグを変更することが、釣果に直結する重要なポイントとなります。
多様なリグが生まれた背景 ブラックバスをターゲットとするリグの進化の背景には、各地域のフィールド環境が深く関係しています。例えば!
- カバーの濃い場所 では根掛かりを最小限に抑えながら効率よくバスを攻略するために テキサスリグ が誕生。
- 広大なシャローフラット を回遊するバスを狙うためには、広範囲を素早く、そしてナチュラルにアプローチできる キャロライナリグ が考案されました。
こうしたリグの進化には、フィールドごとの課題を克服するためのアングラーの創意工夫が反映されています。そして、それだけではなく、バスの本能に訴えかけるアクションを生み出すために、さらに多くの改良と技術が加えられてきました。
リグの種類や特性を学ぶことは、バスをキャッチする上で 極めて重要な要素 です。より良い釣果を得るためにも、リグの構造や特徴を深く理解し、フィールド状況に応じて最適なセレクトを行うことが大切です。
それでは、ブラックバスフィッシングをさらに楽しむために 「リグの種類と基礎知識」 を詳しく解説していきましょう!
では!!バス釣りのリグ一覧も掲載!リグの種類と特徴を完全解説!の始まりです(^O^)/
- バス釣りを楽しむ為に知っておきたい基本リグと派生リグの種類一覧
- 6種類の基本リグを構築するために揃えるべき重要なタックル
- ワームフィッシングの基本が学べるリグ 『テキサスリグ』
- ノースキャロライナ州で生まれたリグ 『キャロライナリグ』
- 様々な形状のジグヘッドでバスを誘う 『ジグヘッドリグ』
- ダウンショットリグの特徴と発祥
- ビックバスハンターのダグ・ハノンも使っていたリグ 『ワッキーリグ』
- ワッキーリグの派生形リグ 川村光大郎さんが作り出したスナッグレス ネコリグ
- ワッキーリグの派生形リグ ジグヘッド ワッキー
バス釣りを楽しむ為に知っておきたい基本リグと派生リグの種類一覧
バス釣りを楽しむ上で、知っておきたいリグの種類は数多く存在します。現在、一覧として紹介しているリグは13種類ですが、時代とともに新たなリグが次々と誕生しているため、そのすべてを網羅することは難しいでしょう。しかし、こうした多様なリグの進化は、アングラーの創意工夫とイマジネーションの結晶でもあります。リグの種類を見ていると、人間の発想力の奥深さを感じずにはいられません。
バス釣りで必要な基本リグ | 派生形リグ① | 派生形リグ② |
テキサスリグ | フリーリグ | ビフテキリグ |
キャロライナリグ | スプリットショットリグ | 三又キャロライナリグ |
ジグヘッドリグ | ||
ノーシンカー | ||
ワッキーリグ | ジグヘッドワッキー | スナッグレスネコ |
ダウンショットリグ | リーダーレスダウンショット |
釣りたいバス釣り日記では、まずバス釣り初心者の方へ、基本リグであるテキサスリグの習得をおすすめします。
テキサスリグの組み方や操作方法に慣れることで、バスフィッシングの基礎をしっかりと身につけることができるでしょう。そのうえで、フィールドの状況に応じてさまざまなリグを活用していくことで、着実にステップアップしていけます。
今回の記事では、現在のバスフィッシングにおいて習得すべきリグの種類を詳しく解説します。また、少しユニークなリグも紹介するので、新たな知識として学んでいただければ嬉しいです。
ソフトプラスチックワームやハードルアーを複数使って作るリグ!
ワームやプラグを組み合わせて構成するリグの中には、ユニークなアプローチを採用した特殊なリグが存在します。これらのリグでは、2つ以上のワームやプラグを組み合わせることで、バスの反応を引き出す戦略 が用いられています。
例えば、ドンキーリグ・アラバマリグ・タンデム・ポップR・スプークリグ などは、従来のリグとは一線を画した独自のメカニズムを持ち、それぞれが バスの競争心を刺激したり、ベイトフィッシュの群れを演出する効果 を狙っています。
通常よりも複数のルアーをセットするためコストはかかりますが、バスフィッシングの奥深さを体験する ためにも、一度試してみる価値は十分にあるでしょう。
6種類の基本リグを構築するために揃えるべき重要なタックル
ブラックバスフィッシングにおいて、リグの選択は釣果を左右する重要な要素です。今回紹介する6種類の基本リグを組むためには、以下の6つのタックルを準備しておくことが不可欠です。
これらのタックルは汎用性が高く、さまざまなリグで使い回しが可能なため、揃えておけば効率的なリグ作りができるでしょう。
リグ作成に必要な基本タックル
これらのアイテムは、ワームフィッシングを楽しむ上で必須の小物です。特に初心者の方は、まずはこの基本セットを揃え、リグの構成をしっかりと理解することで、より戦略的なバスフィッシングを展開できるようになります。

1️⃣ バレットシンカー(適切な重さを選択) 2️⃣ オフセットフック(ワームのサイズに合わせる) 3️⃣ マス針(繊細なアプローチに必須) 4️⃣ ビーズ(アピール力を強化) 5️⃣ ヨリ戻し(ラインのねじれを防ぐ) 6️⃣ シンカーストッパー(シンカーの動きをコントロール)
リグの選び方や組み方をマスターすることで、フィールドに応じた最適なアプローチが可能になります。ぜひ、この基本タックルを準備し、ブラックバスフィッシングの奥深さを体感してください!
ワームに関しては様々な種類があるので、まずは使ってみたいデザインを数種類、選んでみて下さい。でも、何となくワームを選ぶ事に抵抗がある方は、ワームの種類に関して説明している記事があるので、こちら⇩を参照して下さい。
バレットシンカーは、英語表記ではオンス(oz)、日本規格ではグラム(g)で示され、さらに形状のバリエーションも豊富です。特に初心者の方は、3.5g、7g、10g、14gの4タイプのウェイトを揃えることで、多くの状況に対応できるでしょう。
また、オフセットフックやマス針は、使用するワームの長さや太さに合わせて最適な形状とサイズを選ぶ必要があります。特にキャロライナリグを組む際は、ビーズ・ヨリ戻し・シンカーストッパーを用いることで、ラインのねじれを防ぎつつ、よりナチュラルなアクションを演出できます。
リグの選択は釣果を大きく左右する要素なので、フィールド状況に応じて適切なタックルを揃え、最適なリグを構築してみてください!
ワームフィッシングの基本が学べるリグ 『テキサスリグ』
テキサスリグは、ワーム・バレットシンカー・オフセットフック で構成されるシンプルながら効果的なリグです。 その誕生の背景には、アメリカの歴史的な出来事が関係しています。

世界恐慌後、アメリカ政府は経済政策の一環として電力供給の拡充を図り、全国各地でダム建設が進められました。 その中でも、テキサス州のタイラーレイクは、立ち木の多いウッドカバーに囲まれた湖として誕生。 このフィールドでは、従来のトレブルフック付きのルアーでは根掛かりが多く、快適な釣りが難しい環境でした。
そこで、1960年代、テキサス州のアングラーたちは、カバー回避能力を向上させるために試行錯誤を重ね、 現在のテキサスリグの原型が考案されたのです。
このリグは、ウィードや立ち木などの障害物に強く、バスフィッシングにおいてカバー攻略の基本として確立されました。
※テキサスリグの使い方や作り方については、過去の記事をご参照ください。 詳細は 下記リンク より確認できます。
テキサスリグはワームフィッシングの基礎を学ぶのに最適なリグです。 そのシンプルな構成と高い汎用性から、バスフィッシングにおける基本リグとして確立されています。
また、テキサスリグを習得することで、そこから派生した多様なリグへの理解が深まり、 状況に応じたリグ選択の幅が広がる でしょう。
ワームフィッシングの原点とも言えるこのリグをぜひ試し、 ブラックバス攻略の奥深さを体感してみてください!
テキサスリグの進化から生まれた「フリーリグ」
テキサスリグが確立されてから長い時間が経過し、さらなる改良が求められる中で誕生したのが「フリーリグ」です。 このリグは、カバーへのタイトなアプローチを可能にしつつ、シンカー着底後のワームの動きをより自然に演出することを目的としています。

テキサスリグとの最大の違いは、シンカーの構造にあります。 フリーリグでは、ダウンショットリグで使用されるアイの大きいシンカーを採用し、 ワームがシンカーに束縛されることなく、ナチュラルなフォールを実現します。
また、結び目の保護を考慮し、シンカーストッパーを付けることでラインの摩耗を防ぎながら、 リグの安定性を向上させることも可能です。
フリーリグは、シンプルな構成ながらも、バスに対してよりリアルなアクションを提供できるため、 カバー攻略やスレたバスに対するアプローチとして非常に有効な選択肢となります。
※フリーリグの使い方や作り方については、過去の記事をご参照ください。 詳細は 下記リンク より確認できます。
ノースキャロライナ州で生まれたリグ 『キャロライナリグ』
キャロライナリグは、アメリカ・ノースキャロライナ州で生まれたリグであり、その発想の原点は、シャローをクルージングするノンポジショナルなバス(クルザー)に対して、よりナチュラルなルアープレゼンテーションを実現することでした。

キャロライナリグの最大の特徴は、ワームとシンカーの間に距離を持たせることで、シンカーが着底した後、ワームがノーシンカー状態でナチュラルにアピールできる点です。これにより、バスに違和感なくアプローチし、バイトを誘発する効果があります。
また、このリグは急深な地形でカバーが少ないフィールドでも有効です。 テキサスリグでも深場を狙うことは可能ですが、キャロライナリグはより自然な動きを演出できるため、広範囲のエリアでバスを探る際に非常に優れたリグとなります。
キャロライナリグの進化と日本における発展 日本では、キャロライナリグを使った遠投テクニックが発展し、2~4インチサイズのワームを限りなく遠投して使用するスタイルへと進化しました。 さらに、遠投時でもアタリが取りやすい三又キャロなど、多様なバリエーションのキャロライナリグが誕生し、よりフィネスなアプローチが可能になっています。
※キャロライナリグの作り方や使い方については、下記リンクよりご覧ください。
キャロライナリグの派生形リグ 『スプリットショットリグ』
スプリットショットリグは、カリフォルニア州で誕生したリグであり、フィッシングプレッシャーの高い透明度の良い湖でのバスフィッシングに対応するために考案されました。 このリグは、キャロライナリグから派生し、より繊細でナチュラルなアプローチを可能にしています。

キャロライナリグとの大きな違いは、誘導式のシンカーを使わず、固定式の軽量ガン玉(ショット)を使用する点です。 この軽量ショットを使うことで、沈下速度を抑えながらワームのナチュラルな動きを最大限に生かすことができます。
特に、フィッシングプレッシャーが高い湖のスレたバスに対して効果を発揮し、違和感なくワームをアピールできるリグとして注目されています。
※スプリットショットリグの作り方や使い方については、下記リンクよりご覧ください。
様々な形状のジグヘッドでバスを誘う 『ジグヘッドリグ』
ジグヘッドは、ウェイトとフックが一体化したタックルであり、これを使用する釣りスタイルはジグヘッドリグと呼ばれます。
一般的に使われるリグには テキサスリグ や キャロライナリグ がありますが、ジグヘッドリグはこれらとは大きく異なる特徴を持っています。

ジグヘッドリグでは、ウェイトとフックが一体化しているため、ロッドアクションをダイレクトにワームへ伝達できます。 テキサスリグやキャロライナリグでは、ウェイトとワームの間に距離があるため、アクション伝達にロスが生じることがありますが、ジグヘッドリグならよりダイレクトな操作が可能になります。
また、ジグヘッドの形状やウェイトバランスによって、フォールの速度や軌道をコントロールしやすいのも特徴のひとつです。 これは、バスが沈下中のワームに対してアタックする状況において、大きなアドバンテージとなります。
※ジグヘッドリグの作り方や使い方については、下記リンクからご覧ください。
ダウンショットリグの特徴と発祥
ダウンショットリグは、ドロップショットリグ や 常吉リグ とも呼ばれるリグで、メインラインをフックに結び、ラインの端を約20cm残した状態でウェイトを取り付けるスタイルが特徴です。
このリグは、村上晴彦氏によって考案され、日本からアメリカへ伝わったことで広まりました。ただし、アメリカにはもともとクラッピーを釣るためのリグとして、ダウンショットリグに似た仕組みを持つリグが存在していたことも興味深いポイントです。

ダウンショットリグのメリットとしては、✅ シンカーの位置がワームの後方にあるため、アクションがダイレクトに伝わる ✅ ウェイトがアクションを吸収せず、繊細な動きでバスを誘える ✅ ワームの移動距離を抑え、一点で長時間バスを誘い続けられる
この特性により、スレたバスに対しても違和感なくアプローチできるため、特にフィネスフィッシングやディープエリア攻略で優れた効果を発揮します。
※ダウンショットリグの作り方や使い方については、下記リンクよりご覧ください。
ダウンショットリグの派生形リグ リーダーレスダウンショットリグ
リーダーレスダウンショットリグは、ワーム・ウェイト・スプリットリング(またはスナップ)・オフセットフック で構成されるリグで、直リグとも呼ばれます。 その最大の特徴は、濃いカバーエリアを攻略するために設計されている点です。

リーダーレスダウンショットリグの強み
✅ カバーのすき間にスムーズにワームを送り込める ウェイトが先にカバーへ入り込み、ワームが自然に続くため、障害物に引っかかりにくく、スムーズにアプローチできます。
✅ フォール姿勢が真っ直ぐでタイトに攻められる テキサスリグと比べると、リーダーレスダウンショットリグはフォール時に真っ直ぐ落ちるため、ピンスポットで狙いやすい特性があります。 また、着底後もワームがボトムに埋まりにくい点がメリットとなり、バスが違和感なくバイトしやすい状態を維持できます。
このリグは、カバーの奥へワームを送り込みたい場面や、繊細なアプローチが求められる状況で非常に効果を発揮します。 テキサスリグとの違いを理解し、シチュエーションに応じて使い分けることで、より戦略的なバスフィッシングを楽しめるでしょう。
ビックバスハンターのダグ・ハノンも使っていたリグ 『ワッキーリグ』
ワッキーリグとネコリグは呼び名こそ異なりますが、基本的な構造は同じリグです。 アメリカではワッキーリグと呼ばれ、日本では村上晴彦氏がストレートワームを使って紹介したことが普及のきっかけとなりました。

シンカーやリーダーを介さずにワームにダイレクトにアクションを与える事ができるワッキーリグは、とてもワームを細かく動かす事に長けたリグです。
また、シンカーをワームの内部にセットする事で余分なパーツが無く見た目にも違和感を与えない点も優れており、移動距離を抑えた釣りでバスにアピールする事ができるリグです。
アメリカではワームのタイプに制約はなく、リボンテールなども使用されており、多彩なワームでワッキーリグが組まれています。
ワッキーリグの実績と効果
✅ビッグバスハンターのダグ・ハノン氏も著書でワッキーリグがビッグバスに有効なリグであると紹介 ✅ 時代が変わっても釣れ続けているリグであり、バスに学習されにくい点が強み ✅ ウェイト入りワッキーとノーウェイトワッキーを使い分けることで、フィールド状況に応じた戦略的なアプローチが可能
ワッキーリグは、その独特なアクションとシンプルな構造から、スレたバスへのアピールにも効果的なリグです。 フィールドのコンディションに応じて最適なタイプを選び、バスの反応を最大限に引き出しましょう。
※ワッキーリグの作り方や使い方については、下記リンクよりご覧ください。
ワッキーリグの派生形リグ 川村光大郎さんが作り出したスナッグレス ネコリグ
スナッグレスネコリグは、ボトムアップ社の代表・川村光大郎氏によって発表されたリグで、従来のネコリグでは攻略が難しかったカバーの奥を攻めるために考案されました。

スナッグレスネコリグの特徴
✅ 濃いカバー内へスムーズに送り込める設計 ✅ 専用フックが開発され、より安定したリグ構築が可能 ✅ 障害物周りでもワームのナチュラルなアクションを維持できる
元々はコイ釣り用のフックを代用して作られていましたが、現在では専用フックが開発され、より理想的なリグの構成が可能になりました。 カバーの奥に潜むスレたバスを攻略する際に、スナッグレスネコリグは非常に有効な選択肢となります。 障害物の回避性能とナチュラルなアクションを兼ね備えたこのリグを活用し、新たな釣果を引き出してみてください!
ワッキーリグの派生形リグ ジグヘッド ワッキー
ジグヘッドワッキーリグは、韓国で生まれた説や日本から伝わった説など、複数の説が存在するアジア発祥のリグです。 その最大の特徴は、ウェイトの位置がワームのセンターにある点で、通常のワッキーリグとは異なる動きを生み出します。

ジグヘッドワッキーリグの強み
✅ ウェイトの重心がワーム中央にあるため、アクションを与えた際に強いロールアクションを発生 ✅ ロールによる明滅効果で、バスの視覚的アピールを強化 ✅ 独自の動きでスレたバスにも効果的
ジグヘッドワッキーリグは、バスの視覚刺激とナチュラルな動きを兼ね備えたリグであり、スレたバスに対しても高い効果を発揮します。 ウェイトの調整やワームの種類によって細かくセッティングを変えられるので、フィールドの状況に応じて最適な形を探ってみてください!
フォール速度、沈下率が一番抑えられるリグ 『ノーシンカーリグ』
ノーシンカーリグは、ノーウェイトリグとも呼ばれ、元々はフローティングワームやジャークワームを使用する際に考案されたリグです。

このリグの最大の特徴は、ウェイトを使用しないため、ワームの沈下速度を極限まで抑えられる点にあります。 オフセットフックの重さがワームのフォールスピードに影響を与えるため、フィールドの状況やバスの反応に応じてフックの種類やサイズを調整することが重要です。
ノーシンカーリグの進化
✅ 時代とともに「グラビンバズ」へ派生(グラブを活用した表層攻略) ✅ 高比重ワームの登場により、カバー回避性能が向上

近年の技術進化により、高比重ワームを使用したノーシンカーリグが一般的となり、カバー回避能力を活かしたフィネスフィッシングが可能になりました。 この特性を活用し、スレたバスやシチュエーションに応じた戦略的なアプローチを試してみてください!
※ノーシンカーリグの作り方や使い方については、下記リンクよりご覧ください。
ブラックバスの習性を利用した一風変わったリグたち!
次に紹介するのは、複数のルアーを組み合わせてバスを誘うユニークなリグたちです。 ✅ ドンキーリグ(ジャークベイトを活用) ✅ タンデム ポップR スプークリグ(ヒロ内藤氏による解説) ✅ アラバマリグ(大流行したリグ)
ブラックバスという魚は、食性だけでなく条件反射を利用してバイトする特性を持っています。 これらのリグは、そのバスの習性を巧みに利用するために開発されたものであり、バスフィッシングの奥深さを感じられるアプローチとなるでしょう。
それぞれのリグの特徴や使い方について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
ドンキーリグの意味はロバのリグです
ドンキーリグは、バスの競争心を刺激することを目的としたユニークなリグです。 バスは他の魚が餌を手に入れようとしている場面を見ると、まるでブロックを奪ういじめっ子のように獲物を横取りしようとします。 その心理を巧みに利用し、複数の魚を引き付ける効果を狙っています。

ドンキーリグの構成
✅ 2つのジャークベイト(異なるアクションを組み合わせることで競争心を煽る) ✅ 2つのオフセットフック(確実なフッキングを狙う) ✅ 2つの小型スイベル(スムーズなリグ動作を支える) ✅ 2本のリーダー(20cm / 30cm)(バスの反応を最適化)
このリグの最大の特徴は、異なる長さのリーダーを使用し、ラインのねじれを制限しながら独特のアクションを生み出す点にあります。 また、フックのサイズによってリグの沈下速度やキャスタビリティにも影響を与えます。
ドンキーリグを活用することで、競争心を引き出したバスに強烈なリアクションバイトを誘発することが可能になります。 特にジャークベイトの組み合わせを調整することで、バスの興味をさらに引き付けることができます。
ヒロ内藤プレゼンツ タンデム ポップR スプークリグ
アメリカではタンデム ポップR スプークリグと呼ばれ、日本ではリーディングルアーという名前でヒロ内藤氏が紹介したリグです。 このリグは、トップウォータープラグを活用し、バスの競争心を刺激することを目的としています。

タンデム ポップR スプークリグの構成
✅ フロント部にレーベル社のP75程度の小型ポッパー(リアフックを外し逆さまにセット) ✅ 30cm程度のリーダーを取り付ける ✅ リーダー先端にザラスプークなどのペンシルベイトや大きめのポッパーを接続
このリグの狙いは、ポッパーをベイトフィッシュ、ザラスプークを捕食者と見せることで、バスの競争心を煽る点にあります。 バスは獲物を奪い取ろうとする本能的な動きを見せるため、リアクションバイトを引き出す強力な戦略となります。
特にトップウォーターゲームが活躍するフィールドで効果を発揮し、活性の高いバスを効率よく狙うことが可能になります。 このリグを使いこなして、バスの本能を刺激しながら新たなアプローチに挑戦してみてください!
バスマスタークラシック・チャンピオンが広めたリグ 『アラバマリグ』
アラバマリグは、バスマスターエリートシリーズのプロであり、1982年バスマスタークラシック・チャンピオンであるポール・アライアスによって、その可能性が広められたリグです。 彼はミシシッピ州の自宅裏の池で、初めてソフトプラスチックのスイムベイト「アラバマリグ」を試しました。
そして、このリグを使用して臨んだレイク・ガンターズビル戦で、アライアスは見事FLWツアー・オープン優勝(賞金10万ドル)を勝ち取り、一躍話題となりました。

アンブレラリグとの関係性
シマアジやその他の遠洋性魚種をトローリングで釣った経験がある人なら、「アンブレラリグ」の存在をご存じかもしれません。 アンブレラリグとは、複数のアームにルアーやベイトを取り付けるワイヤーハーネスのことで、これをヒントにアンディ・ポス氏がアラバマリグを開発しました。
アラバマリグは、バスフィッシングにおいてベイトフィッシュの群れを演出し、強烈なリアクションバイトを引き出す戦略的なリグとして認知されるようになり、瞬く間に広く普及しました。
このリグを活用することで、スレたバスや群れを狙う場面で圧倒的な強さを発揮します。 ぜひ、このユニークなリグの可能性を活かし、フィールドで試してみてください!
面白い発想から生まれたリグ 『ビョンリグ』
ネイルシンカーやウェイトをワームのテール側に埋め込んで使用するリグには、以下のようなユニークなアプローチが存在します。

✅ OSPのMMZを使用し、ワームの伸縮する動きを最大限に活用 ✅ 移動距離を抑えながら、これまでにないダイナミックなアクションを演出 ✅ スレたバスに対して、予測不能な動きでリアクションバイトを誘発
ストーンリグ
✅ ストレートワームのテール側にウェイトを取り付け、カバーの奥へ送り込む設計 ✅ 余計なパーツを持たないシンプルな構造で、障害物周りでもスムーズなアプローチが可能 ✅ ナチュラルなフォールとスローな誘いで、カバーの中でバスを引き寄せる
どちらのリグも、バスの反応を変える画期的なアプローチを提供し、フィールドの状況に応じて使い分けることで、より戦略的な釣りが展開できます。
おわりに
今回の記事では、リグの種類にフォーカスしてお届けしました。 バスフィッシングにおいて、リグの進化は日々続いており、新たなアイデアが生まれることでバスの学習能力に対応したアプローチが求められます。
これからも、新しいリグの情報をブログで紹介していきますので、ぜひチェックしてください!
また、ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングに関する情報を発信しています。 記事を読んで興味を持っていただけたら、フォローやいいね!をいただけると今後の活動の励みになります。
記事の感想や質問なども、お問い合わせフォームからお気軽にコメントしてください!
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興味を持たれた方は、ぜひチェックしてみてください!
バス釣りのリグ一覧も掲載!リグの種類と特徴を完全解説!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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