バスロッドにはロッド長さや硬さ、そして曲がりや素材などのロッドの特性を数字やアルファベットを使って表記しています。
バスフィッシングを始める際に、ロッドの長さや硬さテーパーの表記の意味を知ることは。バスロッドを選ぶ上で知っておくべき知識です。
何故、ロッドの表記の意味やロッド特性を知ることが、大切なのかと言うと、使用するルアーが扱いやすくなりますし、使用感が向上する事で、ブラックバスが釣れる確率が上がるからです。
なので、バスロッドの特徴や表記されている内容を知ることは、バスフィッシングをする上で、とても大切なスキルです。
では!「ロッド特性を示す」バスロッドの長さや硬さの表記の意味の始まりです(^O^)/
バスロッドには長さや硬さ適合ラインなどのロッドの情報が表記されている!
バスロッドのブランクスにはそのロッドの長さや硬さ、そしてテーパーと言ってロッドがどの部分で曲がるのか等の情報が表記されています。また、使用できるラインの太さや、使用できるルアーウェイトの範囲などの目安が表記されています。
例えば上の写真のロッドは、ダイワのスティーズ・マシンガンキャストタイプ2というロッドです。ブランクスにMODEL NO:STEEZ STZ 661 MHRB-XTQと表記されています。この表記から分かる情報は以下の通りです。
661=6.6フィート・ワンピース
MHRB=MHミディアムヘビーアクション・Rレギュラーテーパー
66が6フィート6インチの意味です。1が1ピース繋ぎの無いロッドを意味します。2になると2ピース、2本繋ぎと言う意味になります。MHがミディアムヘビーの意味です。RはレギュラーテーパーBはベイトキャスティングの意味です。
次に右側に書かれている6.6 MEDIUM HEAVY・3/16~1oz・Nylon 8~20lb Fluoro:8~14lb、この表記から分かる情報は以下のとおりです。
3/16~1oz=ルアー使用可能ウエイト
Nylon 8~20lb Fluoro:8~14lb=適合ラインの範囲
表記の方法は各メーカーによって、アクションの表記がアルファベットや数字の違いがあるので、メーカーのホームページで読み方の確認をして下さい。基本はアルファベットで表記されている内容がロッドのスペックを知る為の基準になります。
バスロッドに記載されている表記の意味を知ることで、そのロッドの特性が理解できます。まずは長さの表記について詳しく見て行きましょう。
バスロッドに記載されているロッドの長さの表記の意味を理解しよう!
釣り竿の長さの表記は様々あり、へら竿などでは日本古来の尺の単位を使って表記していますし、投げ竿などはメートルを使って表記しています。
ルアーフィッシングやフライフィッシングに使われるロッドの長さの表記はアメリカの長さの単位であるft(フィート)そしてin(インチ)を使って表記します。
インチやフィートをセンチメートル単位で表すと、1インチ=2.54cm、1フィート=30.48cmになります。
6.6fの場合=6フィート6インチと読み、センチメートルで換算すると198.12cm
1フィートの単位は12インチで1フィートになります。なので、ロッドの長さを、6フィート12インチとは表記せずに、7フィートと表記します。
一般的に5フィートから6フィート代までのロッドをショートロッドと呼ばれます。6.6フィート以上のロッドをロングロッドと表現する事もあります。
昔のロッドは、スチール製の重たいロッドだった為、長いロッドは重くなるので作られませんでしたが、グラス素材が誕生したり、時代が進みカーボン素材が使われる事で、バスロッドの長さは軽量化されて長くなっていき、最近では9フィートのロッドも登場しています。
バスロッドの表記の意味を知ろう! アクション・パワー(硬さ)を知ろう!
ロッドが持っているパワー(硬さ)の事をアクションと呼びます。アクション・ロッドのパワーによって投げられるルアーウェイトが決まってきます。
ロッドのアクションが強くなると、ルアーウェイトの適合数値は重いルアー側が投げやすくなりますが、ロッドが曲がらない分、軽いルアーが投げにくくなります。
ロッドのパワーが強ければ、何でも良いと言う訳ではなく、自分が使うルアーの重さやリトリーブ時の負荷に合ったロッドを選びましょう。
パワーの表記は基本的に下のアルファベットを使って表記しますが、釣り具メーカーによっては数字で表記したりします。
UL < L < ML < M < MH < H < XH
ロッドのパワーはULが一番柔らかくXHの方向にいくに従いロッドの硬さは増していきます。最近では更にロッドのパワーを細分化され、間にプラス表記されているロッドもあります。
※それぞれの表記の読み方は以下の通りです。
適合負荷の基準はフランスの規格が採用されているそうで、固定されたロッドにウエイトを足していって90°に竿先が曲がった重量から50で割った数値から導きだされます。
柔らかいロッドは軽いルアーがキャストしやすく使い易いですし、硬いロッドは重いルアーを使う上で必要になります。ロッドの表記に適合ルアー何g~何gと表記されていますが、あくまでも目安として思ってください。
例えばミディアムアクションのロッドで適合ルアーウェイトが1/4oz~5/8ozと表記されていたとしても優しくキャストすれば、1ozのルアーも投げることは可能です。
バスロッドの表記の意味を知ろう! テーパーの意味を知ろう!
バスロッドには曲がり(調子)をテーパーと言います。ルアーの使用用途によってロッドのテーパーを使い分けることで、ルアーの操作性やキャスティングのフィーリングの良さに繋がります。
表記 | テーパー |
F | ファースト・テーパー |
R | レギュラー・テーパー |
S | スロー・テーパー |
テーパーにも特性があり、ファーストテーパーはルアーの操作性は上がり、細かなアクションが付けやすいです。しかし、ロッドが曲がらない分キャストのタイミングに慣れる必要があります。
スローテーパーはバスの動きを吸収してくれるので、バラシが軽減できます。しかし、正確なキャストをするのが難しく、ルアーにアクションを与えてもロッドが曲がる分、アクションが吸収されてしまいます。
レギュラーテーパーはその中間になります。全ての釣り方がレギュラーテーパーでまかなえる訳ではありません。また、テーパーはファーストとレギュラーの間を取ったレギュラーファーストテーパーやレギュラーとスローの間のレギュラースローテーパーもあります。
また、最近ではロッドの技術も進化しルアー操作時とバスが掛かった時のロッドの曲がりが可変するテーパーもありバスのランディング率をあげています。
バスロッドには適合ラインが表記されているが目安としておこう!
ロッドの表記には適合ラインが記載されています。適合ラインの記載の仕方はメーカーによって異なりますが、例えばナイロンライン8lb~20lb、フロロカーボン8lb~14lbという具合に2つ表記されているメーカーもあります。
ナイロンラインとフロロカーボンラインで適合ラインの幅が異なる理由はフロロカーボンラインの方がナイロンラインと比べてライン径が太く、ラインの自重が重くなるからです。適合ラインの表記が8lb~20lbとある場合は、8lbより細いラインを使用するとキャスト時にラインが切れてルアーが飛んでしまう恐れがあり危険ですので、おすすめしません。
しかし、適合ラインの20lbを超える25lbや30lbは使うこと自体は可能なので、カバーの濃い場所を釣る場合などは適合ポンドより太いラインを使いましょう。
シングルハンドルやダブルハンドル ロッドのハンドルの種類を知ろう!
ロッドのグリップにはシングルハンドやダブルハンドル、そして最近はあまり見かけなくなりましたが、ガングリップタイプがあります。ロッドのエンドグリップの長さで呼び名が変わります。
シングルハンドのグリップの特徴は片手でキャストする為にグリップが短く作られており、アクションを与える動作の中で、ヒジや洋服などにグリップエンドが接触することがなく、ルアーにアクションを与えやすくなっており、手首が疲れにくいデザインです。
シングルハンドルでバスが掛かった時のファイト時は、手首に負担が生じます。なので、フロントグリップを支点にしてファイトをする必要が出てきます。
ダブルハンドルはキャスト時には、両手でロッド持ってキャストするので、ルアーの飛距離も出しやすくバスとのファイト時は、ハンドルを脇やお腹に固定できるので、楽にファイトできます。最近のロッドのグリップに多いのが、セミダブルハンドルで両方のいいとこ取り的なハンドルですね。
「重要!」ロッドにリールを取り付けた時の最適なバランスを知ろう!
ロッドとリールをセットして、タックルのバランスを確認せずに釣りをしていませんか?タックルのバランスは釣りをする上でルアーの操作性や疲労感に繋がる大切な部分です。自身のタックルのバランスを確認しておきましょう。
ロッドに糸を巻いたリールをセットしてベイトタックルの場合は写真のようにリールを下に向け指がレベルワインダーの直前の位置でバランスが取れている状態がベストです。
リールをパーミングして握った時に支点になるのでこの位置付近かやや穂先よりにバランスが取れる様に各ロッドメーカーはロッドを作っています。更に後方に重心が来ることで、ロッドワークは楽になります。
しかし、バランスが悪く竿先が下がるロッドの場合には1サイズ大きいリールに変えるかバットエンドにバランサーとしてオモリを付けて調整しましょう。
逆にグリップエンド側が下がるロッドはとても使いにくくバランスの調整も難しいのでロッドを買い直す必要があります。どうしてもそのロッドを使いたいのであればタックルリペアショップに相談してみて下さい。
スピニングタックルの場合も写真のようにスピニングリールのスプールのリムの位置でバランスが取れるのがベストな位置です。
メーカーはバランスを取れるように設計はしていますが、ご自身のロッドとリールのバランスを一度、確かめることをおすすめします。タックルバランスを見つめ直す事でさらに釣りが楽しくなります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。ロッドに書かれている長さや硬さに関する表記の意味が、理解できたのであれば、嬉しいです。
釣りに行く際、ロッドを選ぶには使用するルアーを決めて次にラインの太さや種類、リールの巻き取り長さとギア比そしてロッドと言う具合に、魚に近い方から考えるとベストなタックルが組み上げられます。
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「ロッド特性を示す」バスロッドの長さや硬さの表記の意味の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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