バスフィッシング界の偉人「ケビンバンダム」の軌跡!

バスフィッシングの偉人達

今回のバスフィッシング界の偉人はケビンバンダムさんを紹介したいと思います。ケビンバンダムさんは、「KVD」と呼ばれ、プロバスフィッシングの世界では権威とさまざまな偉業を成し遂げて来た方です。1967年10月14日、ミシガン州カラマズーに生まれたケビンバンダムは、バスフィッシング界に感動的かつ記念碑的な遺産を築いてきました。

ケビンバンダムはよく、トーナメントはアングラーと競い合うのではなくバスと競い合っていると話されるそうで、自身の考えたアプローチを考え通りに遂行すれば、上位に入るので心配ないと考え周りに振り回されない事が大事で、余計なことを考えるだけ無駄だとも話されています。

そして、自分のアプローチに自信を付ける為に、結果として釣れるから良しではなく、なぜ、釣れるのかの理由付をしていく事が自信を深めるそうです。

先日、ヒロ内藤さんにケビンバンダムさんについて伺った時には、氏のアプローチで凄いのはポイントに居るバスの顔の向きまでその時の水の流れなどからイメージしたうえで狙うそうです。

また、前日プラで良かったポイントでも当日、ぱっと見て!昨日と変化を感じられない場所でも、彼は第六感的な部分が働くのか1投もせずポイントを見切るとケビンバンダムの凄さを教えてもらいました。

では!! バスフィッシング界の偉人「ケビンバンダム」の軌跡!の始まりです(^O^)/


ケビンバンダムはお兄さんが経営する釣具店で販売員をしていた過去がある!

ケビンバンダムは1967年10月14日、ミシガン州、カラマズー市で生まれ、男3人女2人の5人兄弟で釣り好きの父親の影響で兄弟全員が釣りをするそうです。

ケビンバンダムは3歳から釣りを始めたそうで、お祖父さんが湖の近くに住んでいたので、子供の頃はそこで兄弟で釣りを楽しんでいたようです。お兄さんの影響もあり地元のトーナメントにも参加します。

16歳になるとバス釣りにのめり込み、地元のカラマズーバスクラブに入会し入会初年度に誰よりもバスを釣り年間最優秀賞を取ったそうです。

この頃からバス釣りに探究心を持ち様々なアプローチを試していた事が伺えます。大学進学して卒業後にお兄さんのランディさんが経営する釣具店で販売員として働きます。販売員として働く事で多くの釣り人や業界の人と繋がる事が出来たと語られています。

販売員として接客する事で社交性が身に付きフィッシングショーなどで人前で話をする時にも仕事で得た経験が役に立っているそうです。

就職して3年が経った1987年、20歳の時に、ケビンバンダムはバスマスター・トーナメント・トレイルでデビューし、プロのバスフィッシングの全国的な舞台に足を踏み入れます。

70年代~90年代の初め頃のバスプロはガイド業を通してバスの動きを知り、毎日、仕事として、お客をガイドする事でコミニケーション能力等を身に付け下積みを積むのですが、ケビンバンダムはそのような課程を踏まずにプロサーキットに出てきた、当時としては希な人物です。


1992年にB.A.S.S.のAOYタイトルを史上最年少25歳で受賞する!

1990年、23歳の若さでプロとしてのキャリアをスタートさせたケビンバンダムは、バスフィッシング界への道を本格的に歩み始めました。 彼の活躍はトーナメント界で知られるものとなりました。1992年にはすでにB.A.S.S.アングラー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを獲得し、史上最年少の25歳での受賞を成し遂げます。この成績は単なる勝利ではなく、KVDが今後数十年にわたってトーナメントを支配する前触れだったのかもしれません。

輝かしいキャリアを通して、ケビンバンダムは比類なき実績を積み上げました。バスマスター・クラシックのタイトルを4度(2001年、2005年、2010年、2011年)、トヨタ・タンドラ・アングラー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを7度、そして2001年にはFLWアングラー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを獲得します。2022年8月時点で、700万ドルを超える賞金を稼ぎ出し、プロバスフィッシング界の歴代賞金王となっています。

ケビンバンダムの釣りに対するアプローチは、スピード、リアクション、効率を重視する彼の特徴的なパワーフィッシングスタイルに特徴づけられ、このメソッドはより広いトーナメント・フィッシングシーンにも影響を与え、多くのアングラーが彼のアグレッシブで効果的なテクニックを真似しようとしています。

オフ・ザ・ウォーターでのKVDの活躍は、トーナメントでの勝利だけにとどまらない。スポンサーやフィッシング・コミュニティへの献身は模範的だ。プロモーション、出演、セミナー、製品デザインなど、彼の粘り強い仕事ぶりはよく知られている。彼の洞察力と専門知識は、世界中のアングラーが信頼するフィッシング・プロダクツと戦略の形成に貢献してきた。


ケビンバンダムのフィッシングスタイル、「パワーフィッシング」とは

バスフィッシング界の巨人、ケビンバンダムは、しばしば「パワーフィッシング」と形容される彼のアプローチは、ダイナミックでアグレッシブなスタイルであり、アングラーのバス攻略法に革命をもたらしました。

ケビンバンダムの最も特筆すべきテクニックのひとつは、スピナーベイト、ジャークベイト、クランクベイトといったファーストムービングルアーを使うことです。この戦略によって、彼はより多くの水域を素早く効率的にカバーすることができ、バスに用心深く反応させるのではなく、本能的に反応させます。そうすることで、攻撃的なバスからストライクを引き出すチャンスを増やします。

ケビンバンダムのテクニックのもうひとつの鍵は、ルアーのカラーを細心の注意を払って選んでいることです。彼は、バスを引き寄せるために重要な、釣りをしている特定のコンディションに適した色のスピナーベイトを選ぶ鋭い目を持っている。

ケビンバンダムはまた、パワーフィッシングのスピードとアグレッシブさ、そしてフィネスフィッシングの繊細さと正確さを融合させた「パワーフィネスフィッシング」でも知られている。このテクニックは、ヴァン・ダムが長年かけてマスターしたドロップショットリグを使うときには顕著に表れています。

さらに、シーズンガイドは、彼や他のアングラーが1年のどの時期にバスがどこにいる可能性が高いかを理解するのに役立つ包括的なフレームワークです。このシステムは、水温、天候パターン、釣りの対象となる湖のタイプに基づいており、高確率で狙えるエリアを推測することができる。

これらのテクニックは、個人的な成功をもたらしただけでなく、より広い競技フィッシングシーンにも影響を与えました。世界中のアングラーが彼のメソッドを研究し、取り入れ、KVDをバスフィッシング界のレジェンドにした魔法の一端を捉えようとしています。


2023年シーズン終了をもってトーナメントシーンから引退を表明!

2023年2月、ケビンバンダムはバスプロ・ツアーの2023年シーズン終了後にトーナメントフィッシングから引退する意向を表明し、このスポーツのひとつの時代の終わりを告げました。バスフィッシングの歴史において、最も影響力のある人物の一人のキャリアに幕を閉じるという意味で、彼の引退の決断は重要な瞬間であります。

ケビンバンダムの輝かしいキャリアを振り返ってみると、彼の遺産がバスフィッシングの水域にこれからもずっと波紋を広げ続けることは明らかだ。スポーツへの献身、競争心、そしてフィッシング・コミュニティへの貢献は、彼の地位をフィッシングの歴史に刻み込んだ。

ケビンバンダム自身が語っているように、彼はトーナメントフィッシングからは引退するかもしれないが、バスフィッシングへの情熱は衰えていない。このスポーツは彼の存在によって豊かになり、彼は間違いなく後世のアングラーにインスピレーションを与え続けるだろう。

ケビンバンダムの物語は、勝利と忍耐、そして釣りへの揺るぎない心を持つアングラーの物語です。彼がバスフィッシングの世界に残した消えない足跡を讃えたいと思います。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。ケビンバンダムの軌跡は、単なるタイトルや栄誉のコレクションではなく、情熱、献身、革新のパワーの証ではないでしょうか。

氏がトーナメントシーンを離れても、彼の影響は間違いなく何世代にもわたって残り続けると思います。ケビンバンダムは、彼のキャリアを追ってきた人々にとって、単なる釣り人ではなく、それ以上の存在であり、アイコンであり、指導者であり、バスフィッシング界のレジェンドになると思います。

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バスフィッシング界の偉人「ケビンバンダム」の軌跡!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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