バスフィッシングを楽しまれているアングラーの皆さん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、ジグヘッドを使った釣りの基礎知識についてお話しします。具体的には、「ジグヘッドの種類」と「ジグヘッドの使い方」を中心に解説していきます。この知識を身につければ、釣果アップに繋がりますよ!
まず、ジグヘッドとは、ウェイト(おもり)とフック(針)が一体化したタックルのことです。この形状の利点を活かして釣る仕掛け(リグ)が「ジグヘッドリグ」です。一見シンプルな構造ですが、ジグヘッドリグは、そのシンプルさゆえに非常に多様なアプローチが可能な釣り方として知られています。
特にテキサスリグやキャロライナリグと比較したとき、ジグヘッドリグの最大の特徴は、ロッドアクションが直接伝わりやすい点です。テキサスリグやキャロライナリグでは、ウェイトとワームの間に距離があるため、アクションの伝達に微妙なロスが生じることがあります。
しかし、ジグヘッドリグでは、ウェイトとフックが一体化しているため、アングラーが意図する細かな動きがワームにそのまま伝わり、リアルなアクションを演出することが可能です。
また、ワームの動きをより繊細にコントロールしたいときや、魚が警戒心を強めているタフな状況下では、ジグヘッドリグが特に効果を発揮します。例えば、特定のポイントで細かい動きを必要とする際、ジグヘッドリグを使うことでアプローチが格段にスムーズになります。
今回は、さらに一歩進んでジグヘッドの種類についても深く掘り下げます。例えば、どのような形状のジグヘッドがどのようなシチュエーションに適しているのか、また、それぞれの使い方についても触れていきます。
ジグヘッドを使った釣りの楽しさとその可能性をぜひ体感してみてください!
では!!「たった10分で学べる!」 ジグヘッドの種類や使い方の基礎知識!の始まりです(^O^)/
・ジグヘッドの基本構造と使い方!
ジグヘッドは、ブラックバス釣りの様々な状況に対応するため、驚くほど多様な形状が開発されてきました。その最初期のリグでは、ラウンドヘッドのような丸い形状や、鋭い動きでダートするダーターヘッドが主流でした。この後、釣りの幅をさらに広げるため、多様なデザインが生み出されました。
ジグヘッドの各部の名称
ジグヘッドの各部の名称は以下のとおりです。

- ヘッド ジグヘッドの中心となる部分。ウェイトが内蔵されており、形状はラウンドヘッドやダーターヘッド、フットボールヘッドなど、多様なデザインがあります。
- ラインアイ ラインを通すためのアイ。角度によって特性が異なり、スイミングジグヘッドではゾーンキープに影響を与えます。
- ワームキーパー 取り付けたワームがズレないようにする。
- フック 魚を捕らえる部分。サイズや形状は様々で、ストレートワームやカーリーテールワームなどと組み合わせて使います。
ジグヘッドのフックサイズとウェイトの表記
ジグヘッドの最大の特徴は、ウェイトとフックが一体化していることです。この設計により、コンパクトで扱いやすいタックルを実現し、多くのアングラーに愛されています。一方で、テキサスリグやキャロライナリグでは、ウェイトとワームフックが独立しているため、フックサイズとウェイトを自由に選択できるというメリットがあります。
ジグヘッドのウェイトとフックの設定
ジグヘッドでは、ウェイトとフックサイズが固定された組み合わせになっているため、選択肢にある程度の制約があります。しかしながら、各ルアーメーカーは、使いやすく多様なフィールドに対応できる設定のジグヘッドを販売しています。

- ウェイトの表記 日本国内では一般的にグラム表記が採用されていますが、バスフィッシング発祥の地であるアメリカでは、オンス表記が使われることもあります。これにより、フィールドや目的に応じて適切なウェイトを選ぶことが可能です。
- フックサイズの表記 フックサイズは、「♯1/0」や「♯2」といった形式で示され、形状や軸の太さなどはメーカーごとに異なります。それぞれの用途に応じたフックを選べるため、アングラーは自分に合ったジグヘッドを見つける楽しみがあります。
5つのステップでデキル! ジグヘッドとワームの付け方
ジグヘッドとワームの取り付け方を見て行きましょう。
➀ワームとジグヘッドの準備 使用するワームとジグヘッドを選びます。ジグヘッドのタイプに合わせ、ストレートワームやカーリーテールなどお好みの種類を選択してください。

②フックを挿す位置を確認 ワームの先端中央にフックを挿入します。挿す位置はワームがしっかりとまっすぐ取り付けられるように注意してください。

➂フックをワーム内に通す フックをワーム内に通し、指定の長さで抜き出します。途中で曲がらないよう慎重に進めます。

④フックポイントを外に出す フックの先端をワームの外に出し、しっかりと固定します。これによりフックアップ率が向上します。

⑤正しい姿勢を確認 ワームがまっすぐになっていることを確認してください。これによりアクションが自然になり、バスへのアピール力が高まります。
ワームとジグヘッドの付け方の応用
ジグヘッドとワームの付け方は自由な発想でリグの世界を広げます。以下のワームとジグヘッドの付け方は応用です。

このセッティングの仕方はdep社の奥村社長が考えた「あばら掛け」と言われるセッティングです。ジグヘッドをズラしてセットする事でワームの上部がリップの役目をするのでイレギュラーなアクションが生まれます。

次のセッティングの仕方は、ジグヘッドの弱点であるカバー回避力を上げる為に考え出されたセッティングです。近年はオフセットタイプのジグヘッドが販売されていますが、手持ちに通常のラウンドジグヘッドしかない時に試してみて下さい。
釣り場でトラブルや困ったシチュエーションに遭遇する事で、様々な発想と工夫でジグヘッドリグのセッティング方法が生まれると思います。
代表的なジグヘッドの形状と特徴
それでは、各種のジグヘッドの形状と特徴を見て行きましょう。
・ラウンドヘッド
ラウンドヘッドは、ジグヘッドの中でも最もポピュラーなタイプであり、その使いやすさから初心者から上級者まで幅広く愛されています。このジグヘッドの最大の特徴は、ワームの種類を問わずに使用できる万能性です。

ラウンドヘッドの特徴
ラウンドヘッドのジグヘッドは、縦方向のバーチカルな釣りから横方向のスイミングまで、多様なアクションが可能なオールマイティーな設計となっています。初心者がジグヘッドを使った釣りを始めるには、最適な選択肢と言えるでしょう。
また、90度のラインアイが特徴で、スイミング時にゾーンキープを簡単に行える角度になっています。一方で、ヘッドが丸い形状であるため、ボトムに着底した際のワームの姿勢がやや不安定になる傾向があります。この点を考慮しながら使うと、より効果的です。
おすすめのワームとその取り付け方
ラウンドヘッドは様々なワームを組み合わせる事が出来ます。ただ、グラブの様なフックがテールに絡みやすいワームをラウンドヘッドに取り付ける際のポイントは、フック形状と同じ曲がりの向きにセットしないことです。
グラブのテールの先をボトム側に向けることで動きがより良くなり、フックポイントにテールが引っ掛かるのを防ぐ効果も期待できます。この取り付け方を意識するだけで、釣果が大きく変わるかもしれません。
・ダーターヘッド
ダーターヘッドはその特殊な形状を活かし、特定の状況で非常に効果的なジグヘッドとして知られています。

ダーターヘッドの一般的な使い方
ダーターヘッドを活用した釣り方の基本は、ワームを軽くホップさせた後、ラインにテンションを掛けた状態でカーブフォールを行う手法です。このアクションにより、自然な動きを演出し、バスの興味を引きつけます。
バーチカルなアプローチ
バスがプレッシャーを受けて活性が低下している場合、シェイキングテクニックが特に有効です。ダーターヘッドを使用した繊細な動きが低活性のバスを誘い出します。このアプローチは、ピンポイントで攻めたい状況に適しています。
ダーターヘッドにおすすめのワーム
ダーターヘッドと相性が良いワームには、ストレートタイプや、昔流行したリッパータイプがあります。薄いテールで魚を誘うグラブ系ワームはダーターヘッドには向いていませんので、突発的なアクションが出るテールやウィングが無いタイプのワームを選ぶのがポイントです。
・スイミングヘッド
スイミングジグヘッドは、ワームを中層で泳がせるために設計されたジグヘッドで、広範囲を効率的に探ることができる釣り方です。その歴史を振り返ると、1970年代にはフィネスフィッシングの草分けとして、スライダーワームとスライダーヘッドを組み合わせたワームスイミングが大変人気を博しました。このスタイルは現在でも多くのアングラーに愛されています。。


スイミングジグヘッドの特徴
スイミングジグヘッドの最大の特徴は、ワームの種類を選ばない汎用性です。ストレートワームやカーリーテールなど、様々なタイプのワームと組み合わせることが可能です。また、ラインアイの角度が重要なポイントとなります。
- 90度のラインアイ: 一定のゾーンを泳がせる際に優れた安定性を発揮し、ゾーンキープがしやすい設計。
- 水平に近いラインアイ: ウィードやベジテーションといったソフトカバーをすり抜けやすく、障害物が多い環境で活躍。
これらの特徴を理解することで、釣り場や状況に応じた選択が可能になります。
・フットボールヘッド&スタンドアップジグ
フットボールタイプとスタンドアップタイプのジグヘッドは、それぞれ独自の形状と機能を持ち、特定のシチュエーションで大きな効果を発揮します。

フットボールヘッドの特徴
フットボールタイプのジグヘッドは、ボトムでの着底姿勢が非常に安定しているのが最大の特徴です。さらに、ジグヘッドにテンションを掛けることでフックが立ち、バイト時のフックアップ率を向上させてくれます。ただし、横に張り出したヘッド形状が障害物の密集した場所には不向きです。そのため、カケアガリや岬、馬の背のようなカバーが少ないエリアでその真価を発揮します。
スタンドアップヘッドの特徴

スタンドアップタイプのジグヘッドは、もともとウォールアイを釣るために開発されたものです。そのヘッド底面が平らになっており、フットボールヘッドと同様にボトムでの安定した着底姿勢が特徴です。これは、特に着底後のワームのアピールを重視した釣り方に適しています。
おすすめのワームと組み合わせ
どちらのジグヘッドも、クロー系ワームと相性抜群です。この組み合わせにより、着底したワームの姿勢がしっかりと保たれ、バスへのアピール力が向上します。特に、クロー系ワームのリアルな動きがバスを誘い出す効果を発揮します。
「ジグヘッドの使い方!」3つのテクニックを紹介!
ジグヘッドリグは、さまざまな状況で活躍する万能なリグであり、以下の3つの主要なテクニックがあります。
➀ボトムバンプ
ボトムバンプは着底したワームをロッドで跳ね上げてワームにアクションを与えるテクニックです。フォール時にラインのテンションを掛けるとカーブフォールして移動距離が稼げます。

- 手法: ワームをボトムに落とし込んだ後、ロッドを使って軽く跳ねさせ、アクションを加えます。
- 狙い: 着底時や跳ね上がり時に、ボトムにいるバスを誘います。
逆にラインにテンションを掛けずにフリーフォールで落とすと移動距離が抑えられて緩急の付いたアクションが与えられます。
②シェイキング
シェイキングはロッドティップを細かく動かす事でワームに細かい動きを与えるテクニックです。最近では更に細かいアクションを与えるマイクロピッチシェイクというテクニックもあります。

- 手法: ロッドティップを細かく動かし、ワームに繊細な振動を与えるテクニック。
- 狙い: バスが警戒しているタフな状況やピンポイントでのアプローチに最適。
シェイキングはピンポイントを移動距離を極限に抑えてバスを誘うテクニックです。なので、サーチとしては向かないテクニックです。バスがここにいると確信が持てるポイントで使うワークルアーとしてのテクニックです。
➂スイミング
ジグヘッドのスイミングテクニックは古くはスライダーワームを使ったスイミングが始まりです。ワームのスイミングは中層を泳がしてバスを釣る釣りです。なので、ワームの大きさとジグヘッドウェイトとの組み合わせでゾーンとスイミングスピードを調整する事ができます。
スイミングジグヘッドを活用した釣りでは、ゾーンコントロールが鍵となります。以下のステップを参考にして、スムーズな釣りを目指しましょう。

1、ニュートラルスピードの発見 使用するジグヘッドの最適なリトリーブスピードを探ることが第一歩です。
2、リトリーブの開始 適切な速度でワームを泳がせ、一定のゾーンをキープします。
3、ロッドワークの追加 リトリーブ後、ロッドアクションを加えることで、バスの興味を引く動きを演出。これにより、釣果がより期待できます。
スイミングジグヘッドは、初心者から上級者まで幅広く活用できるジグヘッドです。ぜひその特徴を理解し、効率的に広範囲を探ってみてください!
ジグスピナーの特徴と使い方:スレたバスに効果的な選択肢
ジグヘッドには、単体で使用する方法のほか、スピナーベイトのようにブレードを組み合わせることで「ジグスピナー」として使用する方法もあります。

このジグスピナーは、スピナーベイトと比較してコンパクトでスカートを持たないため、小型のバスやプレッシャーの高いフィールドでのスレたバスを釣るのに非常に有効なルアーです。
おわりに
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。ジグヘッドの最低限の知識は習得できたと思います。ジグヘッドリグはダウンショットリグやワッキーリグのようにワームに細かいアクションを付ける事が出来るリグです。
なので、プレッシャーの高いフィールドではジグヘッドリグが効果を発揮するシチュエーションがあるので、必ず習得しておきたいリグの一つです。
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「たった10分で学べるバス釣り!」 ジグヘッドの種類や使い方!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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