ジグヘッドとはウェイトとフックが一体になったタックルを言います。また、ジグヘッドを使った釣りをジグヘッドリグとも呼びます。一般的に使われているリグとしてテキサスリグやキャロライナリグがありますが、ジグヘッドリグと大きく違う点があります。
ジグヘッドリグはウェイトとフックが一体なのでロッドアクションの伝達がとても良いリグです。なぜならば、テキサスリグやキャロライナリグではウェイトとワームに距離がある為、動かしている時にアクションの伝達にロスが生まれます。
ワームの動きを細かく演出したい時にはジグヘッドを使った釣りでアプローチするとイメージに近い釣りが出来ます。
では!!「たった10分で学べるバス釣り!」 ジグヘッドの種類や使い方!の始まりです(^O^)/
・ジグヘッドの種類は様々あるが使い方や用途に合わせて作られている!
ジグヘッドには多様なヘッドデザインが施されており、これらは様々なブラックバスの状況に対応するために考案されています。一般的に使用されるジグヘッドには、以下のようなヘッド形状があります。
・ラウンドヘッド | ・フットボールヘッド |
・ダーターヘッド | ・スタンドアップ |
・スイミングヘッド | ・シェイキーヘッド |
・アーキーヘッド | ・NEDリグヘッド |
ジグヘッドリグの初期には、ラウンドヘッドのような丸いヘッド形状や、アクションを加えるとダートするような尖ったヘッド形状のダーターヘッドが一般的でした。それ以降、多様な用途に合わせて様々なジグヘッドの形状が開発されてきました。さあ、ジグヘッドのタイプごとに、その機能、特徴、そしてデザインを見ていきましょう。
・ヘッド形状が丸いオールラウンドなジグヘッドがラウンドヘッド
ラウンドヘッドはジグヘッドの中では一番、ポピュラーなタイプのジグヘッドでワームのタイプを選ばず使えるジグヘッドです。
ラウンドヘッドのジグヘッドの特徴としてはバーチカルな縦の釣りでもスイミングのような横の釣りでも使えるオールマイティーなジグヘッドです。ジグヘッドを使ったワームの釣りを覚えるにはベストなジグヘッドです。
90度のラインアイはスイミング時のゾーンキープがさせ易い角度になっています。ヘッドは丸いラウンド形状なのでボトムに着底した時のワームの姿勢は安定しずらいです。
ラウンドヘッドのジグヘッドと組み合わせるのによく使われるワームにグラブがあります。ボクが若い頃にはラウンドヘッドのジグヘッドとゲーリーの4インチグラブとの組み合わせの釣りが流行りました。
グラブにラジグヘッドを付ける時のポイントしてはフック形状と同じ曲がりの向きにグラブをセットしない事です。グラブのテールの先がボトム側に来るように付ける事で動きもよくなり、グラブのテールがフックポイントに引っ掛かる事を防いでくれます。
・突発的なアクションを生むダーターヘッドはテールやウイングの無いワームと組み合わせよう!
ダーターヘッドの一般的な使い方はワームをホップさせてからラインにテンションを掛けた状態でカーブフォールさせる釣り方です。
また、バーチカルなアプローチとしてはプレッシャーが掛かって活性が下がったバスを釣るシェイキングテクニックでダーターヘッドを使うと効果的です。
ダーターヘッドと組み合わせるワームはストレートタイプや最近は見なくなりましたが、リッパータイプと呼ばれるワームです。
薄いテールでバスを誘うグラグにはダーターヘッドのジグヘッドは向きません。突発的なアクションが出るテールやウィングが無いワームと組み合わせましょう。
・ラインアイの角度とゾーンコントロールが鍵になるスイミングヘッド!
スイミングジグヘッドは、ワームを中層で泳がせてバスを釣るために開発されたジグヘッドです。1970年代には、フィネスフィッシングの草分けとして、スライダーワームとスライダーヘッドを組み合わせたワームスイミングが流行しました。
ワームのタイプはストレートやカーリーテールとワームのタイプは選びません。スイミングジグの特徴として抑えておきたい点はラインアイの角度です。
ラインアイの角度が90度のジグヘッドは一定のゾーンを泳がすのに優れたゾーンキープに最適なジグヘッドです。ラインアイが水平に近いスイミングジグヘッドはウィードやべジテーションなどのソフトカバーのすり抜けが良いです。広い範囲を効率的にサーチするのに優れたジグヘッドです。
スイミングジグヘッドを使ったスイミングテクニックはゾーンコントロールが鍵になります。まずは使用するジグヘッドのニュートラルスピードを探し出してリトリーブするところからスタートすると上手くいきます。その後からロッドワークによるアクションを加えてバスを誘う方法も試してみましょう。
・着底姿勢が安定しているフットボールヘッド&スタンドアップ!
フットボールタイプのジグヘッドはボトムの着底姿勢が安定しているのが特徴です。また、ジグヘッドにテンションを掛ける事でフックが立ちバイト時のフックアップ率を上げてくれます。
ヘッド形状が横に張り出しているので障害物が密になっているような場所では不向きですが、カケアガリや岬や馬の背のようなカバーの少ない場所で効果を発揮するジグヘッドです。
スタンドアップタイプのジグヘッドは元はウォールアイを釣る為に考え出されたジグヘッドです。ヘッドの底が平らになっているので、フットボールヘッドと同様に着底姿勢が安定しているのが特徴です。
使用するワームとしてはクロー系のワームと組み合わせる事で効果を発揮します。しっかりワームの姿勢を保ってくれるので着底したワームがしっかりバスにアピールしてくれます。
ジグヘッドにはシチュエーションに合わせて重さやフックサイズが選べる
ジグヘッドの特徴は、ヘッドウェイトとフックが一体化していることです。テキサスリグやキャロライナリグのように、ワームフックとウェイトが別々になっているリグでは、フックのサイズとウェイトを個別に選ぶことが可能です。
しかし、ジグヘッドに関しては、以下の表に示されているように、ウェイトとフックが一体化しているため、ウェイトとフックサイズの組み合わせに制限がありますが、各ルアーメーカーからは使いやすい設定のジグヘッドが販売されています。
ジグヘッドのウェイトは様々な重さがあり表記はグラム表記かオンス表記で販売されています。日本ではグラム表記が一般的ですが、バスフィッシングの発祥がアメリカですので、ジグヘッドもオンス表記が使われているジグヘッドもあります。
ジグヘッドのフックもフックサイズは♯1/0や♯2と言うような表記で販売されています。フックの形状や軸の太さなど各メーカーによって様々な種類が販売されています。
バス釣りにおけるジグヘッドの使い方やテクニックを紹介!
ジグヘッドリグの使い方はボトムに落とし込んで行うボトムバンプやシェイキングそして中層を泳がすスイミングテクニックがあります。
ボトムバンプは着底したワームをロッドで跳ね上げてワームにアクションを与えるテクニックです。フォール時にラインのテンションを掛けるとカーブフォールして移動距離が稼げます。
逆にラインにテンションを掛けずにフリーフォールで落とすと移動距離が抑えられて緩急の付いたアクションが与えられます。
シェイキングはロッドティップを細かく動かす事でワームに細かい動きを与えるテクニックです。最近では更に細かいアクションを与えるマイクロピッチシェイクというテクニックもあります。
シェイキングはピンポイントを移動距離を極限に抑えてバスを誘うテクニックです。なので、サーチとしては向かないテクニックです。バスがここにいると確信が持てるポイントで使うワークルアーとしてのテクニックです。
ジグヘッドのスイミングテクニックは古くはスライダーワームを使ったスイミングが始まりです。ワームのスイミングは中層を泳がしてバスを釣る釣りです。なので、ワームの大きさとジグヘッドウェイトとの組み合わせでゾーンとスイミングスピードを調整する事ができます。
ジグヘッドの場合はフックがむき出しになっているので、フックアップ率は上がりますが、その分カバーに根掛かりするリスクが高いので、根掛かりの少ないハードボトムやウィードのようなソフトカバーで使う事が多くなります。
ブレードとジグヘッドを組み合わせてジグスピナーにする事が出来る!
ジグヘッドにはジグヘッド単体で使う方法もありますが、スピナーベイトの様にブレードと組み合わせて使うジグスピナーとしての使い方があります。
ジグスピナーの特徴はスピナーベイトと比べてコンパクトでスカートが無いので小さなバスやプレッシャーの高いフィールドのスレたバスを釣るのにも優れたルアーです。
また、スピナーベイトのようにローアームとヘッドが固定されていないので、ジグスピナーを止めて落とし込んだ時にブレードがヘッドの上で回転するのでフォール姿勢が安定しているのも特徴です。
大きなスピナーベイトを使うのに抵抗がある方は、ジグスピナーから入る事で釣果が得られて自信がつきスピナーベイトへステップアップしていけると思います。
おわりに
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。ジグヘッドの最低限の知識は習得できたと思います。ジグヘッドリグはダウンショットリグやワッキーリグのようにワームに細かいアクションを付ける事が出来るリグです。
なので、プレッシャーの高いフィールドではジグヘッドリグが効果を発揮するシチュエーションがあるので、必ず習得しておきたいリグの一つです。
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では!! よい釣りを(^O^)/
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