B.A.S.S.史上最年少バスプロ記録を持つ男ゼル・ローランド!

バスフィッシングの偉人達

今回のバス釣りの偉人はゼル・ローランドさんです。ゼル・ローランドと言えば、ミスターポップRやトップウォーターマジシャンと言うネーミングが思い浮かぶアングラーの方も多いと思います。

そんな、ゼル・ローランド氏さんは、B.A.S.S.の歴史の中でも驚きの13歳からトーナメントプロとして活躍されている歴史があります。

ゼル・ローランドを有名にしたのは、ポップRを止めることなく連続トゥイッチングする、テクニックです。また、一般的に水温が低い時期でも、表水温が13℃を超えると水温的にトップウォーターが使えるとゼル・ローランドは断言しています。

また、ポップRを使った釣りで成績を残し、当時廃盤だったポップRを復活させた立役者でもあります。昔はポップRのチューニングも受け付けていたそうですが、現在はゼル・ローランドが開発に関わったポッパーがプラドコから販売されています。

では!! B.A.S.S.史上最年少バスプロ記録を持つ男ゼル・ローランド!の始まりです(^O^)/


1970年に13歳でトーナメントに参加!B.A.S.S.史上最年少の選手になった人

1957年5月30日にテキサス州モントゴメリーで生まれたゼル・ローランド「ZELL ROWLAND」は1970年に13歳でトーナメントに参加しバス釣り史上最年少の選手になり、この記録はB.A.S.S.のルール変更に伴い永遠に変わる事はないと考えられます。もちろん、日本のようなオカッパリトーナメントではなく、ボートに乗って参戦するトーナメントです。

右の少年がゼル・ローランド、1970年バスマスター・オールアメリカンのスナップショット

当時、ボートには運転免許必要なかったのですが、13歳のゼル・ローランドは車の免許を持っていないので、会場までボートを運んで貰うのをお婆ちゃんに手伝ってもらいバスマスター・オールアメリカンに参戦します。

新聞報道によると、初日を終えてビル・ダンスが首位に立ち、ローランド・マーティンが2位で、トム・マンは4位、ショーティ・エバンスはジョン・モリスと同率13位でした。ゼル・ローランドは初日を終えて20位だそうで、13歳の少年が奮闘しているのが成績から伝わります。

B.A.S.S.は、このイベントの直後にルールを変更し、釣り人の年齢制限を強制しました。現在のルールでは、16歳以上でなければ競技に出場できません。

又、ゼル・ローランドはルーキーからバスマスタークラシックへの出場権を獲得するなど話題の尽きない、少年カリスマバスアングラーです。

1979年、22歳でB.A.S.S.トーナメントに参戦し28歳になる6年間で、264回の大会に参加しそのうち137回は賞金を獲得、ルーキーからの6年間で賞金獲得率が50%超えるトーナメント成績を納めます。

バスマスタークラシックへの出場は16回、トーナメント優勝回数は5回、準優勝5回、トップ10入り34回も果たしています。残念ながらバスマスタークラシックでの優勝はないですが、トップ50入り161回というのプロフェッショナルバスアングラーです。

B.A.S.S.のツアーで総額100万ドルを超える賞金をトーナメントで獲得し、FLWにも1996年、1997年、2005年、2006年とツアーに参戦2008年にはFLWチャンピオンシップにも出場しました。

プロトーナメント歴は30年以上のキャリアを持ち、2003年にはカムバック・オブ・ザ・イヤーを受賞されています。

ゼル・ローランドは1年でツアーやセミナーで250日以上、自宅を空ける生活をしているそうですが、自宅に帰るとガレージでルアーデザインをしたり、チューニングを施したりとバス釣り中心の生活を続けています。経歴を見て分かる通り、バスプロ以外の仕事をしたことが無いと言う生粋のプロアングラーです。


ゼル・ローランド トップウォーターの勝利に託された遺産

ゼル・ローランドはバス釣り史上最年少の選手でもあり、キング・オブ・トップウォーターとして親しまれています。ゼル・ローランドのトップウォーター・フィッシングへの情熱は、彼のキャリアを決定づけただけでなく、フィッシング業界にも影響を与えました。

彼はバスフィッシングへの貢献や競争心はとどまらず、有名なXCalibur Zell Popを含む独自のトップウォーター・ルアーをデザインした革新者でもあります。ゼル・ローランドの専門知識と創造性は、一般アングラーのトップウォーター・フィッシングへのアプローチ方法を形成するのに役立っており、それは彼がこの釣りを深く理解していることの証でもあります。

そのキャリアを通じて、ローランドは何度もトップ10入賞を果たし、多額の賞金を獲得するなど、成績を積み重ねてきました。彼の成功は、その献身とスキルの賜物であり、同業者からもファンからも尊敬と称賛を集めています。

ゼル・ローランドのバス釣りキャリアの中で最も特筆すべきことのひとつは、バス釣りの歴史に名を残すルアー、ポップRとの関わりです。

このポップRは一度廃盤になり製造中止になった後、再び脚光を浴びたのは、その可能性を見出したゼル・ローランドやこのルアーの強さを知る一部のプロ達でした。1986年、チャタヌーガで開催されたB.A.S.S.スーパーインビテーショナルで、ゼル・ローランドがポップRで優勝したことは、彼のキャリアを確固たるものにしただけでなく、このルアーの人気を復活させた重要な瞬間でした。

ゼル・ローランドの名前はバスフィッシングの歴史に刻まれていますが、それは彼の競技上の功績だけでなく、そのテクニックや道具を進歩させる役割を果たしたからでもあります。彼の物語は、若き天才が伝説へと成長し、数え切れないほどのアングラーにトップウォーター・フィッシングのスリリングな世界を探求するきっかけを与えました。

スポーツが進化し続けるなか、ゼル・ローランドの歴史は、プロフェッショナル・バスフィッシングの世界における革新、情熱、そして卓越性の道標であり続けています。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。子供だからという理由で、夢を諦めてはいけない事をゼル・ローランドさんの人生から学ばせて貰えたと思いますし、現在もなお、バスフィッシングシーンに影響を与え続けている氏を見ていると年齢を理由にして自身の可能性に蓋をしてはいけない事が学べたのではないでしょうか。

ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。

B.A.S.S.史上最年少バスプロ記録を持つ男ゼル・ローランド!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

タイトルとURLをコピーしました