小粒で可愛い!レーベル タイニーポップR P50を徹底インプレ!

ルアーインプレッション

バスフィッシングを愛するアングラーのみなさん、こんにちは!今回の『釣りたいバス釣り日記』では、レーベルの「タイニーポップR」P50について徹底的にインプレッションしていきます。

ハイシーズンを迎え、トップウォーターの釣りを楽しむ方も増えていることでしょう。特にアフタースポーニングの時期には、移動距離を抑えたポッパータイプを選ぶ方が多いのではないでしょうか?

ポッパーと言えば、私にとってもレーベルのポップRシリーズは特別な存在です。そのアクションや独特の音色をアングラーの操作次第で多彩に引き出せるため、これまで何度も素晴らしい釣果をもたらしてくれました。

今回ご紹介する「タイニーポップR」は、ポップRシリーズの中でも最も小型で、全長2インチ・ウェイト1/8ozのコンパクトなポッパーです。

一見、反則ルアーのように思えるかもしれません。しかし、バスが捕食しているベイトフィッシュのサイズが虫や稚魚の場合、このルアーは「マッチ・ザ・ベイト」効果を発揮します。特に、小型のベイトしか反応が得られない状況では、この「タイニーポップR」が真価を発揮することがあるのです。

さらに、この小型サイズながら驚くほどの浮力を持っており、多彩なアクションが演出可能。これにより、アドバンスドアングラーの方にも新たな可能性を提供する、魅力的なトップウォータールアーです。

では!! 小粒で可愛い!レーベル タイニーポップR P50を徹底インプレ!の始まりです(^O^)/


小型ポッパーの実力検証!タイニーポップR P50でバス釣りを満喫!

2025年6月にレーベルのポップRシリーズの中で一番小さいサイズの「タイニーポップR」P50を使って遊んでみました。淀川も今年は6月に入ってもスポーニングが続く季節感がズレた感じでしたが、アフタースポーニングから回復したバスをトップウォータールアーで釣れると考えて攻めてみました。

ボク自身は「タイニーポップR」が軽量ルアーでしたので使う機会が無かったのですが、タックルが進化したことで使い易くなり数年前に購入して使う様になりました。

使った感想としては、サイズの割に浮力があり、とても良く動くポッパーという印象です。タックルセットアップをPE仕様で組む事でドックウォークではなく、90度程度のテーブルターンでキビキビと動いてくれます。勿論、ロッドワークでポップ音とチャガー音も出す事ができます。

筆者撮影 タイニーポップR

ショートトゥイッチでロッドの戻しを早くするとテーブルターンしますし、もう少し戻しを遅らせるとポップ音を奏でてくれます。もちろん、ロッドを上方向にアクションさせるのと下方向に振ってアクションさせるのでもアクションに違いが生まれます。

ファーストステディーな使い方をしてもスグに浮き上がって来るので、テンポの速い釣りでも使えるポッパーです。

また、このボディーの大きさでシッカリとしたチャガー音が出せるのもP50の素晴らしい部分です。真昼間にべジテーションのエッジで使っていると良いサイズのバスがバイトして来ました。

しっかりとフッキングできたものの、突然ポップRが外れてしまいました。P50はフックサイズが小さいため、嫌な予感はしていましたが予感は的中します。以前からタイニープラグを使っているとフックサイズが小さい為、フックアップ率が低下してしまうことがわかりました。その結果、バイトはあるものの、なかなかうまく乗らないことが多々ありました。

筆者撮影 タイニーポップRで釣った淀川バス

夕方にエリアを変えて再度、ポップRを使うと写真のバスがバイトしてくれました。良いサイズをバラシタ後だったのでかなり嬉しい1匹です。

先ほども触れた通り、ポップRは 1/8oz(3.5g)程度しかウェイトはないので、キャスタビリティーに優れたルアーとは言えません。ベイトタックルを使うとキャスタビリティーが劣るのが難点です。

スピニングタックルを使う事でキャスタビリティーは補えますが、今回のようなソフトカバーのポケットやエッジに正確にキャストしたり、ファイトの時もブラックバスを強引に引き寄せる必要がある場面もあるので、ベイトタックルが必要になって来ます。

ボクはポップRのP50を使う時は、ベイトフィネスリールを使っていますのでキャスタビリティーも良くロッドワークもし易いので気に入って使っています。

ポップR P50を極める!リーディングルアーでバスを攻略

ポップRのP50と言えば、ヒロ内藤さんが紹介している「リーディングルアー」というリグをする時に便利なルアーです。マンズベイトからも同じようなコンセプトのルアーがありますが、「リーディングルアー」の方がアピールは強そうです。

バスの活性が上がるアフタースポーニング以降に試すと面白いリグです。上の図の様に前に、ポップRのP50のテールフックを外して前後逆にして結んだ後、30cm程度のリーダーを結んだ後に、ペンシルベイト結ぶ事で、ベイトフィッシュがフィッシュイーターに追われる構図作り出してバスを騙します。

この図はポッパーとペンシルベイトの組み合わせですが、ポッパーとポッパーの組み合わせもあります。

※「リーディングルアー」ついて過去の記事で詳しく触れていますので、コチラ⇩の記事を参考にして下さい。


レーベル ポップR・P50を楽しむ為のタックルセットアップ

今回の釣行でレーベル、ポップRを楽しむ為に組んだタックルセットアップは、ロッドがヒロイズムAIRジアンサーのカリプソSJにリールがアルファスAIR TWです。

ラインはシルバースレッドのヒロズチョイスPE1号にリーダーがヒロズチョイスのクランキング12lbをサージェンスノット&ハーフヒッチで組んでいます。PEを使う事でラインに伸びがないので、かなりクイックなアクションが与えられます。

筆者撮影 ヒロイズムAIRジアンサーのカリプソSJとアルファスAIR TW

更にポップRの動きを最大限、よくする為にループノットで結んでいます。スナップを使うとウェイトの軽いP50の浮き姿勢に影響を与えるので、ボクはループノットを選択しています。

今回は少しテーパーが緩いロッド使っていますが、スミスから販売されている現行のヒロイズムのカリプソSJでも可能です。操作性がよりピーキーなタックルセットアップになります。

ルアーが小さいからアクションが良くないと思われますが、ベイトフィネスのショートロッドでのスモールプラグの釣りはテクニカルで新たなジャンルの釣りだと思います。

とは言え、ポップRのP50はブルーギルや小さいバスもターゲットになるので、子供や初心者の方にもおすすめなトップウォータールアーです。なので、ライト~ミディアムライトアクションのスピニングタックルを使った釣りでも楽しめます。

ラインはPE0.6号程度でリーダーが8ポンド程度で組むかナイロン6ポンド程度をスプールして使うと初心者にも楽しむ事が出来ます。このタックルセットアップならダウンショットリグやワッキーなどもデキルので状況にアジャストしやすいです。


小型ポッパーの決定版!ポップR・P50の魅力とスペック!

レーベル タイニーポップR・P50のスペックは、ボディサイズが2in、ウェイトが1/8oz、フックサイズが#8です。現在は更に小さいサイズのマイクロポップRも廃盤ですから、プラドコ内で小型のポッパーが、そんなに無いのでタイニーポップRは稀有な存在なのかも知れません。

レーベルの「ポップR」P60が市場に登場したのは1976年でした。翌年の1977年にはP70が販売されましたが、売れ行きが悪く廃盤になります。

その後、リック・クランやゼル・ローランドなどのポップRが釣れる事を知っていたバスプロのシークレットルアーとして使い続けられます。しかし、秘密が世に出た事で再販が熱望され1987年に市場に戻るドラマが生まれます。(1983年のレーベルカタログにはP70は掲載されています。)

筆者撮影 レーベル タイニーポップR・P50

レーベルはこの時代、1976年カタログを見るとポップR以外にも「Windcheater Popper」、「REBEL Poppers」、「REBEL Bonehead Poppers」も販売されていました。レーベル社はポッパータイプのルアーをかなり研究していた事が伺い知れます。

残念ながら、タイニーポップRの販売年月日や販売された経緯など調べて見ましたが、分りませんでした。レーベル社の創業者であるジョージ・ペレン氏が子供たちにも釣りの楽しさを感じてもらう為に、「クリックホッパー」「バンブルバグ」などの小型プラグを作り出されているので、その一環としてタイニーポップRがラインナップされたりかも知れませんね。


おわりに

今回はレーベル タイニーポップR・P50をインプレションをしてみました。アフタースポーニングの時期ですから、日によってはトップによく反応する事が多々あるので、タイニーポップRはこの時期にはタックルボックスに入れておきたいルアーですね。

「タイニーポップR」のような小型のトップウォータールアーを使ってバイトを得る事で、トップウォーターの釣りを初心者からでも楽しむ事ができます。表層を意識している日には、ワームよりもバイトがあるので楽しめると思いますよ。

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小粒で可愛い!レーベル タイニーポップR P50を徹底インプレション!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^_^)v


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