バスフィッシングを楽しむアングラーのみなさん、こんにちは!今回は「釣りたいバス釣り日記」で、日本ならではの文化が光る「ライトキャロライナリグ」について詳しくご紹介したいと思います。
キャロライナリグはその歴史的背景からアメリカ発祥のリグですが、日本のバスフィッシングの特徴として、リグやルアーを細分化する文化があり、キャロライナリグは「ライトキャロライナリグ」「キャロライナリグ」「ヘビーキャロライナリグ」の3タイプに分類されるのが一般的です。この繊細な分類が、釣りの楽しみをさらに広げる一因になっています。
ライトキャロライナリグはその名の通り、通常のキャロライナリグよりもライトなタックルを使用するため、より軽快に、そして繊細に釣りを楽しむことができます。ただし、「どこからがライトで、どこからがヘビーなのか」という境界線はアングラーそれぞれの感覚によるところがあり、明確ではないのも面白い特徴の一つです。
さらに、「スプリットショットリグとライトキャロライナリグの違いは?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実際、これらのリグには意外な違いがあり、それぞれのリグが得意とするシチュエーションが存在します。
今回の記事では、ライトキャロライナリグの特徴や使い方、そしてその魅力について私の視点から掘り下げてご紹介します。ぜひ参考にして、バスフィッシングの新たな楽しみ方を見つけてください!
では!! 「めっちゃ!お手軽」ライトキャロライナリグでバス釣りを楽しもう!の始まりです(^O^)/
「日本人が命名」ライトキャロライナリグは日本だけのカテゴリー!
キャロライナリグはアメリカのノースキャロライナ州で誕生したリグで、主にシャローにいるノンポジショナルなバスを効率的に釣るために考案されました。アメリカではシンカーの重さによる分類はなく、ライトキャロライナリグも通常のキャロライナリグと同じカテゴリーに含まれています。
一方、日本のバスフィッシングでは、リグをより詳細に分類する文化があり、キャロライナリグは以下の3つに分けられています。
・ライトキャロライナリグ
・キャロライナリグ
・ヘビーキャロライナリグ
特に「ライトキャロ」と呼ばれるライトキャロライナリグは、軽量のキャロライナシンカー(中通し式シンカー)、スイベル、リーダー、ワームを組み合わせたリグです。
このリグは飛距離を保ちながら、ワームとシンカーの間を離してボトムでワームを自然に漂わせることができるため、多くのアングラーから支持されています。
さらに、中通し式シンカーを使用することでワームの吸い込みが改善されるとも言われています。スプリットショットリグと比較すると、ライトキャロライナリグはバスがワームを咥えた際にシンカーの重さによる不快感を軽減する点で優れています。
ライトキャロライナリグをリグる為に用意するべきタックル!
ライトキャロライナリグを組む際に必要な4つのタックルをご紹介します。これらは、リグの性能を最大限に発揮するために欠かせないアイテムです。
➀ スイベル

スイベル(ヨリ戻し)は、メインラインとリーダーを結ぶための部品で、ワームを回収する際のラインのねじれを防ぐために必要です。
② キャロライナ・シンカー

ライトキャロライナリグに不可欠なのは中通しのキャロライナシンカーで、その形状には丸型やナス型があり、バレットシンカーでも代替可能です。
③ キャロライナ・リーダー

リーダーはスイベルとワームを結びつけるラインです。フロロやナイロン素材があり浮力に影響を与えるため、状況に応じて素材を選ぶことが重要です。
④ キャロライナ・ビーズ

ビーズはスイベルに結んだメインラインの結び目をシンカーから保護し、シンカーとビーズが接触する事で音が発生してバスを誘うタックルです。音はしませんが、ビーズ以外にもシンカーストッパーで代用する事が出来ます。
「簡単3ステップ」ライトキャロライナリグの作り方を紹介!
ライトキャロライナリグの作り方は以下の順番の通りです。

①メインラインにシンカーとビーズを通し、スイベルを結ぶ
②スイベルの反対側に、リーダーラインを結ぶ
③リーダーにオフセットフックを結び、ワームをセットする
先ず、メインラインにシンカーを通したら、スイベルを結びます。結び方はルアーを結ぶ時と同じ方法で構いません。余ったラインは短くカットします。
スイベルの反対側にリーダーラインを結びます。シンカーからワームまでの距離は30〜70センチが一般的です。
最後にリーダーラインにフックを結び付けて、フックにワームを装着してライトキャロライナリグの完成です。
※キャロライナリグの詳しい作り方については、下記の記事⇩でわかりやすく解説しています!あわせてご覧いただくことで、さらに理解が深まり、実践にも役立つはずです。ぜひチェックしてみてくださいね!
三又キャロを使ったライトキャロライナリグ
また、ボクは市販の短いキャロワイヤーを使ったライトキャロライナリグをアフタースポーニングの時期から試します。

キャロワイヤーを使う事でキャスタビリティーが上がるのはもちろんの事ですが、ウエイトの交換が簡単に出来る点も優れています。
三又キャロは、先端に三つのアーム(またはワイヤー)を備えたシンカーを使用することで知られています。このタイプのシンカーは細長い形状をしており、スキー板のように水草の上を滑ることができるため、遠くのポイントを効率的に探る際に、顕著な飛距離を実現します。
三又キャロの利点は通常のキャロライナリグより飛距離が出ます。また、アタリが取りやすく、ソフトカバーからリグを切り離しやすいです。通常のキャロライナリぐと比べシンカーがウィードの上を滑るため、埋もれずに釣りを楽しめます。
ライトキャロライナリグのタックルセットアップ
ライトキャロライナリグのタックルセットアップは、通常のキャロライナリグと異なり、6.6フィート以上のバーサタイルなミディアムアクションベイトタックルや、6.4フィート前後のミディアムライトクラスのスピニングタックルの両方で楽しむことが可能です。

通常のキャロライナリグでは、ある程度の重さのシンカーを使いますが、5g程度のライトキャロライナリグならスピニングタックルでも楽しむ事ができます。ボクの場合はベイトフィネスタックルを使ってライトキャロライナリグを楽しんでいます。
ただ、ロッドが短い分、リーダーの長さに制限は出てしまいますが専用タックルを持つことなく、キャロライナリグを楽しむ事が出来る点がライトキャロライナリグの優れている部分でもあります。
ライトキャロライナリグを使う上でのシンカーの基礎知識!
ライトキャロライナリグで使用するシンカーは以下のシンカーを使用します。
- 中通し式のキャロライナシンカー
- バレットシンカー(テキサスリグで使用)
ライトキャロライナリグで使用するシンカーの重さは7g程度の軽めのシンカーを使用します。時としてシンカーを使わずに、スイベルの重さだけのスイベルキャロと呼ばれるリグもあります。
ライトキャロライナリグで使用する素材は以下の3種類があり素材により以下の特徴があります。
素材の選択
- タングステン: 感度が良く環境に優しい 希少金属のため高価
- 鉛: 安価で手軽 硬度が低いため感度が弱く、環境への影響が課題
- ブラス(真鍮): タングステンの普及により使用が減少
ライトキャロライナリグで使用出来るワームは多岐にわたるがサイズに注意!
ライトキャロライナリグで使用するワームの選択も多岐にわたり以下のような多種多様なワームを使用できます。ライトキャロライナリグは、釣りの楽しみ方を広げる一つの手段です。
ライトキャロライナリグで使用するワーム選び
- シュリンプ
- クロー
- ストレート
- シャッドテール
- 虫など
ただ、ライトなリグなので4インチを超える長いワームの使用は避けるべきだと考えます。理由はワームの自重が重くなる事でキャスタビリティーが著しく損なうからです。
キャロライナリグでのワーム選びのポイントして言われている事が、水温が低下する時期にはストレートワームのようなワームにパーツが付いていないモノを選ぶと釣果に繋がります。水温が上昇しバスがアグレッシブに活動する季節はテールやフィンの付いた余分な動きが出せるワームをセレクトする事で釣果に繋がります。
沈下速度と素材
また、ワームの沈下する速度で選ぶ事も一つの選択方法です。
- ソルト入り素材:
- フォールスピードが速い、アクションを与えた際、ボトムからの浮き上がりが弱い。
- ノンソルト素材:
- フォールスピードが遅い、アクションを与えた際、ボトムから離れて動くのが特徴。
水を受けるパーツが多いワーム、例えばウィングやテールが付いたデザインではフォールスピードが遅くなります。一方で、パーツが少ないワームは水の抵抗を受けにくいため、速く沈みます。この違いを利用して、目的やバスの状況に合わせた選択ができるのが楽しみの一つです。
ライトキャロライナリグとスプリットショットリグの違いは?
ライトキャロライナリグとスプリットショットリグの違いは、主にシンカーの固定方法にあります。ライトキャロライナリグでは中通しのシンカーを使うことで、バスがワームをくわえた際にシンカーの重さを感じにくいのが特徴です。また、スイベルを使用することで糸ヨレを防ぐ効果も得られます。
スプリットショットリグは、以下のような特徴があります。
- より軽いスプリットショットシンカーを使用して、ナチュラルなアプローチを実現。
- ハイプレッシャーなバスを釣るためよりフィネスなタックルセットアップになる。
一方で、風が強い場合や深めのゾーンを狙う際は、ライトキャロライナリグの方が効果的です。このリグの柔軟性は、厳しい釣りの状況で大いに役立つと言えるでしょう。
※スプリットショットリグについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事⇩をご覧ください!リグの詳細や使い方、シチュエーションごとのテクニックを分かりやすく解説しています。あなたのバスフィッシングがもっと楽しく、もっと成果のあるものになるはずです!🎣✨
おわりに
最後まで読んで頂きありがとうございます。今回はライトキャロライナリグについてボクが考える所を紹介させて貰いました。キャロライナリグに慣れる為にもライトキャロライナリグから始められたら良いとボクは思います。
ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。
「めっちゃ!お手軽」ライトキャロライナリグでバス釣りを楽しもう!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント