10分で学べるバス釣り「バイブレーションルアーの使い方!」

ルアーの使い方

バス釣りを愛するアングラーの皆さん、こんにちは!🌊 今回の「釣りたいバス釣り日記」では、バス釣りにおいて絶大な人気を誇る「バイブレーションルアー(リップレスクランクベイト)」の使い方を深掘りして紹介していきます。このルアーを使いこなせれば、広大なエリアを効率よく探索し、さらにバスをピンポイントで狙い撃ちするテクニックまで身につけることができますよ!✨

皆さんはバイブレーションルアーの効果的な巻き方やアクション、さらにはどのようなタックルが最適なのか、迷ったことはありませんか?もしくは、これから初めてこのルアーでの釣りに挑戦しようと計画中の方もいらっしゃるかもしれませんね。

このルアーは、フィールドの状況をスピーディーにサーチできる「サーチルアー」としての顔を持つ一方で、バスの目の前で大胆に誘いをかけて釣果を引き出す「ワークルアー」としても大いに活躍します。まさに万能なアイテムです。💡

バイブレーションルアーをマスターすることで、釣り場の状況を素早く把握し、広いエリアからバスを探し出す力がアップします。そしてその魅力的な動きでバスを引き寄せ、釣り人としての楽しみを一層広げてくれます!

まだ手に取ったことがない方、これを機にぜひ挑戦してみてください!それでは、バイブレーションルアーの奥深い世界へと一緒に飛び込んでみましょう!🌈

では!! 10分で学べるバス釣り「バイブレーションルアーの使い方!」の始まりです(^O^)/


バイブレーションの種類!バイブレーションルアーは3タイプある!

バイブレーションルアー(リップレスクランクベイト)は、その効果と使い方の幅広さで多くのアングラーに愛されています。このルアーは主に以下の3つのタイプに分類されますが、どのタイプもそれぞれの特徴を最大限に活かすことで釣果を引き上げることが可能です。

➀フローティングタイプ

かつては頻繁に使用されていたフローティングタイプは、最近ではあまり見かけなくなりました。しかしその特徴的なアプローチ方法は根強い魅力を持っています。

このタイプは表層でジャークベイトのようにトゥイッチングやジャーキングで操作され、ラトル音が強いためバスへのアピール力が抜群です。

アクションを加えることで、ルアーのシルエットが大きく見えたり小さく見えたりする効果があり、シャローのカバー周りをピンポイントで攻めるのに最適です。ラトル音や動きの効果的な組み合わせで、一度使ってみる価値があります。

②サスペンドタイプ

バスが活性を落としているときに力を発揮するのがサスペンドタイプです。速い動きに反応しきれないバスに対して、ルアーが静止する時間を作り出すことで食いつくタイミングを与えます。

このポーズ時間を巧みに利用することで、釣果につなげることができます。このタイプもシャローのカバー周りを攻める際に非常に効果的で、特にバスの警戒心が強い状況で活躍します。

➂シンキングタイプ

バイブレーションルアーの中でも最も一般的なのがシンキングタイプで、市場に流通する製品の約9割を占めています。その最大の利点はロングキャストが効くため、広範囲を効率的に攻略できる点です。

ウィードフラットのエリアなどで手早くバスを探し出し、沈むことでボトム付近にいるバスにも効果的にアプローチが可能です。さらに、新しい素材や設計技術が取り入れられたモデルは、より自然な動きを演出し、バスへのアピール力をさらに向上させています。

バイブレーションのラトルサウンドについて!

ラトルサウンドを持つバイブレーションルアーには、意外な歴史と魅力が詰まっています。

ラトルサウンドの偶然の発見

コットンコーデル社に寄せられた「音の鳴るスポットが欲しい」という問い合わせが、この物語の始まりです。同社はもともとラトルサウンドを持つバイブレーションルアーを製造していなかったため、不良品と思われる製品の交換を案内しました。

コットンコーデル社のスポット

しかし、顧客から「音の鳴るスポットが非常に釣れる」という反応が返ってきたのです。送られてきたルアーを確認したところ、本来のウェイトが入っておらず、小さいウェイトが接着剤から外れ、音を鳴らしていることが判明しました。

ラトルサウンドの進化と魅力

こうして偶然に発見されたラトルサウンドは、その後研究が進み、バスに効果的な音として知られるようになりました。特に旧タイプの「ラトリンスポット」は、低周波と高周波の両方を発生させる特徴があり、これがマニアの間で高い評価を受けています。

低周波音:ザリガニなどの甲殻類が発する音としてバスに自然に聞こえる。

高周波音:小魚が出す音に近く、捕食本能を刺激する。

現在のトレンドと選択肢

現代のフィッシングプレッシャーが高いフィールドでは、バスがラトル音に警戒心を持つこともあり、サイレントモデルが人気を集めています。音のない静かなアプローチが、スレたバスへの効果的な手段として注目されています。


「バイブレーションルアーの使い方!」アクション&テクニック

フィールドでバイブレーションルアーを使用しているアングラーを観察すると、多くの人が遠投して単純な巻き取り、いわゆる「ステディリトリーブ」を行っている光景をよく目にします。しかし、実際にはバイブレーションルアーは単純な巻き取りだけではなく、より多様で効果的なアプローチが可能な奥深いルアーなのです。

この万能ルアーを活かすために、ぜひ以下の4つのテクニックを身につけてみてください!単なる「ステディリトリーブ」で終わらせるにはあまりにもったいない、その潜在力を最大限に引き出しましょう。新たなアプローチがバス釣りの楽しみをさらに広げてくれます。🌊🎣


① ステディーリトリーブ (タダ巻き)

ステディーリトリーブは、一定の層を一定のスピードで引くテクニックです。通常のクランクベイトは巻くことで限界潜行深度に到達するため、オートマチックに一定層を引くことができます。しかし、沈むルアーであるバイブレーションルアーの場合は、アングラー自身が水深を調整する必要があるため、その分コントロールが難しくなります。

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ステディーリトリーブ

まず最初のステップとして、バイブレーションルアーが「浮かず沈まず」のリトリーブスピードを見つけ出しましょう。おすすめの方法は、桟橋に立ち、岸と並行にキャストして目視しながらルアーを巻くことです。このスピードを覚えることで、バイブレーションルアーを確実に一定の層で引くことが可能になります。

レンジコントロールのポイント

ロッドティップの高さを調整することで、狙った層を安定して引くことができます。ボトムを狙う場合は、時々リトリーブを止め、ルアーが底からどれくらい離れているかを確認すると良いでしょう。1秒以上経っても底に触れない場合、ルアーが浮き上がりすぎている可能性があります。その際は、リトリーブの速度を緩めて調整してください。


⓶ ホップ&カーブホール 

ホップ&カーブホールは、ヨーヨーテクニックとも呼ばれるバイブレーションルアーのユニークなテクニックです。

キャスト後にルアーを底まで送り込んでから、ロッドを煽って持ち上げ、ロッドの高さをキープしたままラインを張りながら落とし込む方法です。この時、シミーアクションを持つバイブレーションルアーを使用すると、さらなる効果を発揮します。沈む際の微振動で、バスの興味を引き付けられます。

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ホップ&カーブホール

また、着底時のルアーの姿勢も重要なポイントです。横に寝るタイプもあれば、頭を立ててフラフラと動くタイプもあります。特に後者のタイプは、着底後もバスにアピールを続けるため、非常に効果的です。

さらに、ラインテンションを掛けずにバイブレーションルアーを底に送り込むボトムホップというテクニックもおすすめです。この方法は、冬からプリスポーニング(産卵前)期のバスに強い効果を発揮します。

特に、ホップ&カーブホールは低活性なバスに有効で、ゆっくり移動するルアーを狙うバスにピッタリのテクニックです。これを駆使して、より多くのバスを引き寄せる釣りを楽しんでください!


③ ファースト&キル

ファースト&キルは、リアクションバイトを引き出すための効果的なテクニックです。高速リトリーブでバイブレーションルアーを障害物の横まで引いた後、一旦ピタっと止めてルアーを約30cm沈めます。そして再び高速リトリーブを開始することで、ルアーにスピードの緩急をつけ、バスの捕食本能を刺激します。これにより、通常のアプローチに反応しないバスを誘い出すことが可能です。

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ファースト&キル

このテクニックを成功させるポイントは、使用するリールの巻き取り距離を正確に把握することです。例えば、1回転で70cm巻き取るリールを使用している場合、杭を超えた2mの位置にキャストし、リールを3回転巻けば、ルアーがちょうど杭の横に到達します。このタイミングで「キル」を掛けることで、高い効果が得られます。

さらに、速度がついた状態でキルを掛けることで、ルアーは不規則な動きを見せます。この動きのメリハリがバスへの強力なアピールとなり、釣果を引き上げる鍵となります。


④ ジャーク&トゥイッチ

ジャーク&トゥイッチは、フローティングタイプのバイブレーションルアーを活用したテクニックで、ロッドワークによって小刻みにトゥイッチングやジャーキングアクションを加え、不規則な動きを演出します。このテクニックは特にバスの興味を引き付ける効果があり、ウィードのポケットなどのポイントでも有効です。

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ジャーク&トゥイッチ

バイブレーションルアーの特徴である扁平なボディが生み出す光の散光とラトル音は、ミノーでは再現できない独自のアピール力を持っています。そのため、ジャークベイトとは異なるアプローチとして、活性の低いバスにもアプローチ可能です。

さらに、バスの活性が悪い場合は、サスペンドタイプのバイブレーションルアーに切り替えることで、ルアーに「食わせの間」を与えることができます。この一瞬の静止が、バスに狙うチャンスを与え、ヒットにつながる可能性を高めます。


バイブレーションルアーを使い切るためのタックルセットアップ!

バイブレーションルアーのタックルセレクションは、大きく分けて3タイプに分類できます。それぞれのスタイルに最適なタックルを選ぶことで、釣果をさらにアップさせることができます!

攻め方によってタックルセットアップは変化する

➀障害物をタイトに攻めるスタイル

障害物付近を狙いながらロッドワークを駆使するフローティングバイブレーションの釣り方には、約6フィートミディアムアクション・ファーストテーパーのロッドが最適です。 ショートロッドは疲労が少なく快適にルアー操作が可能です。

ボクの場合はヒロイズムのカプリコーン5.8をよく使います。カプリコーンはミディアムアクションのファーストテーパーのロッドです。ロッドワークを続けるには、ショートロッドの方が疲れも少なく快適にルアーを動かし続けられます。

②汎用性と広範囲の攻略

もう少し飛距離を重視し、広範囲で1/2ozクラスのルアーを使用する場合は、6.6フィートのミディアム~ミディアムヘビーロッドがおすすめです。 カーボンロッドは感度も操作性も良いので、ボクも良く使います。

しかし、バイブレーションルアーは自重のあるルアーなので、バスとのファイト時にバレる事が多いルアーでもあります。

なので、カーボンではなく、グラス素材やグラスコンポジッドのロッドを使ってバスの動きに追従するロッドを選ぶが一般的です。

➂遠投を活かして広範囲を攻略

さらに広範囲をスピーディーに攻めたいときには、7フィートクラスのクランキングロッドが活躍します。ロッドのパワーはルアーのウェイトに合わせ、ミディアム~ミディアムヘビークラスを選ぶと良いでしょう。

ショートロッドでフルキャストするよりも、少ない力で遠投が利くのでウィードフラットのような線の釣りをする場合には、ロングロッドが最適です。

リールとラインの選び方

リールはラインキャパの大きいものがおすすめで、1回転70cm以上の巻き取り能力があると使いやすいです。 現在はハイギアモデルを使っていますが、エキストラハイギアのモデルにも興味があります。

ラインは基本的にナイロン又はフロロカーボラインの20ポンド前後を基準に選びます。


歴史をたどる:最古のバイブレーションプラグから現在へ

バイブレーションルアーの歴史は1928年、アメリカのPICO社でフレッド・ニコラスが開発した「PIGGY PERCH(ピギーパーチ)」に始まります。このルアーは、最古のバイブレーションプラグとして知られています。その後1933年には「ピコパーチ」が登場し、さらなる進化を遂げました。

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1957年にはヘドン社が「スーパーソニック」を発表。このルアーは広報部のホーマー・サークル氏によって名付けられ、ブラックバスが振動を感知する仕組みを活かした新しい発想のルアーとしてカタログで紹介されました。

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当時のへドンのカタログ

当時のカタログには、水中の振動が魚の鱗の隙間を通って体表下の器官で感知され、脳に伝達されるという学術的な解説図も掲載されています。バイブレーションルアーの登場当初は、まだ、ラトルシステムは有りませんでした。

バイブレーションルアーの歴史の詳細を知りたい方は下記の記事を読んでもらう事で、理解が深まります。


 おわりに

今回はバイブレーションルアーの様々な使い方を紹介しました。投げてタダ巻くだけで釣れてしまうオートマチックなルアーでもあるバイブレーションルアーですが、今回の記事で様々な使用方法がある事が分かって頂けたと思います。

季節を問わず使えるルアーですからマスターして損はありません。フィッシングプレッシャーが高いフィールドでもリアクションバイトを誘う事でも釣る事が出来るのでルアーでもありますし、ノンラトルのバイブレーションルもありるので、試して見て下さい。

飛距離が出るルアーなので、遠投して気分をスッキリさせるのもこのルアーの素敵な部分です。遠投して線の釣りばかりで釣るのは考えモノですが、休日の釣りでストレス発散することもバス釣りの素晴らしい部分ですから。

ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信中! 記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ「Twitterのフォローやいいね!」をお願いします。皆さんからの応援が、これからの活動を続ける大きな励みになります🎣💡

また、Amazonからキンドル本 「アメリカンルアーの歴史と起源」 を販売しています!この本では、ルアーの誕生秘話や進化の過程、そして歴史の奥深さに迫ります。バスフィッシングを愛する皆さんにとって、新しい発見と楽しみが詰まった一冊です。

さらに、Kindle Unlimited にご契約中の方は、なんと 0円 で読むことができます!ぜひこの機会にチェックしてみてください。

10分で学べるバス釣り「バイブレーションルアーの使い方!」の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

  1. 次男坊 より:

    タックルセッティングが
    とてもシステマティックで
    良いですね😁

    暫くリップレスクランク投げて
    ませんでしたが、久々に投げたく
    なる記事を有り難うございます🙂

    エクスキャリバー社の
    1オンス持ってますが、
    未だ使い道に悩んでます💦

    • NAGAMASA より:

      次男坊さんコメントありがとうございます😃
      1オンスのバイブレーションはボクも持っていますがなかなか使う機会が
      なくベンチを温めている存在です😅
      サーチベイトとして使うよりもワームの代わりの様にボトムホップで使ったり
      する事が増えています。

  2. 次男坊 より:

    今さらですが、
    リップレスクランクを
    バイブレーションの名で
    日本に広めたのは、誰だった
    んだろうと思うことがあります🤔

    • NAGAMASA より:

      次男坊さんコメントありがとうございます😊

      言われる通り誰がバイブレーションと名付けたんでしょうね?
      動きから連想したのは想像できますがネーミングは素晴らしいですね!
      西山徹さんよりも古い著名なアングラーの方が付けたのかな?

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