フェザージグでバスを釣る方法をIKEが解説

ルアーの使い方

マイクアイコネリ氏が冬の極寒気や夏の高温期のタフになったバスを釣る為のテクニックとしてフェザージグを紹介しています。今回は釣りたいバス釣り日記で紹介した2つのフェザージグに関する記事を編集して紹介しようと思います。

日本ではマスの管理釣り場ではよく使われるフェザージグですが、バス釣りで使う事は近年ではトーナメントで注目された時期だけ流行ったようなルアーです。

しかし、アメリカではフェザージグを使った釣りはなかなか反則級のルアーなようなので使い方などを含めた様々な事は知っておいて損はないと思います。

今回はマイクアイコネリ氏によるフェザージグの使い方を学びましょう(^O^)/


フェザージグの使用条件を考えよう

冬の季節は気温、水温が下がりバスにとて生きていくのに過酷な条件になっていきます。そんな条件下では、もちろん釣りが厳しくなりますが、フェザージグはそんな冬の過酷な条件でも活躍してくれるルアーだと、マイク・アイコネリは話しています。

ニュージャージー州では、冬の水温が華氏30〜50F(摂氏-1℃~10℃)であると考えられているが、フロリダでの「冷たい水」とは華氏50~60F(摂氏10℃~15℃)の違いがあります。なので、あなたがお住まいの地域で厳しい冬の最低水温に近づく時期にフェザージグを使用してください。

フェザージグは澄んだ水で2フィート以上のジンクリアーな透明度の水に適しています。エリー湖では、20フィートのボトムを見ることができるそうです。バスは他のルアーを見切りますが、フェザージグにはバイトし最適な状況だそうです。

また、冬だけではなく、夏の猛暑も含めた過酷な条件でヘアージグは効果を発揮します。


冬の水温の低下で効くルアーのタイプが変化する!

冬で水温が下がったとしても、冬の最初のほうならNEDリグやダウンショット・フィネススイムベイト、4インチのスモールワームが効果を発揮します。

しかし、水温が華氏40Fなかばの冷水のコンディションになるとこれらのルアーでは反応が悪くなりフェザージグが効果的になります。

フェザージグは非常にゆっくりと自然にアクションします。それは、ザリガニやメダカなどをイミテートしているようです。水温が華氏40度(摂氏4.4℃)の冷水条件のニュージャージー州でのトーナメントでもアイコネリ氏はバスを釣ってきたそうです。


フェザージグのウェイト・カラー・素材に気を配ろう

バス釣りに使うフェザージグのタイプはどの様なモノがあるのか、素材(マテリアル)やカラーはどの様な判断で選べばいいのか、また、ラインアイの角度も重要とアイコネリ氏は解説しています。

フェザージグのマテリアル

・マラブー

・鹿の毛 クマの毛

・合成繊維

マラブーとはアフリカコウノトリのことですが現在は入手ができない為、七面鳥の尻毛を一般的にマラブーと言います。マラブーの素材は流動的な動きをするので、アイコネリは個人的にマラブーが好きなようです。

鹿の毛は一本一本が中空構造になって軽く水に浮きやすいためドライフライのマテリアルとしても使われ、クマの毛は刺毛が力強く、皮も丈夫で適度な厚みがあります。

合成繊維の素材は浮力が高くフォールスピードが遅いのでサスペンドルアーのように使う事が出来る素材です。異なる素材を試してみて、あなたが好きなフェザーをチョイスしてください。


フェザージグのカラー

ブラック                     ニンフやヒル

ブラウン                     ザリガニ

ホワイト                     ベイトフィッシュをイミテートした色

チャート、イエロー   ブルーギル等のパンフィッシュ

フェザージグの色の選択はシンプルにしているとマイクアイコネリは言っています。その時にどの様な餌をメインに捕食しているかを考えて選ぶといいでしょう。


フェザージグのウェイトの選び方

使用するフェザージグのウェイトは1/8~3/16オンスをメインに状況により1/4オンスを使用するそうでウェイトの選択をするときは、ボトムが取れる重さを選ぶ事が必要なようです。

風がなく穏やかな日や水深の浅い場所を攻める場合には1/16〜1/8オンスの重さのフェザージグをセレクトし、また、逆に風の強い日や、より深い水深を釣る場合には3/8オンスと重いウェイトを使用します。


フェザージグのラインアイの角度

マイクアイコネリ氏のフェザージグの釣りでラインアイの角度にによってフェザージグの使い方が変わるようです。

ラインアイの角度が60度に取り付けられているフェザージグは岩や木などの、カバーに対してのすり抜けが良いのが良いそうです。

また、ラインアイが90度のフェザージグはボディを水平に保ちながら泳ぐ為にスイミングで使うのに優れた角度でオープンウォーターでのスイミングやジギングでは1/32ozや1/16ozを使用します。


フェザージグを操るタックルセッティング

フェザージグを使うロッドは1/16ozなどの軽いウェイトのフェザージグを使うのでキャストがしやすくヘアージグのウェイトを感じながら操作する為の優れたタックルが必要です。

基本的にはフィネススタイルのロングロッドを使い、NEDリグやドロップショットでも使用できるロッドです。長いロッドを使う理由は小さなフェザージグを60~70フィートキャストをするにはロングロッドが必要です。7.4フィート最長で8フィートのロッドを使って欲しいとアイコネリ氏は言っています。アイコネリ氏のシグネイチャーロッドは7.6フィート~7.8フィートのミディアムがあります。

フェザージグでは大型のスピニングリールを使います。アブガルシア社で言う30番、40番をセットして軽いヘアージグをロングキャストする為に対応しています。

ラインシステムはメインラインにPEの8~10ポンド(バークレーX9)を使用、ラインでアタリを取る必要があるので、視認性が重要です。

リーダーは4~8ポンドフロロカーボンを長く取って使用します。通常は12~18インチですがアイコネリ氏が使う場合は1フィート~2フィート取るそうです。

フェザージグの場合は6ポンドリーダーではリーダーの長さを3、4、5フィートを使います。こうする事でフェザージグの動きがスローに動かせていいそうです。


フェザージグのアクションは3タイプでOK!

マイクアイコネリ氏によるフェザージグのアクションの付け方を3タイプ紹介します。バスの状況によってボトムに着いている場合や中層でサスペンドしている場合にどの様に対応するかが学べます。

フェザージグのズル引き

水温が華氏38Fになるとバスは水の底にお腹を付けて待機します。このような厳しい状況でヘアージグが威力を発揮します。アイコネリ氏はトーナメント中にキャッチしたバスのお腹に泥が付いていたのを見てバスがボトムに張り付いていると考えフェザージグを跳ねさせずボトムを引きずって釣る事で釣果に結び付けたようです。

川では護岸されたコンクリートや防波堤の土台のカバーをラインアイが60度に設定されたマラブー素材のフェザージグを使う事で障害物のすり抜けに優れ浮力は合成繊維に比べて低いのでマラブージグはディープのカバー周りで使用します。動かし方はキャストしてジグをボトムに送り込んだら、ゆっくりロッドを3時の位置に構えて12時の位置までジグをズル引いてください。ロッドを3時の位置に戻すとフェザージグが着底し毛がフレアしてバスを誘います。

アタリの取り方はラインの動きを見て取ります。合わせはスィープに合わせる事でフッキングします。


フェザージグ スイミング

次は合成繊維のマティリアルを持った小型のフェザージグを使いオープンウォーターでジグをクランクベイトやチャターベイトのようにスティディーリトリーブで一定層を釣るテクニックです。

使うフェザージグのラインアイの角度は90度のモノを使用します。このテクニックではマラブー素材のヘアージグを使います。魚探でバスの位置を確認します。例えば5フィート~10フィートの水深にバス居たとしたらカウントダウンしてジグを送り込み、目的の水深に来たらロッドの位置を2時に位置に固定してスロースティディーリトリーブでジグを泳がせます。

ストップ&ゴーを加えてヘアージグをフレアさせながらレンジキープする方法もありますが、風が無い場合にはアクションは与えず一定層をキープすると良いようです。


フェザージグのジャーキング

人工毛のフェザージグをサスペンドジャークベイトのように使うテクニックです。合成繊維のフェザージグは浮力が高いのでウエイトにもよりますが沈むのに時間が掛かります。

このテクニックでは90度のラインアイを持ったジグを使ってジャークします。キャストしてヘアージグが着底したら水温が低い場合はリズムを遅くジャークし水温が高い場合は早いリズムにします。

サスペンドジャークベイトのようにジャークした後ポーズをしラインを送り込みながらカウントダウンしてレンジをキープします。10キャスト~20キャストして反応がなければリズムを変えてジャークを行います。

夏に透明な水ではバスがサスペンドしている状況で、周りがトップウォータールアーやジャークベイトを釣りされたときに、白の3/16オンスのフェザージグを使った釣りが有効のようです。


おわりに

今回は釣りたいバス釣り日記で紹介したマイクアイコネリ氏によるフェザージグの釣りをリライトして投稿させてもらいました。

フェザージグ自体も日本の市場では手に入れにくいルアーですが、フライフィッシングのように自作でフェザージグを作られている方も見受けられます。

フェザージグはマニアックなルアーの一つになっているので個人的には極めてみたいジャンルの一つではあります。これから季節が進み水温も最低水温に近づくと威力を発揮するフェザージグを紹介しました。

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新たな釣り方のジャンルを増やす機会として参考にしてもらえると嬉しいです。今回のフェザージグの記事があなたのバスフィッシングのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


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