バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは! 今回の「釣りたいバス釣り日記」では、障害物の多いフィールドでも抜群の威力を発揮する「テキサスリグの作り方」をご紹介します!🎣✨
テキサスリグは、1960年代にアメリカのテキサス州で誕生したリグです。その背景には、当時建設されたダム湖に見られる複雑な障害物がありました。釣り人たちは、これらの障害物に対する根掛かりを避けつつも、効率的にバスをキャッチできる新たな方法を模索していたのです。その結果、生まれたのがこのテキサスリグです。
さらに、プロバスフィッシングの父とも言えるレイ・スコット氏が、1968年にアーカンソー州ビーバー・レイクで初のバストーナメントを開催。この大会は「オール・アメリカン・ダービー」として知られ、後のB.A.S.S.設立に繋がる歴史的な一歩でもありました。
この歴史的な大会で、伝説的アングラーのビル・ダンス氏がテキサスリグを使用して初のバスをキャッチしたという逸話は、未だに語り継がれるほどのエピソードですね!
テキサスリグは、シンカーにラインを通し、フックをワームをセットするだけで完成する、とてもシンプルなリグですが、驚くほどの効果を発揮します!✨
さらに、テキサスリグは「ワームフィッシングの基本」でもあるため、このリグをマスターすることで、他のリグ作成もスムーズに行えるようになりますよ。
では!!「超~簡単!」5ステップで作れる! テキサスリグの作り方!の始まりです(^O^)/
- テキサスリグを作る為に知っておきたいテキサスリグの各部の名称!
- 「簡単5ステップ!」誰でもデキル! テキサスリグの作り方を解説!
- 「ワーム釣りの基本!」テキサスリグには使えないワームはありません
- テキサスリグで使うバレットシンカーの種類は3タイプ! 使い分けは?
- テキサスリグのシンカーの重さを選ぶ際のポイント
- 「知ってた?」バレットシンカーの素材による使い分け!
- 『テキサスリグの基本』テキサスリグに使うオフセットフックの選び方
- 『テキサスリグの動かし方!』テキサスリグを使ったワームアクション
- テキサスリグのキャスティングスタイルでのタックルセットアップ
- テキサスリグのフッキングの肝はアタリを感じたらスグに合わせろ!
- おわりに
テキサスリグを作る為に知っておきたいテキサスリグの各部の名称!
テキサスリグを組み立てる前に、まず構成する各パーツの名称を理解しましょう。 以下の図に各パーツの名称が示されています。これを把握することは、アングラーとしての基本になります。

テキサスリグは釣り場やバスの活性状況によって、「ビーズ」や「シンカーストッパー」を活用する場面が出てきます。これらの道具は、その日のコンディションに合わせたアプローチを可能にします。具体的な使用方法については、この後で詳しくご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!✨
「簡単5ステップ!」誰でもデキル! テキサスリグの作り方を解説!
テキサスリグを作成するためには、ワーム、シンカー(オモリ)、フック(釣りバリ)の3つが必要です。ストレートワーム、カーリーテール、グラブなど、ほとんどのワームタイプをテキサスリグで使用できます。
では、写真を見ながら手順に沿ってテキサスリグを完成させてください、フックとラインの結び方はクリンチノットやユニノットなどの結び方でもかまいませが、パロマーノットで結ぶと強度的にも安心ですよ。

1、バレットシンカーにラインを通した後
2、ワーム先端からフックを刺す
3、オフセットフックのクランク部まで入れたら一度フックから縫い刺す
4、オフセットフックのクランクまで刺したらフックの向きを変える
5、フックを抜く位置を確認する
6、フックポイントを刺してからボディに隠す
テキサスリグの作り方! ラインの結び方はパロマーノットが強い
パロマーノットの結び方と、強度を安定させるコツについては、ユニチカ公式サイトの図解を活用しています。パロマーノットは、ラインアイへの接続方法として非常に高い結束強度と信頼性を持つノットです。その手順も簡単で、初心者でも気軽に覚えることができます。
具体的な結び方は以下の通りです。

パロマーノットは、釣りで非常に人気のあるノットの一つです。一度覚えれば簡単にマスターでき、抜群の結束強度を誇ります。
このノットは、オフセットフックのラインアイをダブルラインで通すことで、テキサスリグのような強い引っ張りにも耐えられるため、「切れにくい」として知られています。安全性や信頼性の高さから、多くの釣り人に支持されています。
『ビーズを入れる効果』テキサスリグなどにビーズを使う事の利点を考えよう!
テキサスリグにガラスビーズを通して使用し始めたのは、1980年代にバスプロであるドン・アイビーノ氏が考案した「ドゥドゥリングメソッド」によるものだと記憶しています。
このメソッドは、ハンドポワードのワームを使用し、ロッドを小刻みにシェイクして釣るスタイルが特徴です。高いプレッシャーがかかるシャローからディープまでのバスを攻略するために生み出された画期的な釣り方といえます。

このリグの最大の特徴は、真鍮のシンカーとガラスビーズが接触することで生まれる「音」にあります。この音を、ドン・アイビーノ氏は「クリック」と呼び、ザリガニが水中で出す音に似ていると説明しています。この独特な音が、バスにアピールする重要な要素となっています。
テキサスリグにビーズを使用することで得られる効果についてはこちらの記事⇩で詳しく解説しています。合わせてお読みいただくことで、さらに理解を深めていただけます。ビーズの音や光によるアピール力、その選び方やフィールド状況ごとの活用法など、多角的に掘り下げた内容になっています。
テキサスリグに『シンカーストッパー』を使うことで障害物の奥を攻められる!
テキサスリグのシンカーを固定する方法は、シンカーの前に付けてバレットシンカーを固定する「シンカーストッパー」を使った方法が主流となっています。
この方法は、シンカーの位置をしっかり固定しつつ、トラブルを減らして釣りの効率を向上させることができます。

「シンカーストッパー」はアプローチをしっかり考えながら行いましょう。例えば、障害物が混み合うエリアでは、ワームが奥まで送り込めない状況を打開するために「シンカーストッパー」が有効です。
一方で、基本的にはシンカーほ固定をしない方が、テキサスリグのナチュラルな動きを引き出せるため、当たりを取りやすくなる利点があります。
さらに、ワーム釣りはハードプラグとは異なり、じっくり時間をかける釣りです。ただ闇雲に投げるのではなく、フィールドのストラクチャーやカバーをよく理解し、バスが潜んでいるポイントを狙い撃ちできるようにすることが、成功への鍵となります。
シンカーストッパーの使用方法に関しては、こちらの記事⇩で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。あわせてお読みいただくことで、シンカーストッパーの役割や活用法について、さらに深く理解していただけるはずです。
「ワーム釣りの基本!」テキサスリグには使えないワームはありません
プラスチックワームには、豊富なデザインや形状があり、その種類は20タイプ以上に及びます。テキサスリグは、その多様なワームすべてに対応可能な、非常に汎用性の高いリグとして知られています。
ここでは、基本的なワームの形状について詳しく見ていきましょう。例えば、ストレートワームやカーリーテール、そしてグラブなど、それぞれの形状に応じた特徴や活用法があります。ワームを正しく選ぶことで、釣果をさらに引き上げることができるでしょう!


ストレートワームは真っすぐな棒状のデザインが特徴で、自発的な動きがほとんどないワームです。これに対して、カーリーテールタイプのワームはフォール中にテールが自発的に動く特性を持っており、バスへのアピール力が優れています。
ワームのデザインによる使い分け! 縦と横のアプローチを知ろう
テキサスリグのキャスティングには、2つの基本的なアプローチがあります。
縦のアプローチ
- ワームを障害物に沿って落とし込む方法
- 岸沿いの障害物や水中の大岩などに向いている
- 動きが少ないエリアやピンポイントで狙いたい際に効果的
横方向のアプローチ
- 水生植物の周りを広く探る方法
- フラットなエリアや広い範囲をカバーする際に使用
- 動きとシルエットでバスにアピールするのが特徴
ストラクチャーやカバーの状態をよく観察し、状況に応じてこれらのアプローチを使い分けることが重要です。また、選択するワームの形状も釣果に大きく影響を与えます。それでは、具体的なアプローチ方法について詳しく見ていきましょう!
ワームを障害物などに対して「縦のアプローチ」をする場合のワームを考える
岸沿いの障害物や水中の大岩などに沿ってワームを落とし込む「縦のアプローチ」を行う際は、カーリーテールやGテールのような、フォール中にテールがよく動いて水を押すワームが最適です。この特徴により、バスへのアピール力が高まります。

具体的には、ゲーリーのグラブやDITTOのゲーターテールワームといったテールを持つワームが非常に効果的です。
障害物などに対して「横方向のアプローチ」をする場合のワームを考える
水生植物(ウィード)のあるフラットなエリアでは、「横方向のアプローチ」が有効です。この場合、リボンテールのワームを使うことで、動きとシルエットを活用して広く探ることができます。

ただし、何らかの要因でバスの活性が下がると、横のアプローチでは移動距離が長くなるため、バスがワームを追ってくれなくなります。特に、活性が低下した状況や、晴れて太陽光量が多い場合には、縦のアプローチへの反応が良くなることが多いです。
具体的には、シャッドテールやリボンテールのワームを横方向のアプローチで使用すると、広いエリアでのサーチに優れた効果を発揮します。
他にも様々な種類のワームがあり、それぞれの特徴や使い方についてはこちらの記事⇩を参考にするとさらに詳しく理解できます。ぜひチェックしてみてください!
テキサスリグで使うバレットシンカーの種類は3タイプ! 使い分けは?
バレットシンカーは、そのピストル弾のような形状から名付けられました。このシンカーには、大きく分けて以下の3つの形状タイプが存在します。

通常タイプのシンカー
岩場やゴロタ石が多いエリアでの使用に適しています。この形状は根掛かりが少なく、安定した操作が可能です。
ネガティブテーパーシンカー
水生植物などの柔らかいカバーの奥までワームを送り込むのに適しています。引っ掛かりを最小限に抑えるデザインが特徴です。
ウェッジタイプシンカー
ネガティブテーパーと通常タイプの中間的なデザインで、幅広い用途に対応可能です。
テキサスリグのシンカーの重さを選ぶ際のポイント
テキサスリグのシンカーの重さを選ぶ際のポイントは、ボトムをしっかり感じ取れる重さを選ぶことです。例えば、1/8ozのシンカーでは湖底の存在を感じ取れない場合、倍の重さである1/4ozに変更することでボトム感覚が向上します。
軽いウェイトを使用すると釣果が伸びる傾向がありますが、ボトムを感じられる重さでなければ、ワームの状態を把握しづらく操作が難しくなるため、適切な重さを選ぶことが重要です。
「知ってた?」バレットシンカーの素材による使い分け!
バレットシンカーに使用される金属は、鉛、真鍮、タングステンの3種類があります。鉛はコストが低い一方で、水中で毒素を放出する可能性があるため、環境への影響を配慮してタングステンを選ぶ釣り人が増えています。
バレットシンカーの素材 | 素材による特徴 |
鉛 | 柔らかく安価に製造できるが環境に悪影響を与えてしまう |
ブラス (真鍮) | 硬質で安価な素材、鉛より比重が軽い |
タングステン | 硬質で高価な素材、3つの素材の中でも一番に重い |
また、鉛は柔らかい素材であるため、地形の変化を感知する際には真鍮やタングステンのシンカーに劣ります。各素材の比重は以下の通りです。
- 真鍮:8.5g/㎤
- 鉛:11.36g/㎤
- タングステン:19.3g/㎤
タングステンの比重が最も高いため、同じ重さでもシンカーをコンパクトに設計でき、根掛かりのリスクを減少させるというメリットがあります。
『テキサスリグの基本』テキサスリグに使うオフセットフックの選び方
オフセットタイプのワームフックは、ズレにくい構造が特徴で、テキサスリグでよく使用される重要なアイテムです。フックの形状は幅広く、ゲイプ幅が広い「ワイドゲイプ」から、狭い「ナローゲイプ」まで様々な種類があります。

フックを選ぶ際には、ワームのサイズに合ったものを選ぶことが重要です。例えば、障害物から強引に引きずり出す場合や大型のバスを狙う場合には、軸の太いフックが適しており、一方で貫通性を重視する場合には細軸のフックが良い選択肢となります。このように、状況に応じてフックのデザインを使い分けることが釣果を左右します。

さらに、最近では購入したワームのパッケージに推奨フックが明記されていることが多いため、それを参考にするとフックサイズや形状の選択がよりスムーズになるでしょう。
フックを選ぶ際には、ワームとフックのゲイプ間に適度な空間ができるサイズやデザインのフックを選ぶことが重要です。フックとワームのサイズが合っていない場合、フッキング率が低下してしまうため、ワームのサイズとフックのサイズには十分注意しましょう。
こちらの記事⇩では、オフセットフックの基本的な知識を詳しく解説しています。あわせてお読みいただくことで、フックの選び方や使い方についてさらに理解が深まると思います!ぜひチェックしてみてくださいね!🎣💧
『テキサスリグの動かし方!』テキサスリグを使ったワームアクション
テキサスリグを使用する際には、以下の基本的な3つの基本動作を実行します。
テキサスリグの3つの基本動作!
- キャスティング
- ワームをアシや杭など、ブラックバスが好むカバー(障害物)の周辺に投げ込む。
- ブラックバスはカバーオリエンティブ・フィッシュで、障害物を好む習性があります。
- 着底の確認
- キャスティング後、ワームシンカーが着底したかを確認する方法:
- ラインが水中に引き込まれる動きを目で確認する。着底したらラインの動きが止まります。
- ロッドを2時方向に立て、ラインを張った状態で着底を待つ。シンカーが着底するとロッドの先端が軽くなる。
- ワームへのアクション
- ロッドを3時方向から2時方向に立て、ワームを着底状態から動かす。
- この動きをしゃくり上げたり、ゆっくりと動かすことでバスを誘う。
- バスがどのアクションに反応するかを試行錯誤して探る。
テキサスリグ4つのテクニック
テキサスリグは、アシや岩の中に隠れている魚を狙うのに適しています。ワームの基本的な動かし方、アクションには以下のの4つのテクニックがあります。
➀ズル引き
- ワームを底に這わせながらゆっくりと引き、バスを誘うシンプルな動かし方。
②リフト&ドロップ
- ワームを持ち上げて落とす動作を繰り返し、バスにアピールするテクニック。
➂カーブフォール
- ワームをゆるやかな曲線を描いて落としながら広範囲を探る方法。
④スイム&ドロップ
- ワームを泳がせながらカバーエリアを探索し、その後落としてバスを誘う動き。
こちらの記事⇩では、テキサスリグの動かし方に関する4つのテクニックを図を使って詳しく解説しています!「ズル引き」「リフト&ドロップ」「カーブフォール」「スイム&ドロップ」の動きが、フィールドの状況やバスの活性にどのように影響するのかも紹介されているので、ぜひご覧ください!🎣✨
テキサスリグのキャスティングスタイルでのタックルセットアップ
テキサスリグにおすすめのタックル
- ロッド
- M~MHのファーストテーパーで、長さは6~6.6フィートのベイトキャスティングロッドが使いやすい。
- 体力が少ない方や女性、子供には6フィート以下の短いロッドが適している。
- リール
- ベイトキャスティングリールを使用。ハイスピードタイプはスラックラインを素早く取ることが可能で、バイトへの対応が早い。
- ライン
- ヘビーカバーを攻略する際には20lb以上のナイロンラインを推奨。障害物を攻める際の耐久性に優れる。
- ナイロンラインはフロロカーボンに比べて初心者向けで、扱いやすい。
注意点
小径スプールのリールを使用すると糸巻量が少なくなるため、ヘビーカバーでは不適切になる可能性があるので注意が必要です。長すぎるロッドは、フッキングの動作にロスが出るので注意してください。
テキサスリグのフッキングの肝はアタリを感じたらスグに合わせろ!
フッキングの流れは1~3の手順で進めるとフックアップしますが、昔はワームのフッキング(合わせ)は当たりがあったらラインを送ってから待ってから合わせると言われてきましたが、バスがワームにバイトする水中映像を見ると一瞬でワームを丸ごと吸い込む映像が見られます。
1、アタリを感じたらロッドを3時の位置に戻す
2、少しラインをたるませた状態から、一気に12時の位置にロッドを戻す
3、フックアップに成功すると、ロッドに大きな負荷とともにバスの動きを感じます
なので、バイト感じたら、早めにフッキングした方がいい結果に繋がりますしフックを飲まれなくなりバスのダメージを軽減できます。
大物のバスは口も大きくワームを一気吸い込んでしまうので、アタリが小さくロッドに伝わってこない事もあるので、水中に入るラインの動きや何か違和感を感じたらフッキングして下さい。
おわりに
今回は、プラスチックワームの釣りにおける基本として知られるテキサスリグの使い方やテクニックについてご紹介しました。テキサスリグはほとんどのワームが対応可能なリグであり、様々なワームを使ってチャレンジすることで、より楽しい釣り体験ができるでしょう!
さらに、テキサスリグを使用することで、釣り場の地形や水深の変化を把握しやすくなります。釣り場を3次元的に捉える視点を養う良い機会になるので、ぜひ挑戦してみてください!
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「超~簡単!」5ステップで作れる! テキサスリグの作り方!の記事がテキサスリグをする上での参考になれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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