OSP 阿修羅 925Fのインプレ

ルアーインプレッション

つい先日、帰宅途中に寄った黄色い魔界からOSPの阿修羅、フローティングタイプを確保したので、さっそく、インプレしたいと思います。購入したOSPの阿修羅は旧タイプのモノで現在、販売されている阿修羅2とは仕様が異なるようです。

知らない間に国産のルアーもオールドルアー的な要素が出て来そうですね、OLD阿修羅の方がダート幅が広く釣りづらいタフなバスはOLDでないと釣れないなんて事がまことしやかに語られるかもしれませんね。(笑)

そんな、国産フローティングジャークベイトの阿修羅がどんなルアーなのかインプレしたいと思います。


阿修羅と阿修羅2のスペックの違い

国産のルアーはアメリカンルアーのように古いモノが良いと言う話はあまり聞かないように感じる点が面白いと感じてしまうのですが、このOSPの阿修羅も2001年に登場していらい、長い期間愛され続けた国産ジャークベイトです。

Length 92.5mm
Weight 6.6g
Type Floating
Hook Size #8

モノには寿命があり阿修羅のモールドも限界が来たようで新たに作り直す事は出来たと思うんですが、新しいコンセプトで阿修羅2として生まれ変わる事になります。

阿修羅と阿修羅2と大きく異なる5つの点!

阿修羅と阿修羅2は大きく5つの点が異なっているので、別のルアーと考えた方が良いと思われます。

・ボディの形状の変更

・リップが後付けから一体成型へ変更

・リップの形状の変更

・ウェイト形状とウェイト配置の変更

・フック形状の変更

引用 OSP

阿修羅の新旧を見分けるにはリップの形状を見ると違いが良く分かります。OLDの方がリップが小さく水が逃げる構造ですが、NEWの方は根元まで張ったしっかり水を受け止める構造のようですね。この部分からしても動きに多少の個性の違いが生まれそうですね。

後付けリップの場合はリップのプラスチック素材を変える事が可能になる点が特徴としてあげられます。アメリカンルアーのラトリンログはリップがとても柔らかい素材になっています。

阿修羅は何故後付けリップにしたのか知りたいところですが、一体成型もコストと品質の安定には良い製法だと思います。リップ一体成型の方がルアーは浮力が増すのと障害物や対岸へぶつけても壊れにくくバランスを壊し憎いです。

ボーマー社のロングAはリップ一体成型で壊れにくいジャークベイトとしても有名ですしね。


OSP 阿修羅 925Fを使ってみた

今回、OSPの阿修羅を操作したタックルはロッドがヒロイズムのカリプソSJにリールはスティーズCT、ラインはHIRO’s Choiceのクランキング12LBのショートロッドのタックルで実釣してみました。

そしてロッドがスティーズ ウェアウルフにスティーズCTにラインをSAR16LBのタックルセットアップとリールをアルファスAIR TWにラインをフロロマイスター8lbをスプールしたモノでも実釣してみました。

最初にトゥイッチングで動かして見たのですがボディサイズが細身なのに浮力があり反応よくキックバックしてくれます。重心移動システム搭載のジャークベイトの感覚を感じさせないレスポンスで、一点でネチネチと動かす事も余裕でこなせます。

ボディの形状が四角に近い為、空気層が余分に作られるからなのでしょうか? 浮力はとても高く感じました。フロロカーボンラインを使っても動きに大差は感じられませんでした。ナイロン16lbの使用でも問題なくダートアクションをしてくれます。

フラットサイドなボディなのでカラーによっては明滅の効果が更に得られるのでしょうが、ボクが購入したカラーはあまり光を反射しているようには感じませんでした。

次にジャーキングですが、これまた重心移動のウェイトが内部で無駄に動いている様子も無くしっかりウォブリングしますし、ダートアクションします。やはり、OSPの阿修羅は国産ジャークベイト特有の左右へのスライドダートが面白いように動いてくれますね。

ロッド スティーズ ウェアウルフ リール スティーズCT ライン SAR16LB

同じサイズ感のアメリカンルアーのレーベルミノーのF10と交互に投げたのですが、レーベルミノーもダートはするもののロールアクションが加わる点が大きく違います。リップの取り付け位置の違いでジャークベイトの特性は大きく変わりますから比較としてはロングAと比べた方が良いのでしょうね。

阿修羅のようにリップの取り付けている位置がラインアイに近いモノは左右のダートアクションが得意なジャークベイトになります。

なので、相対的濁度が上がるとリップの位置がラインアイから離れたジャークベイト、濁度が下がると阿修羅のようなリップの取り付け位置のモノを使うという考えもアリだと言えます。

ボディが細い分より阿修羅の方がベイトフィッシュのサイズ感に近いのでその辺でセレクティブになっている場合にもいいかもしれませんね。

ただ、重心移動の割にはキャスタビリティーはそんなに良いようには感じませんでした。キャスト時の重心移動ウェイトの位置の問題なのでしょうか? 元々細身の軽いウェイトだからかもしれません。

最近のベイトリールは軽量ルアーも良く飛びますから、レーベルミノーと比べても飛距離は大差はそれほど感じませんでしたね。


OSP 阿修羅 925Fのインプレ  おわりに

今回はOSPの阿修羅925Fを紹介しました。イヤー率直な感想は面白い程にダートしてくれるので動かしていて楽しいですね。ロールアクションが少ないのでその辺を補っているOSPのジャークベイトもあると思うのでその辺のルアーも使ってみたいと感じました。固定重心の阿修羅spec2も気になりますね。

今回のタックルセッティングでラインを HIRO’s Choiceのクランキング12LB を使いましたが 阿修羅 では、ラインの伸びを感じませんでしたが、レーベルミノーF10では伸びを感じるので、もう少し上げても良いかもしれませんね。

このサイズのジャークベイトの深度を稼ぐと考えたならアリですがもう少しキレが欲しいとなるとクランキング15LBの方が良いかもしれません。

このサイズでアイの向きを変えて、3フックを搭載できるように工夫している点などアイディアが詰まったルアーだと思います。4インチ半の大きいジャークベイトに抵抗がある方にはこのサイズの阿修羅のような、ルアーはジャークベイトの釣りに入りやすいと思います。

この記事が参考になれば幸いです。


コメント

  1. 次男坊 より:

    いや、なかなかのレビューです😏
    キレを出すなら15lbですね😁

    • NAGAMASA より:

      次男坊さんコメントありがとうございます😃
      OSPのルアーは息が長いようで素晴らしいメーカーですね
      並木さんの開発したルアーのコンセプトやルアーに組み込んだ機能の
      話を聞いていると信頼感があって良いですよね😁

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