「たった10分で学べる」テキサスリグ 動かし方の基礎知識!

ルアーの使い方

今回はテキサスリグの動かし方について解説したいと思います。テキサスリグを使ったワームの基本的な動かし方には、ズル引き、リフト&ドロップ、カーブフォール、スイム&ドロップの4つのテクニックがあります。

テキサスリグはワーム釣りの基礎を学ぶのに適したリグです。ワーム初心者はテキサスリグを覚える事で他のリグへの釣りへの理解も得やすいと思います。

この4つのテクニックをフィールドの状況やバスの活性を見ながら、テクニックを選ぶ事で効率よくバスを釣る事につながってきます。

この記事を読むことで、テキサスリグの動かし方、フィールドに合わせたワームタイプの選び方、テキサスリグのタックルセットアップ、テキサスリグにまつわる豆知識が学べます。

では!! 「たった10分で学べる」テキサスリグ 動かし方の基礎知識!の始まりです(^O^)/


『テキサスリグの基礎!』テキサスリグの動かし方には4つのテクニックがある!

テキサスリグの動かし方のテクニックは以下の4つのテクニックが基本です。4つのテクニックの利点や具体的な動かし方を解説します。

① ズル引き

② リフト&ドロップ

➂ カーブフォール

④ スイム&ドロップ

テキサスリグの操作方法に進む前に、使用する際の重要なポイントをおさえておきましょう。それは、シンカーで底を感じ取ることができる重さを選ぶことです。底を感じることができるウェイトを使うことで、ワームの動きを正確に把握できます。もし1/8オンスのシンカーを使っても底を感じられない場合は、1/4オンスのより重いウェイトに変更しましょう。

テキサスリグは障害物が多いポイントで効果的ですが、地形の変化に応じて使い分けることも重要です。急激な水深の変化がある地形ではテキサスリグが有効で、障害物が少なく水深の変化が少ないフラットな地形ではキャロライナリグを使用すると効率的に釣りが行えます。

テキサスリグを使用することで、釣り場の地形や水深の変化を把握し、釣り場を立体的に理解することが可能です。ぜひチャレンジしてみてください。

それでは、テキサスリグの4つのテクニックを見て行きましょう。


① ズル引き

バスが活発にエサを探している時は、ワームにアクションを加えずに、底を這うように引くズル引きから始めることをお勧めします。ワームを投げて、ズル引きで反応があればバスの活性が高いと判断できます。反応がなければ、ワームにアクションを加えてみましょう。

テキサスリグのズル引きには2つの方法があります。一つ目が、ロッドを3時の位置から2時の位置にゆっくりと持ち上げてアクションを加える際、ワームが底から離れないように、ロッドを通じて底の起伏を感じ取ることが重要です。

別の方法としては、ロッドの位置を3時の方向に保ったまま、体を捻りつつロッドを横に動かし、ズル引きを行うことです。風が強い時にはラインが風によって引かれないため、この方法は効果的です。


② リフト&ドロップ

リフト&ドロップは、ワームが底に達した後、ロッドを使ってワームを持ち上げ、垂直にフリーフォールさせる動作を繰り返すテキサスリグのキャスティングにおける基本的なテクニックです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-51.png

バスの活性に応じてワームの動きの幅を調整し、低活性な状況ではリフトの幅を小さくして動かします。ロッドを3時の位置から2時の位置へ持ち上げてアクションを加え、スグに3時の位置に戻しワームを出来るだけ垂直落としラインがたるんだら再び3時から2時の方向にアクションを加えます。


➂ カーブフォール

カーブフォールはリフト&カーブフォールとも呼ばれるテクニックです。リフト&ドロップよりワームの移動距離が広いので、広範囲なエリアを探るのに適した方法です。

リフト&カーブフォールのやり方はロッドを3時の位置から2時の位置へ持ち上げてアクションを加えてから、ロッドの位置を固定します。ワームがボトムに着底するのを待ち着底が確認出来たら、余分なラインを巻き取りながら3時の位置に戻し、再び3時から2時の方向にアクションを加えます。


④ スイム&ドロップ

スイム&ドロップは、杭や葦などのカバーに潜むバスの位置を想像しながら、カバーの先にワームを投げ、着底後に想定したスポットへアクションを加えつつワームを移動させ、その後でバスを誘うテクニックです。

図示された方法で障害物に対してワームをタイトに沈める誘い方は効果的です。コツは、着水後に迅速に余分なラインを送り込むことで、障害物に絡めながら釣りを行うことができます。

ワームが障害物に接触すると予測不能な動きをし、釣果が10倍に増える可能性があるため、カバーの中にワームを正確に投げ入れることが重要です。


テキサスリグでのフッキングの要点は、アタリを感じたらすぐにフッキングすることです!

フッキングのプロセスは1から3の手順に従って進めるとフックアップに成功します。以前は、ワームのフッキング(合わせ)はバイトがあったらラインを送り、待ってから合わせるとされていました。しかし、バスがワームをバイトする水中映像を見ると、彼らがワームを一瞬で丸ごと吸い込む様子が確認できます。

1、アタリを感じたらロッドを3時の位置に戻す

2、少しラインをたるませた状態から、一気に12時の位置にロッドを戻す

3、フックアップに成功すると、ロッドに大きな負荷とともにバスの動きを感じます

したがって、バイトを感じたら早めにフッキングすることで、良い結果につながり、フックが飲まれるのを防ぎ、バスへのダメージも軽減できます。

また、ボクの経験上、大きなバスは口が大きいためワームを一気に吸い込むので、アタリが小さくロッドに伝わりにくいこともあるので、ラインが水中で動いたり、何か違和感を感じたらフッキングを行ってください。


テキサスリグのキャスティングスタイルにおけるタックルのセットアップ方法

テキサスリグを扱う際に適したタックルセットアップを考える際には、いくつかの要素を考慮する必要があります。ヘビーカバーを釣る為にロッドはある程度のパワーが必要になり、リールも障害物からバスを引き離すトルクが必要になります。

障害物の中にワームを送りの込みますので、ラインには障害物に擦れても簡単に切れない、スレに強いラインが必要です。


ロッド

テキサスリグは、バレットシンカーを使ってワームを隠れ家やカバーの中に送り込むため、パワフルなロッドが必要です。テキサスリグをスピニングタックルとベイトタックルで使う場合のタックルセットアップは以下を参考にしてください。

ベイトタックル

長さ   6~6.6フィート

パワー  M~MH

テーパー レギュラーファースト・ファーストテーパー

スピニングタックル

長さ   6~6.6フィート

パワー  ML~M

テーパー レギュラーファースト・ファーストテーパー

体力に自信がない方、女性、そして子供には、フッキングを正確に行うのが困難なため、6フィート以下の短いロッドの使用を推奨します。


リール

テキサスリグを使用する場合は、ベイトキャスティングリールを推奨します。テキサスリグはリールの巻取りパワーとロッドの操作が密接に関連しているため、ベイトキャスティングリールが最適です。

スピニングでテキサスリグを行う際は、2500番~3000番サイズのスピニングリールをライトテキサスリグで使います。近年はPEラインとの組み合わせによるパワースピンというスピニングによるヘビーカバーを釣る方法も開拓されています。

リールはバイトの際にラインのたるみを迅速に取り除く必要があるため、ハイスピードタイプがスラックラインを素早く解消できるので適していると考えます。

ヘビーカバーで釣りをする際は、テキサスリグに20lb以上の太いラインが必要なこともあります。そのため、スピニングリールや小径スプールのベイトキャスティングリールでは問題が生じる可能性があるので、注意が必要です。


ライン

障害物に対処するためには、ナイロンラインが推奨されます。ベイトタックルの場合は12lb~25lbを状況によって使い分けましょう。ナイロンラインを勧める理由はフロロカーボンよりも軽く、沈みにくいため、フッキングがしやすく初心者にも扱いやすいラインだからです。

感度を重視される方やフリッピング、ピッチングでアプローチを組む方は、フロロカーボンラインが最適です。スピニングでの使用は太い糸の使用は困難なので、ナイロンラインなら8LB程度、フロロカーボンラインなら6LB程度の太さが使い易いです。


テキサスリグの動かし方からワームタイプの選び方を考える!

プラスチックワームは多様なデザインと形状があり、20種類以上のタイプが存在します。テキサスリグは多くのワームに使用できる汎用性の高いリグです。まずは基本的なワームの形状を見ていきましょう。

ストレートワーム

カーリーテールワーム

ストレートワームは直線的な棒状のデザインが特徴で、自発的な動きはあまりしません。一方で、カーリーテールワームは落下中にテールが自発的に動くことが特徴です。

テキサスリグのキャスティングには、障害物に沿ってワームを落とす縦のアプローチと、水生植物の周りを探る横方向のアプローチがあります。

地形変化や障害物の状況を見極めて、縦横のアプローチを選び、さらにワームの形状にも注意を払う必要があります。それでは、ワームの具体的なアプローチ方法について見ていきましょう。


テキサスリグの縦のアプローチ

ゲーリーヤマモトのグラブ

岸辺の障害物や水中の大きな岩に沿ってワームを落とす場合、カーリーテールやGテールのようなテールが活発に動き、水をかき混ぜてバスを引き付ける縦のアプローチが適しています。具体的には、ゲーリーのグラブやDITTOのゲーターテールワームのようなテールを持つワームがお勧めです。

テキサスリグの横のアプローチ

リボンテールワーム

水生植物が生い茂るフラットなエリアでは、リボンテールワームを使った横方向のアプローチで広範囲を探ることができ、その動きとシルエットで魚を誘うことが可能です。

活性が低下したり他の要因でバスが移動を嫌がる時、横方向からのアプローチは効果が低いことがあります。しかし、活性が低い時や日照が強い時には、縦方向からのアプローチがより良い反応を引き出すことがあります。シャッドテールやリボンテールワームは特に横方向の動きに適しています。


アメリカ初のトーナメントのヒットルアーはテキサスリグです!!

テキサスリグについて言えば、レイ・スコット氏はプロバスケットボール選手のようにバスフィッシングをプロスポーツとして確立できないかと考え、1968年にアーカンサス州ビーバー・レイクでアメリカ初のトーナメントを開催しました。このトーナメントは後にB.A.S.S.となるオール・アメリカン・ダービーでした。

トーナメントで最初にバスを釣り上げたのはビル・ダンス氏で、彼はテキサスリグを使用していました。ビル・ダンス氏はオール・アメリカン・トーナメントの開催を知り、最初のバスを釣ることを目指していましたが、この記録は公式のものとしては残っていないようです。

この記事では、バス釣り界の偉大なる人物、ビル・ダンス氏について紹介しています。彼の卓越した歴史をぜひご覧ください。


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。テキサスリグはワーム釣りの基礎になる釣りですからしっかりとマスターする事で他のリグに挑戦する時もスムーズにリグの作成からアクションの付け方、リグの特徴と考え方が身に付きます。

この記事ではテキサスリグの動かし方に焦点を合わせています。テキサスリグの作り方に関する情報は下記のサイトをご覧いただくと理解が深まります。

ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。また、記事の感想などがあれば、お問い合わせフォームからコメントして下さい。

「たった10分で学べる」テキサスリグ 動かし方の基礎知識!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

タイトルとURLをコピーしました