ドンキーリグ実釣レポート:淀川で見えた2本のワームの可能性!

ルアーの使い方

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、2つのジャークワームを同時に使う一風変わった「ドンキーリグ」を紹介します。

1980年代後半、Lunker City社が生み出したスラッグオーは、世界初のソフトジャークベイトとして登場し、バスフィッシング界に革命を起こした。ノーシンカーでも左右にダートするその動きは、ハードジャークベイトにはないナチュラルさと柔軟性を持ち、バスの捕食本能を強烈に刺激しました。

このスラッグオーの登場が、ソフトジャークベイトというジャンルを確立し、後に、ZoomのスーパーフルークやBass Assassin Luresのバスアサシンといった派生モデルの開発へとつながっていきます。これらのルアーは、ソフトジャークベイトの基礎を築いた存在で、今のサカマタシャッドのような現代ルアーにも大きな影響を与えました。

そして、こうしたソフトジャークベイトの可能性をさらに広げたのが、マーク・メネンデスによる「ドンキーリグ」の発案でした。

「ドンキーリグ」は、2つのソフトジャークベイトを同時に操作することで、まるで小魚同士が競い合っているようなリアルな演出を可能にする。これは、スラッグオーが示した「不規則な動きによるバスの誘引力」というコンセプトを、さらに発展させた形と言えます。

では!! ドンキーリグ実釣レポート:淀川で見えた2本のワームの可能性!の始まりです(^O^)/


ドンキーリグ完全攻略:2本のワームが生む“競争”の魔力

「ドンキーリグ」または「ダブルフリーリグ」と呼ばれるこの仕掛けは、バスマスターマガジンの記事でも紹介されており、その歴史、構造、そして特性に至るまで詳しく解説されています。この記事では、リグ誕生の背景から、実際の組み方、そしてバスの習性を利用したユニークなアクションの魅力までを、わかりやすく要約してご紹介します。

🧠 コンセプトと呼び名:ドンキーリグとは?

マーク・メネンデスはこの仕掛けを「俺たち仲間はこれをロバ仕掛けって呼んでるんだ」と語っています。正式名称ではないが、仲間内で親しまれている呼び名です。

彼は「間違いなく最も面白い釣り方の一つさ。釣れなくても一日中楽しめるよ」と述べており、釣果以上にアクションの面白さや視覚的な楽しさを重視している。ルアーの動きがめちゃくちゃで、他のリグとは一線を画すユニークな仕掛けです。


🎣 使用するルアーと特徴:ソフトジャークベイトの魅力

メネンデスはハードジャークベイトのスペシャリストとして知られているが、実はソフトジャークベイトにも強いこだわりを持っている。特にStrike Kingの3XズールやZT00のような、不規則な動きをするルアーを好みます。

ズールは浮く性質があり、ZT00は沈むため、上下に配置することで並行した動きや立体的な演出が可能になる。彼は「ズールを上に、ZT00を下に配置して上下に配置できるんだ」と説明しています。カラーはベビーバス、ブルーシャッド、クリアバック/ホワイトベリーなど、自然な組み合わせを選ぶことでリアルなベイトフィッシュの演出が可能になる。


🛠️ リグの構成:シンプルながら計算された仕掛け

このダブルジャークベイトリグは、短いリーダー2本(8インチ約20cmと12インチ約30cm)、5/0サイズのフック2本、小型スイベル2個で構成される。

メインラインの先端には固定されたスイベルと8インチのリーダーを結び、もう一方のスイベルはメインライン上を自由に上下移動できるようにし、12インチのリーダーを接続します。

異なるリーダー長はラインのねじれを抑え、ルアーのアクションを向上させる。さらに、大型フックの重量がキャスタビリティと沈下速度を高める。メネンデスは「小さな明るい銀色のスイベルを使うのが好みだ」と語り、視覚的に小魚同士の競争を演出する工夫も凝らしています。


🐟 効果と使いどころ:競争心を刺激するリグ

このリグには二つの大きな効果があるとメネンデスは語る。一つは「競争的な見た目」で、バスは他の獲物を狙うものを嫌い、自分こそが支配者だと見せつけて奪い取ろうとする習性があります。

もう一つは「深場から多くの魚を引き寄せる」力だ。特に群れをなすバスの周辺で効果的で、ラトル付きルアーや大型クランクベイト、スピナーベイトでは逃げてしまう気難しいフロリダバスにも反応を引き出せる。「ジャークベイトやスピナーベイトを追うが食わない魚がいる状況では、こいつを丸呑みするんだ」と彼は断言する。


🏆 実績とテクニック:大会での勝利と操作法

メネンデスは「昨年ウェストポイントで開催されたサザンオープンで優勝した際、このダブルジャークベイト仕掛けで1日練習したんだ」と語る。操作やキャスティングは面倒だが、ボートドックや木の下に文字通りスキップさせて投入できる。

実際にZT00を2つ付けてボートドックで数匹をキャッチし、魚影を確認した後、翌日にジグで再訪して必要な魚を確実に仕留めたという。操作はハードジャークベイトと同様に「トゥイッチ、トゥイッチ、トゥイッチ、ポーズ」のリズムで行う。水面下に潜る群れバスに対しては、リグを視界から消えるまで沈めてから同じリズムで誘うことで、効果的にアプローチできる。


淀川で試す“ダブルの誘惑”!ドンキーリグ実釣レポート

2025年の10月末から11月初旬にかけて、淀川でドンキーリグを使った実釣を行いました。実際に試してみて感じたのは、2本のジャークワームが同時に動くことで生まれる複雑なアクションの面白さです。水中で交差するように揺れるその動きは、見ているだけでも楽しめるほど魅力的で、釣果以上に“釣る過程”を楽しめるリグだと実感しました。

筆者撮影 ドンキーリグで使用したデプス デスアダー

ドンキーリグはセッティングに時間がかかるため、フィールドで一から組むのは正直面倒に感じることもあります。そこで、ボクは事前に自宅で20センチと30センチのリーダーにスイベルとワームをセットして準備しておきました。これだけでも、現場での“リグる手間”はかなり軽減されます。

キャスタビリティについては、思っていたほど問題はなく、しっかり飛んでくれました。ただし、2本のワームが互いに違う方向へ飛ぼうとして失速することも時折ありました。これは、ボクがリーダーの長さを逆に組んでいる事もあります。

筆者撮影 ドンキーリグでキャッチした淀川バス

1回目の釣行では残念ながら釣果にはつながりませんでしたが、2回目の挑戦でついにドンキーリグでバスをキャッチすることができました!アクションは「ジャーク&トゥイッチング」で操作するスタイルなので、ロッドを動かすたびにルアーが反応してくれて、操作感があってとても楽しい釣りです。

ヒットの瞬間は、明確なバイトというよりも“違和感”に近い感触でした。そこでアクションを細かく刻みながらタイミングを見て合わせたところ、うまくフッキングに成功。ただ、ランディングしてみるとフックは皮一枚にかかっているだけで、バレてもおかしくないギリギリの状態でした。

※ドンキーリグの実釣風景をYouTubeでもご覧いただけますので、実際の使用感の参考にしてみて下さい。

ドンキーリグを楽しむ為のタックルセットアップ

ドンキーリグをより楽しむために組んだ今回のタックルは、ロッドにスティーズの「ファイヤーウルフ」を使用しました。6.9フィートのミディアム+パワーで、リーダーを組んだドンキーリグの操作にも十分な長さと強さがあります。実際に使ってみて、6.6フィート以上の軽量なミディアム〜ミディアムヘビークラスのロッドが扱いやすく、キャスティングがし易いと感じました。

リールはスティーズリミテッド7.1を選択。ギア比が高いことでルアーの回収がスムーズになり、テンポよく釣りを展開できます。ジャーキング主体の釣りでは、ギア比にそこまで神経質になる必要はないと感じましたが、回収の速さはやっぱり便利でした。

筆者撮影 ドンキーリグのタックルセットアップ

今回のドンキーリグでは、メインラインにフロロカーボン13lb、リーダーにはフロロカーボン8lbを使用しました。張りのあるラインを使用する事で、ワーム同士が絡まるのを防いでくれます。

ただ、実際に使ってみて感じたのは、8lbフロロでは細すぎてワーム同士が絡みやすく、トラブルが起きやすいという点。使用するワームの大きさにもよりますが、メインラインは12〜16lb、リーダーはもう少し太めのフロロカーボン12lb以上を選んだ方が安定感があり、扱いやすいと感じました。

スイベルは大小2種類を使い分け、誘導式になる側には小さいスイベルをセット。ワームはデプスのデスアダーを使用し、5インチと4インチを組み合わせました。キャスト時の安定性を高めるために、あえてリーダーの長さとワームのサイズを逆にセット。具体的には、メインラインに20cmリーダー+4インチワームのスイベルを通してから、最後に30cmリーダー+5インチワームを接続しました。

このセッティングにより、小さいベイトを大きなベイトが追いかけているような演出が可能になります。しかし、マーク・メネンデス氏が推奨するように、リーダーが長い方を誘導側にすることで、キャスト時にワーム同士が分離しにくくなるというメリットも感じました。

もし同じサイズのワームを使う場合は、マーク・メネンデス氏の記事でもあるように、浮力の異なるワームを組み合わせるのが効果的です。たとえば、サカマタシャッドにはソルトインタイプとノンソルトタイプがあるので、サイズと浮力の両面からセッティングを工夫することで、よりリアルなアクションを演出できます。

さらに、ボクが実釣で気づいたのは、フックの刺し方によってワームの沈下姿勢が変わるという点。ラインアイをワームから“出す”ことで沈下速度が速くなり、逆に“埋める”ことでスローにフォールさせることができます。状況に応じてこのセッティングを使い分けることで、より釣果につながると感じました。


おわりに

ドンキーリグは、セッティングの手間こそあるものの、その分だけアクションの奥深さや釣りの楽しさが広がるリグです。

事前準備や細かな工夫を重ねることで、フィールドでの操作性や釣果にも確かな違いが生まれます。今回の釣行を通して、ドンキーリグの可能性と魅力を改めて実感することができました。この記事を通してドンキーリグの楽しさに気付いてもらえると嬉しいです。

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ドンキーリグ実釣レポート:淀川で見えた2本のワームの可能性!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(*^^)v


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