「10分で学べるバス釣り!」スピナーを使って釣果倍増計画!

ルアーの使い方

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!今回の釣りたいバス釣り日記は、なかなか釣果に繋がらない時に効果的な「スピナーを使ったバス釣り」を解説したいと思います。

スピナーと聞くと渓流や管理釣り場のトラウトフィッシングで使用されるルアーのイメージが強いですが、バス釣りを始めたばかりの方やルアーにスレて反応が悪い状況では、スピナーはシンプルで効果的なルアーのひとつとして、すぐに使いこなせる万能選手です。

しかし、「スピナーってどう選ぶの?」「どう使うのがベスト?」といった疑問もありますよね。

この記事では、たった10分でスピナーの基本を学び、実際の釣りで役立てるコツをお届けします。初心者の方でも読みやすいように解説し、釣り場で活用できる知識を手に入れられるよう構成しました。

この10分間のガイドで、あなたのバス釣りがもっと楽しく、もっと効果的になること間違いなしです!

では!! 「10分で学べるバス釣り!」スピナーを使って釣果倍増計画!の始まりです(^O^)/


スピナーの基本性能を探る:スピナーは何故ブラックバスを魅了するのか!

スピナーとは、魚を魅了するために作られた回転型ルアーの一種で、水中でブレードが回転し、独特の光と振動を発生させてターゲットを引き寄せます。主にブラックバスなどの淡水魚を狙う際に多く使用されています。

スピナーの歴史を遡ると、現在使われているトラウト用のスピナーとは異なっている事が分かります。スピナーが付いたテンヤ仕掛けが最初に登場、この仕掛けの事を「フライト」と呼ばれるようになります。フライトと生エサを取り付けて使う仕掛けが進化していき「スピニングベイト」と呼ばれるようになります。

当時の「スピニングベイト」を生産していたメーカーの一つに、ハーディー兄弟商会があります。ハーディー兄弟商会は、1872年にイングランド北部、ノーサンバーランド州のアニックという歴史ある城下町で創業されました。創業者はウィリアム・ハーディーとその弟ジョン・ジェームズ・ハーディーで、もともとは鉄砲の製造からスタートしましたが、釣りへの情熱から釣具事業に転向しました。

ウィリアム・ハーディー

特に注目すべきは、竹製ロッドと「パーフェクト」と名付けられたリールの革新的なデザインで、その名声を不動のものとしました。ハーディーの釣具は、英国王室や文豪ヘミングウェイの愛用品としても知られています。さらに、数々の特許を取得した技術革新が釣具業界に革命をもたらし、その発展に大きく貢献しました。

ナチュラルベイト・スピナー

ハーディー兄弟商会から販売されていた「ナチュラルベイト・スピナー」「クロコダイル・スピナー」が販売され当時は、大型のブラウントラウトを釣っていたそうです。現代のスピナーに近いルアーは、1895年にフライにスピナーが付いたルアーもハーディー兄弟商会から作り出されます。

スピナーの種類

スピナーの種類は2種類あります。一つが、今回取り上げている一般的に「スピナー」と呼ばれているインラインスピナーと「スピナーベイト」と呼ばれるオフセットタイプです。

  • インラインスピナー:中心に回転するブレードが配置されたデザイン。水中でキラキラと光る効果が特徴で、特に浅瀬やスロースピードでの釣りに効果的。
  • オフセットスピナー:ワイヤーフレームを使用し、ブレードが複数搭載されたタイプ。広範囲にアピールでき、根掛かりしにくい構造なので障害物周りでの使用に適している。

スピナーの進化には諸説あるのですが、インラインスピナーのブレードを増やす事に限界が生じてスピナーをブレードとヘッドをワイヤーで分離することでオフセットスピナーが誕生します。

このスピナーベイトの形状を最初に作り出したのが、シャノン氏が作り出した「ツインスピナー」だと言われています。

なぜバス釣りで活躍するのか

ブラックバスは視覚的なアピールに敏感で、スピナーの光と動きが効果的。水深や環境に応じて調整ができ、あらゆる釣り場に適応可能です。

コンパクトなボディなのですが、小型のバスから大型のバスまで引き付ける力があります。

スピナーのサイズ・カラー・ブレードの選び方5つの完全ガイド!

スピナーは、釣りの成功を左右する重要なアイテムの一つですが、選び方が難しいと感じる方も多いはずです。この記事では、初心者から上級者まで参考になるポイントを解説します。

1. サイズの選び方

スピナーのサイズは、釣りたい魚の大きさと水域の状況に応じて選びましょう。以下の基準が参考になります。

  • 小型スピナー:ベイトフィッシュが小さい、小型のバス向き。
  • 中型スピナー:最も汎用性が高く、広範囲で活躍。
  • 大型スピナー:アピール力があり、大型のバス向き

2. カラーの選び方

水質や天候に応じて、カラーの選択が大きな違いを生み出します。

  • クリアウォーター:シルバーやナチュラルカラーが効果的。
  • 濁った水:ゴールドや蛍光カラーなど、視認性の高い色がオススメ。
  • 曇天や夕暮れ:明るめの色か、コントラストの強い配色。

3. ブレードタイプの選択

スピナーの回転する部分であるブレードには、以下のタイプがあります。

  • ウィローリーフ型:高速回転で反射光が強いのでウィードエリアで強い。
  • インディアナ型:回転速度とフラッシング効果のバランスが良い。
  • コロラド型:低速回転で、振動が強くハードカバーや濁り水に向いている。

4. 季節と天候を考慮

  • 春と秋:バスが活発になる季節なので、やや派手なカラーや中型スピナーが効果的。
  • 夏:表層を攻めるために、立ち上がりの速いスピナーがオススメ。
  • 冬:ゆっくり動くコロラドブレードを選択。

5. 初心者向けのおすすめ

ボリュームが大きいスピナーベイトに抵抗がある初心者は、シンプルなスピナーが違和感なく使えると考えられます。特に汎用性のある3.5g~7gのスピナーを選ぶと、どんなシチュエーションでも対応しやすいです。


スピナーのポテンシャルを最大化:釣り場に応じた戦略!

スピナーは使い方次第で大物バスを引き寄せる非常に効果的なルアーです。この記事では、実際の釣行で役立つ具体的なテクニックを紹介します。

ステディーリトリーブの基本

スピナーを使いこなすためには、キャスト(投げ込み)とステディーリトリーブ(巻き取り)が重要です。スピナーをどれ位のゾーンを引いて来れば良いのか悩みますが、先ずはスピナーが目で確認できる水深で引いてみて反応が無ければ、スピナーが見えるか見えないかの水深を引いてみて下さい。

ステディーリトリーブの基本は同じ水深をスピナーが泳ぐように、ロッドの位置とリールを巻くスピードで調整することです。Aの様に表層をステディーリトリーブする場合は、ロッドティプを高い位置に置いてリトリーブする必要があり、Bのゾーンを通す時はロッドティプを下げる事でスピナーは一段下のゾーンを泳いできます。

ボトム近くをトレースする場合は、ボトムにスピナーを着底させた後にゆっくりとリトリーブする必要があります。成れない時は途中でリトリーブを止めてスピナーがボトムに着底する時間を確認する事でリトリーブスピードが速いのか遅いのかが確認できます。


リアクションバイトを誘う技

ブラックバスの反射的なバイトを誘うには、スピナーに不規則な動きを与える事が必要になります。ステディーリトリーブの中に以下の変化点を設けると効果的です。

  • ストップ&ゴー:スピナーを巻いて止める動作を繰り返す。
  • リトリーブ速度の変化:リールの巻き取り速度を、早くしたり遅くしたして一気に変えて、興味を引きます。

バスが好む場所を攻める

ブラックバスは「カバーオリエンティブフィッシュ」と呼ばれます。障害物(カバー)に隠れて、エサを捕食する習性があるので、ブラックバスの居場所を見極める一つの目安になります。

  • カバーエリア:ウィード(草)や倒木などの障害物周辺は格好の狙い目。
  • 浅瀬と深場の境目:朝夕には浅瀬、日中には深場がおすすめ。
  • 水温が影響するエリア:春先や秋には暖かい場所、夏には陰を狙いましょう。

スピナーを使った釣りを楽しむ為のタックルセッティング

スピナーを使ったバス釣りでは、タックルセットアップが重要になります。7g程度の重さのあるスピナーならベイトタックルでの使用も可能です。ベイトフィネスリールを使う事で、更に軽いスピナーを扱う事が出来る様になりました。

ロッドは6フィート~6.6フィート程度のレギュラーテーパーのライト~ミディアムライトクラスのベイトロッドにラインは10lb~12lb程度のナイロンまたはフロロカーボンがおススメです。

筆者撮影 筆者は5.5フィートのライトアクションのショートロッドを使う事も多い

フロロカーボンラインを使う事で、ラインに重さがある分PEラインやナイロンラインと比べて同じ巻き取りスピードでも一段深いゾーンをトレースする事が出来ます。

また、軽量なスピナーを扱うならスピニングタックルを使う事で、飛距離も出るので扱いやすいです。6フィート程度のレギュラーテーパーのウルトラライト~ライトクラスのスピニングロッドに2500番台のスピニングリールが扱いやすいです。

筆者撮影 筆者は6.2フィートのライトアクションのスピニングロッドを使用

ラインはフロロカーボンまたはナイロンラインの4lb~8lbのラインをスプールして使います。PEラインとリーダーを使って飛距離を伸ばすセッティングも面白いです。

PEラインは0.6号~1号程度でリーダーは、4lb~10lbを目安にタックルセットアップすると良いと思います。


バスフィッシングにおすすめなスピナー3選!

バス釣りにおいてスピナーは定番のルアーです。その種類や特徴を理解することで、釣果をさらに伸ばすことができます。ここでは、初心者からベテランまでおすすめしたいスピナーを紹介します。

メップス (Mepps )

メップス (Mepps) はフランスで誕生した伝統的なスピナーメーカーで、1938年に初めてスピナーを製作しました。彼らの代表的なスピナー、「アグリア」「ブラックフューリー」は、シンプルでありながら高性能なデザインで世界中の釣り人を魅了しています。

  • 特徴: 世界的に有名なインラインスピナーで、バスに効果的なフラッシングと振動を生み出します。
  • おすすめポイント: 幅広いサイズとカラーがあるため、状況に応じた選択が可能。

スミス AR-S トラウトモデル&AR-S バスモデルⅡ

スミスのスピナー「AR-S トラウトモデル」「AR-S バスモデルⅡ」にはそれぞれ独自の魅力があります!

AR-S トラウトモデル

  • 驚異の回転性能: 着水直後からブレードが回転し、強いバイブレーションを発生。
  • 低重心設計: 安定したアクションを保ちながら糸ヨレを軽減。
  • カラーバリエーション: さまざまな色と重量があり、渓流や本流、さらには海でも使用可能。

AR-S バスモデルⅡ:

筆者撮影 AR-S バスモデルⅡ
  • バス専用設計: コーリングアップ能力を高める専用フラットラバー付き。
  • 7gの重さ: ベイトタックルでも扱いやすく、広範囲に渡るゾーンをトレース可能。
  • 耐久性向上: ハードマテリアルと遊動式設計で、酷使しても変形が少ない。

ダイワ スピナー シルバークリークスピナーSS

ダイワの「シルバークリークスピナーSS」は、繊細な釣りを楽しむために設計されたスピナーです!

高回転ブレード:「スーパー スピン シャフト」を採用しており、ブレードの立ち上がりが早く、非常に滑らかな回転性能を持っています。

低重心設計: 魚型の低重心ボディが採用されており、流れの速い場所でも安定した姿勢を維持します。


おわりに

今回はスピナーを使ったバス釣りを紹介しました。ワームのライトリグの釣りをしていて反応が悪い時には、小型のスピナーの巻きの釣りが反応が良い場合があります。

小さなプロファイルである程度のスピードでリトリーブする事が出来るスピナーは、反応が良い時に当たると無双状態になるので試してみて下さい。

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また、Amazonからキンドル本「アメリカンルアーの歴史と起源」を販売しています。ルアーの誕生秘話や歴史に興味がある方は一読して下さい。キンドル・アンリミテッドに契約されている方は無料で読むことができます。

「10分で学べるバス釣り!」スピナーを使って釣果倍増計画!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^_-)-☆


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