バスフィッシングを心から楽しむ皆さん、こんにちは!今回の「釣りたいバス釣り日記」では、「スピナーベイトの使い方」をテーマに取り上げ、その基礎知識から応用テクニックまで、徹底的に解説します。このオールマイティなルアーを使いこなすことで、バスフィッシングの面白さがさらに広がり、戦略的でシステマティックなゲームとしての魅力を存分に味わうことができるでしょう。
スピナーベイトは、単に使いやすいだけではなく、大型のブラックバスを釣り上げる可能性が非常に高いルアーとしても知られています。その設計は実にユニークで、各部品がブラックバスを引き付ける工夫が凝らされています。ブレードが散らす光は、魚の群れを成すベイトフィッシュや弱った魚の鱗の輝きを再現し、スカートは水流や水圧の変化に応じてしなやかに形を変え、ブラックバスの注意を引き付けます。
さらに、スピナーベイトのワイヤーアームは障害物をかわす構造になっており、障害物を好む習性を持つブラックバスを効率的に狙うことができます。この特徴が、スピナーベイトをバスフィッシングの必須アイテムたらしめる要因のひとつと言えるでしょう。
今回の記事では、スピナーベイトの基本的な使い方をはじめ、その種類ごとの特徴、ブレードの効果や選び方、そして7つの実践テクニックまで網羅的にご紹介します。初心者の方はもちろん、経験豊富なアングラーの皆さんにとっても新しい発見があるはずです。スピナーベイトを熟知することで、バスフィッシングの世界がさらに広がり、釣果が驚くほど向上することでしょう。
それでは、スピナーベイトを用いたバスフィッシングの魅力的な世界を一緒に探っていきましょう!
では!! 10分で学べるバス釣り!スピナーベイト基礎と使い方の知識!!の始まりです(^O^)/
「スピナーベイトの基礎知識! 」スピナーベイトの各種パーツを知ろう!
スピナーベイトを使用する際には、各パーツの役割と名称を正しく理解しておくことが欠かせません。スピナーベイトの主体となる部分は「ワイヤーアーム」と呼ばれ、その独特な形状は根掛かりを防ぎつつ障害物をかわす設計になっています。ワイヤーアームは2つの主要部分で構成されており、ブレードが取り付けられる「アッパーアーム」と、スカートが取り付けられる「ロワーアーム」がその役割を担います。

スピナーベイトに装着されている「ブレード」は非常に重要な要素であり、光を散乱させながら水をかくはんすることで水流を生み出します。この水流はブラックバスの注意を引き付ける効果を発揮します。また、ブレード周囲に取り付けられている「ビーズ」は、光の散乱効果をさらに高めるとともに、クレビスにゴミが絡まるのを防ぐ役割を果たします。
「トレーラーフック」はスピナーベイトのフッキング率を向上させるために設けられており、特にバスがスピナーベイトにアタックした際の捕獲率を上げる重要なアイテムです。一方で、「トレーラーワーム」はスピナーベイトの外観にボリュームを与えることでその視覚的効果を高めるだけでなく、浮力を向上させたり、スローリトリーブ時にはスカートとは異なる独自の動きを作り出してバスを引き付けます。
※スピナーベイトに取り付ける「トレーラーフック」や「トレーラーワーム」についてシチェーションによってのワームタイプの使い分けを解説しています。コチラの記事⇩を読むことで更にスピナーベイトを使う上でのスキルアップに繋がります。
これらのスピナーベイトのコンポーネントを深く理解することで、効果的な使用が可能になります。各パーツの特性を知り、それを活かした釣り方を取り入れることで、バスフィッシングの楽しさがさらに広がります。ぜひ、この知識を活用して釣りのスキルを向上させてください!
スピナーベイトの使い方とテクニック! 7つの基本テクニック!
スピナーベイトは、その独特なシルエットから、時に「ブラックバスが本当に釣れるのか?」と疑問を抱かれることがあります。しかし、実際にはこのルアーは、釣果を上げるための驚異的な能力を秘めているのです。特に、ウィードレス効果が高く、障害物の中を通す際の根掛かりリスクが低いという特性は、バス釣りにおけるフィールドの状況を知るための「パイロットルアー」としての役割を果たします。また、広範囲を効率的に探索する「サーチルアー」としても、非常に優れた性能を発揮します。
そんなスピナーベイトを最大限に活用するためには、食わせのテクニックを駆使した「ワークルアー」としての使い方も重要です。スピナーベイトの動かし方をマスターすることで、さらに効果的にバスを釣ることが可能になります。
さて、ここからが本題です!これから、スピナーベイトの動かし方について以下の「7つのテクニック」を詳しくご紹介します。
1、スティディーリトリーブ
2、バーニング&キル
3、ボトムクロール、スローロール
4、リフト&ドロップ
5、リフト&カーブフォール
6、ヘリコプター
7、バンプ&ラン
これらのテクニックは、初心者の方にもわかりやすく、経験豊富なアングラーの皆さんには新たなヒントとなる内容です。スピナーベイトの特性を活かした実践的な技術を学びながら、バスフィッシングの魅力をさらに深めていきましょう。次のセクションで、その「7つのテクニック」の詳細に迫ります!
テクニック➀ 「スティディーリトリーブ」
スピナーベイトを使用する際の基本的なテクニックの一つが、一定の層をリトリーブして引いてくる「スティディーリトリーブ」です。このテクニックはシンプルながら非常に効果的で、特にリールで巻きを一瞬止めてから再開する「ストップ&ゴー」のアクションを加えると、ブラックバスの食いつきを引き出しやすくなります。
スピナーベイトを初めて使う方にとって、「どのスピードで巻けばいいのか」「どの深さで引けばいいのか」といった疑問が出てくることも多いでしょう。
そこで、まず試してもらいたいのが、バスフィッシングのエキスパート、ジミー・ヒューストン氏のアドバイスです。彼の推奨する方法は、水中でスピナーベイトが見えるか見えないかの微妙な位置、いわゆる「おぼろげに見える層」を探してリトリーブするところから始めること。この層は、ブラックバスが興味を示すレンジに最も近い可能性があります。
次に、スピナーベイトをリトリーブしていく際に、バスが追ってきたり、反応しているかどうかをよく観察しましょう。もし反応がない場合は、少しずつレンジを下げながら再度試してみるのがおすすめです。こうした調整を繰り返すことで、バスが最も反応しやすい層を見つけることができます。
このテクニックは、スピナーベイトの種類を問わず活用できる汎用性の高い方法です。中でも、タンデムタイプのスピナーベイトは操作性が良く、初心者にも扱いやすいので特におすすめです。ぜひ、これらのポイントを意識しながら、スピナーベイトの魅力を存分に楽しんでみてください。
※ジミー・ヒューストン氏について詳しく書いた記事がコチラ⇩です。バスプロ界の厳しさを知ることが出来る記事になっています。
テクニック② 「バーニングリトリーブ&キル」
バスフィッシングの中でも夏の終盤から秋にかけてぜひ試してほしいのが、水面を高速で引く「バーニングリトリーブ&キル」です。この方法は、スピナーベイトのブレードが水面から飛び出すかどうかのギリギリの深さで高速にリトリーブするスタイルが特徴。ブラックバスの競争心を刺激し、思わず食いつかせることができる攻撃的なアプローチと言えるでしょう。

このテクニックを試す際には、スピナーベイトのウェイトが重要になります。高速に引くためにはある程度の重さが必要で、1/2oz以上のスピナーベイトを選ぶのがポイントです。高速で巻いた際にスピナーベイトが横に倒れる場合、それはそのスピナーベイトが対応できる限界速度であることを示しています。この場合は、ウェイトを増やすか、アーム間の距離を縮めることで調整するとよいでしょう。
さらに、このテクニックの応用として、高速リトリーブ中に障害物の近くで意図的にスピナーベイトを飛び出させ、その後キル(止める)アクションを加えてスピナーベイトを沈める動きを取り入れるのも効果的です。こうした一瞬の変化が、バスの興味を一層引き付ける大きな鍵となります。
使用するスピナーベイトの種類については、タンデムタイプやシングルウィローのブレードを備えたものがおすすめです。それぞれのスピナーベイトが持つ特性を活かしながら、ぜひこの高速リトリーブテクニックを試してみてください。バスの反応が変わる瞬間を楽しみながら、新たな釣果を期待しましょう!
テクニック➂ 「ボトムクロール・スローロール 」
冬の低水温時や夏の高水温時、ブラックバスがディープエリアに潜む状況で効果を発揮するのが「ボトムクロール」や「スローロール」と呼ばれるテクニックです。このテクニックでは、スピナーベイトを湖底からほとんど離さないようにゆっくりとリトリーブすることがポイントとなります。
具体的な方法としては、まず深い側から浅い側へキャストし、障害物をかわしながら釣る「アップヒル」の釣り方があります。これはバスが隠れているポイントを丁寧に探れるアプローチです。

一方で、浅い側から深い側へキャストし、障害物にスピナーベイトをあえてぶつけながら引いてくる「ダウンヒル」の釣り方も効果的です。この二つのスタイルの共通点は、スピナーベイトを湖底に密着させて引いてくる点で、これがバスに対するアピールを最大限に引き出します。
また、このテクニックはプリスポーン期にも非常に有効です。プリスポーンのバスは特定の深さに集中していることが多いため、ボトムクロールを駆使することで高い釣果が期待できます。
使用するスピナーベイトとしては、シングルコロラドタイプが扱いやすくおすすめです。しかし、タンデムブレードのスピナーベイトでも十分に応用可能です。さらに、スピナーベイトのウェイトとブレードのサイズを調整することで、リトリーブスピードをコントロールしやすくなります。
たとえば、同じヘッドの重さであれば、ゆっくりと引きたい場合はブレードを大きめにすることでスローリトリーブが可能です。また、現在使用しているスピナーベイトでさらにスローな動きを試したい場合は、アームを広げることでスピナーベイトが倒れにくくなり、ゆっくりと巻いても安定した動きを維持できます。
こうした工夫を取り入れることで、ディープエリアにいるブラックバスへのアプローチを最適化することができます。ぜひ、このボトムクロールテクニックを活用し、釣りの成果を大きく伸ばしてください!
テクニック④「リフト&ドロップ」 テクニック⑤「リフト&カーブフォール」
スピナーベイトをラバージグのように操作するテクニックとして知られる「リフト&ドロップ」。その動きはまるでおもちゃのヨーヨー遊びのようで、別名「ヨーヨーテクニック」とも呼ばれる独特のアプローチです。
このテクニックでは、まずロッドを12時の方向に立ててスピナーベイトを浮かせ、その後3時の方向にロッドを倒して水中へ送り込むという動作を繰り返します。ロッドワークを駆使してスピナーベイトを持ち上げては落とす、この上下の動きがリフト&ドロップの基本となります。
スピナーベイトを落とし込む際には、ラインにテンションをかけて張ったまま落とし込む「カーブフォール」と、ラインを急に緩めて糸ふけを出してフリーフォールさせる「リフト&ドロップ」の両方を試すのがおすすめです。それぞれの動きがバスに異なる反応を引き出す可能性があります。

このテクニックでは、操作性の高いシングルブレードタイプのスピナーベイトが最適です。障害物の間を巧みに通すことができるそのデザインと動きは、バスを引き付けるための強力な武器となります。
ぜひ「リフト&ドロップ」と「リフト&カーブフォール」を使って、ブラックバスの反応を観察しながらその効果を体感してください。このテクニックの習得は、スピナーベイトの幅広い可能性をより深く理解する鍵となるでしょう!
テクニック⑥ 「ヘリコプター」
低活性時にブラックバスを攻略する際に非常に有効なテクニックとして、シングルブレードのコロラドタイプのスピナーベイトを使用した「ヘリコプター」があります。この方法を実践するには、ロッドの選定が重要です。短いロッドではルアーコントロールが難しいため、最低でも6.6フィート以上の長さがあるロッドを使用すると操作性が向上し、特に水深のある場所で効果的です。

このテクニックでは、障害物に対してスピナーベイトを垂直に落とし込むことを目指します。水深が深く、ラインのリードが取りにくい状況では、クラッチを切り、ロッドを煽りながら余分なラインスラックを作り出し、スピナーベイトを一瞬だけ留めるようにしましょう。これにより、テンションを利用してリードラインを引き出し、正確なアクションを与えることができます。
この方法は少し難易度が高いため、水深の浅いエリアから練習を始めるのがおすすめです。さらに、沈下率を調整するためには、ブレードの大きさやスピナーベイトのウェイトを変更することが重要です。これにより、スピナーベイトの動きを最適化し、ブラックバスに効果的なアプローチを実現できます。
特に、このテクニックは障害物が多いフィールドや、バスがディープエリアに滞在している状況で真価を発揮します。ぜひ練習を重ね、この「垂直落とし込み」テクニックを習得してみてください!
テクニック⑦ 「バンプ&ラン」
バスフィッシングで効果的なアプローチとして知られる「バンプ&ラン」。このテクニックは、スピナーベイトをウィードの先端や杭などのハードカバーにぶつけながら引いてくる方法で、障害物との衝突時にスピナーベイトがバランスを崩した瞬間にブラックバスのバイトが集中するという特徴があります。
このテクニックは、特に低活性でやる気のないブラックバスに対しても非常に効果的で、条件反射的にスピナーベイトを噛ませる力を持っています。

このアプローチの最大の魅力は、障害物にルアーを当てることで釣果が劇的に向上する点です。具体的には、ルアーを障害物にぶつけることで、通常の5倍もの効果を期待できると言われています。初心者でも実践しやすく、大幅に釣果を伸ばす可能性があるテクニックです。
使用するスピナーベイトのタイプはタンデムタイプでもシングルタイプでも問題ありませんが、障害物に当てた後のリトリーブのレスポンスを考えると、シングルタイプの方が立ち上がりに優れています。特にウィードのエッジにぶつける際には、シングルウィロータイプのスピナーベイトが扱いやすくおすすめです。
「バンプ&ラン」を活用することで、障害物が多いフィールドでも効果的に釣果を上げることが可能です。ぜひこのテクニックを試して、ブラックバスの捕食反応を引き出す楽しみを味わってみてください!
「スピナーベイトの基本」効果的に使う為の3つの条件とプラスαを知ろう!
スピナーベイトは季節を問わず使用できる万能なルアーですが、その効果を最大限に引き出すためには、特定の条件を満たすことが重要です。一般的に、スピナーベイトの効果を高める3つの条件として以下が挙げられます。
- 障害物があること: スピナーベイトは障害物の間を巧みに通過する設計がされており、これがバスの注意を引き付ける要因となります。
- 濁りがあること: ブレードの光の散乱効果が濁った水域で特に効果を発揮し、バスに対する視覚的なアピールを強化します。
- 風が吹いていること: 水面の動きがバスの活性を高め、スピナーベイトの動きがより自然に見える状況を作り出します。
これらの条件が重なるほど、スピナーベイトの効果は高まります。
しかし、近年ではバスプロのリック・クラン氏やマイク・アイコネリ氏、そして川村光大郎氏が、クリアウォーターでのスピナーベイトの可能性を示しています。
マイク・アイコネリ氏は、クリアウォーターでブレードの散光効果が得られることを強調し、リック・クラン氏はバスに見切られないように距離やアプローチを工夫する重要性を述べています。このアプローチは、川村光大郎氏がクリアウォーターでのサイトフィッシングで実践している方法と類似しているかもしれません。
これらのプロの意見は、スピナーベイトがクリアウォーターでも十分に効果を発揮する可能性を示唆しており、従来の濁り水域での使用に限定されない新たな可能性を開拓しています。ぜひ、これらの知識を活用してスピナーベイトの使用方法をさらに広げてみてください! 🎣😊
スピナーベイトの基本! スピナーベイトのタイプは大きく分けて3タイプ
スピナーベイトには主に以下の3つのタイプがあり、それぞれが異なる特性を持っています。これらを理解することで、状況に応じた最適な選択が可能になります。
シングルブレードタイプ
シングルブレードタイプは、トレーリングブレードが1枚だけ付いているシンプルな構造が特徴です。このタイプは、強いバイブレーションと水の動きを生み出し、バスを引き付けます。

光のアピールは控えめですが、濁りのある水域や低活性時に効果を発揮します。また、操作性が高く、初心者にも扱いやすい基本的なスピナーベイトです。
タンデムブレードタイプ
タンデムブレードタイプは、リーディングブレードとトレーリングブレードの2枚が付いている構造です。2枚のブレードが回転しながら光を散乱させることで、視覚的なアピールを高めます。

シングルブレードタイプほどの強いバイブレーションはありませんが、広範囲を効率的に探ることができ、サーチルアーとして優れた性能を発揮します。
マルチブレードタイプ
マルチブレードタイプは、3枚以上のブレードを持つスピナーベイトです。このタイプは、光のパルスが変則的で、キラキラとした反射がバスの興味を引き付けます。

特にクリアウォーターやプレッシャーの高いフィールドで効果的です。アピール力が非常に高いため、広範囲のバスを効率的に探ることができます。
これらのタイプを状況に応じて使い分けることで、スピナーベイトの可能性を最大限に引き出すことができます。それぞれの特性を活かして、ぜひ釣果を上げてください!🎣😊
スピナーベイトのブレードはコロラド・ウィローリーフ・インディアナの3タイプが基本!
スピナーベイトのブレードには、基本となる3つのタイプがあり、それぞれが異なる特性を持っています。これらを理解することで、状況に応じた最適な選択が可能になります。
1. コロラドブレード
コロラドブレードは、回転角が広く、強い振動を生み出すのが特徴です。この振動は濁った水や障害物が密集した場所で特に効果を発揮し、バスにスピナーベイトの存在を強くアピールします。

巻き抵抗が大きいため、ゆっくりとしたリトリーブが得意なブレードです。
2. ウィローリーフブレード
ウィローリーフブレードは、回転角が狭く、光の散乱効果に特化したブレードです。透明度の高い水域や柔らかい水生植物が多い場所で活躍します。

巻き抵抗が少ないため、高速リトリーブが可能で、バスの視覚的な反応を引き出すのに適しています。
3. インディアナブレード
インディアナブレードは、コロラドブレードとウィローリーフブレードの中間的な特性を持つブレードです。

適度な振動と光の散乱効果を兼ね備えており、幅広い状況で使用可能です。特化した特性はありませんが、汎用性が高く、どんなフィールドでも対応できるのが魅力です。
これらのブレードの特性を理解し、状況に応じて使い分けることで、スピナーベイトの効果を最大限に引き出すことができます。さらに詳しい情報は、以前の記事を参考にすることで理解が深まるでしょう。ぜひ試してみてください! 🎣😊
※スピナーベイトのブレードには、コロラド、ウィローリーフ、インディアナの3つの基本タイプがあります。それぞれの特性を理解することで、フィールドや状況に応じた最適な選択が可能になります。ブレードの詳しい特性やそのほかのブレードタイプについては、こちらの記事⇩でさらに深く解説しています。ぜひ併せてご覧ください!
ブレードのタイプ! スピナーベイトのブレードカラーは4タイプが基本!
ブラックバスは、人間と同様に色を識別する能力を持っています。そのため、スピナーベイト使用時のブレードカラー選択は非常に重要です。主にスピナーベイトのブレードカラーは以下の4つのタイプに分類され、それぞれの特性を活かして選ぶことが釣果を左右します。
1. シルバーブレード 透明度の高い水域で特に効果を発揮します。その自然な光の反射は、クリアウォーターでバスに強いアピールをします。
2. ゴールドブレード 濁った水域での使用が効果的です。その温かみのある輝きが、バスの注意を引き付ける助けとなります。
3. ブラックブレード ナイトフィッシングの定番カラーでありながら、日中でも風や雨などで水が濁った場合に驚くほどの効果を発揮します。一度試してみる価値があります。
4. 蛍光色のブレード 主にスモールマウスバスをターゲットとする際に使われるカラーです。視認性が高く、特定の状況下で抜群のアピール力を発揮します。
特に、ヒロ内藤さんの推奨される、ブラックブレードとブラックスカートを組み合わせたスピナーベイトは、ボクの経験でも驚くほど効果的でした。この組み合わせは、バスの活性に左右されず安定した結果を得られることが多いです。
それぞれのカラーの特性を理解し、フィールドの状況に応じてスピナーベイトを選ぶことで、釣果を大きく伸ばすことが可能です。ぜひこれらのカラー選びを参考にして、次回の釣行に活かしてみてください!
スピナーベイトを使う上でのタックルセットアップの考え方!
スピナーベイトの使用において、タックルセットアップはボートとオカッパリの二つの状況を考慮することが非常に重要です。具体的には、以下のようなポイントを押さえることで、釣果を最大化することができます。
ボートでのタックルセットアップ
- シャローカバーでの釣り ボートから1/2ozのスピナーベイトを使用する場合、6フィート程度のミディアムアクションロッドがキャスト精度を高め、非常に使いやすい選択肢です。
- ディープエリアでのスローリトリーブやウィードフラットの攻略 1ozを超える重いスピナーベイトを広範囲で使用する際には、7フィート程度の長さのロッドが適しており、ルアーコントロールにも優れています。
ロッドパワーはスピナーベイトに合わせて選ぶのがベストで、ミディアム~ミディアムヘビーのロッドが最適です。
オカッパリでのタックルセットアップ
オカッパリからロッド一本で対応したい場合には、汎用性を考慮して6~6.6フィートのミディアム~ミディアムヘビーアクションロッドを選ぶと良いでしょう。

リールのギア比
テクニックに応じてリールのギア比を使い分けることも重要です。
- バーニングリトリーブ スピナーベイトを表層に浮かせたい場合、ハイスピードタイプのリールが便利です。
- スローロール ディープエリアでスローリトリーブを行う場合は、ノーマルギアやローギアのリールが操作しやすくなります。
ライン選び
ラインはナイロンとフロロカーボンが選択肢になります。
- ナイロンライン ボクの場合、ナイロンラインの「ヒロズチョイス20LB」を基準として使用しています。ナイロンは全体的な汎用性に優れており、様々な状況に対応できます。
- フロロカーボンライン 若干ゾーンを下げやすくするため、好みによって選択することができます。
タックルセットアップは、釣り場の状況や使用するスピナーベイトに合わせて選ぶことで、より効果的な釣りが可能になります。これらのポイントを参考に、次の釣行に活かしてみてください!
スピナーベイトで釣果を上げる為のゾーンのコントロール方法!
スピナーベイトは、様々な水深を攻略できる非常に便利なルアーですが、その特性を最大限に引き出すためには、使いこなしの技術が必要です。その難しさの一つは、リトリーブスピードと引く水深を一定に保つことです。
多くの方がキャストした際、スピナーベイトが最初は深い位置にありますが、リトリーブして手元に巻いてくるうちに浅い位置になってしまい、狙うべき水深をキープできないという課題に直面します。
このような問題を解決するためには、使用しているスピナーベイトがどのスピードで巻けば沈みも浮きもしない状態を保てるのかを知ることが重要です。このスピードは「ニュートラルスピード」と呼ばれています。
ニュートラルスピードの確認方法はとても簡単です。透明度の高い場所で試してみてください。沖へキャストするのではなく、桟橋など突き出た場所から岸と並行にキャストし、スピナーベイトが観察できる浅い水深でリトリーブを行います。この方法で、自分のスピナーベイトがどのスピードで巻けば水中で安定するのかを学ぶことができます。
この基本をしっかりマスターすることで、狙ったレンジを正確にキープできるようになり、スピナーベイトの可能性をさらに引き出すことができるでしょう。ぜひ試してみてください!
スピナーベイトのゾーンキープの為の3つの調整方法
一定の水深をキープしてスピナーベイトをリトリーブする技術を習得したら、次のステップとして「同じ水深を維持しつつ、さらに速く巻くための微調整方法」を学ぶと便利です。この微調整を行うことで、手持ちのスピナーベイトのスピードを向上させることができ、狙ったバスをより効果的に騙すことが可能になります。
調整の基本となるのは以下の3つのチューニング方法です。この方法を駆使することで、スピナーベイトの速度を引き上げ、バスのいるレンジを探り当てながら、反応の良いリトリーブスピードを見つけることができます。

また、スピードを速めるだけでなく、逆にスピードを落としたい場合には、この3つの方法を反対に実行することで、スピナーベイトのリトリーブ速度を調整できます。この柔軟な対応力を身につけることが、釣果向上の鍵となります。
具体的なチューニングの詳細については、透明度の高い場所でスピナーベイトの動きを確認しながら試してみてください。バスのレンジとスピードへの反応を観察することで、さらに深い理解が得られるはずです。
おわりに
スピナーベイトは、その奥深い魅力から多くのアングラーに愛されており、習得することでまさに「最高の武器」となるルアーです。バスプロや経験豊富なアングラーも、サーチルアーとしてバスのいるレンジを探したり、食いつきを促すためのワークルアーとして活用しています。
また、ボクはX(旧Twitter)でもバスフィッシングに関する情報を定期的に発信しています。もしこの記事に興味を持っていただけたら、ぜひ「X(旧Twitter)のフォローやいいね!」をお願いいたします。それが今後の活動を続ける大きな励みになります!
さらに、記事の感想やご意見があれば、お気軽にお問い合わせフォームからコメントをお寄せください。皆さんの声が、次の記事作成のモチベーションになります!今後も一緒にバスフィッシングの世界を深めていきましょう。🎣😊
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「スピナーベイトの使い方!」7つのテクニックと基礎知識!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
コメント
私のつまらないコメントにもその都度お返事を下さり、ありがとうございました。
クリアウォーターでのスピナーベイトについては、並木さんも著書の中で「クランクベイトを使うよりは可能性が高い」というようなことを記していた気がします。
釣り歴上の大先輩であるNAGAMASAさんに申し上げるのも烏滸がましいかもしれませんが、私も関東の山奥にある比較的水の透明度が高い小さなダム湖で繫く釣りをしていて、トップウォータープラグ以外のハードベイトと比べると、スピナーベイトはビッグフィッシュ率が高いように感じています。
ただ、スピナーベイトといっても、ハイピッチャーやBカスタム、Dスパイカーといった国産でスピナーベイトのパワー(アピール力?)をわざとスポイルしている銘柄による実績が殆どです。
色もスカートは白かスモークがベース、ブレードは銀かガンメタといった具合で、濁った場面以外では派手なスカートや金のブレードの出番はありません。
使い方は春はスローロールもしますが、初夏からはほぼ速めのファストリトリーブです。
パワーをスポイルしたスピナーベイトが何故良いのかは、水の透明度の都合なのか。
それとも、スピナーベイトに反応を示すのは、オイカワやウグイなどを主食にしているバスなのではないかと想定した時に、スピード感や波動について餌に近いものを感じるのか。
色々仮説は立ててみるのですが、未だに答えはわかりません。
しかし、スピナべサイトについては、光大郎さんがスモークスカートにガンメタブレード、シルエットはセミコンパクト~コンパクトサイズと語っていたので、多方面にパワーをスポイルする必要があるのかなと思います。
個人的には、スピナべが釣れる要素として濁りよりも温かい雨の方が重要なファクターのような気がします。
当日が温かい雨天(真夏ならば冷たくても歓迎ですが)か、1,2日前にまとまった量の温かい雨が降った時は、降雨の影響で水が濁ったか否かを問わず、スピナーベイトで良型に出会えています。
尤も、これは私の通うダム湖の水の流入量が少ないため、水がフレッシュになる希少な機会が雨だというだけで、固有の事情なのかもしれませんが……。
ふくちょーさん コメント頂きありがとうございます。ふくちょーさんのコメントはとても興味深く読ませて頂いています。
スピナーベイトが利く条件は時代と共に変化している様に感じます。
ボクが尊敬するヒロ内藤さんのルアーザスピリットというDVDの中では水の濁り・障害物・風の3要素のどれか一つもしくは複数の要素が
絡む事でスピナーベイトの威力が発揮されると昔から定説としてあります。これらの要素はスピナーベイトがバスから見えたり見えなかったりする
効果があると言われています。
そして時代が流れクリアウォーターでのスピナーベイトも釣れる事をリッククランが発見しトーナメントで好成績を残します。川村光大郎さんが奨める
ずいぶん前の話でスピナべサイトに近いアプローチも記載されていたと記憶します。なので、スピナーベイトは現在はとても万能なルアーとして考える事が
出来ますよね。ボクも去年は淀川ではボトムアップ社のビーブルでよく釣らせて貰いました。ふくちょーさんが言われるようにボクもブレードカラーは
相対的濁度が上がればゴールドブレードを使い透明度が上がればシルバーやガンメタを使っています。
スピナーベイトはとてもルアーらしいルアーなのでスピナーベイトでバスを釣るとバスフィッシングをしている感が増しますね。