「たった10分で学べる」バズベイトの使い方と基礎知識!

ルアーの使い方

バスフィッシングを楽しまれているアングラーのみなさん、こんにちは!🎣 今回の「釣りたいバス釣り日記」では、初心者から上級者まで役立つ「バズベイトの使い方」の徹底解説をお届けします。この記事を通して、新しい知識を学び、バズベイトを最大限に活用できるようになります。

皆さんは広いフィールドでどこから釣り始めればいいか迷ったり、情報が少ない初めての湖でルアー選びに悩むことはありませんか?そんなシーンで大活躍するのが「バズベイト」。まさに水面を探るための理想的なサーチルアーであり、その独特なアクションは魚の注意を引き付けるのに効果的です。

この記事では、バズベイトの使い方の基礎、タックルセットアップ、そして選び方まで、具体的なテクニックやポイントをわかりやすく解説します。キャストからリトリーブまで、一連の操作をどのように行うかや、状況やカバーに適したタイプの選び方についても触れていきます。

さらに、バズベイトのペラタイプや形状の違いが与える影響、そしてそのサウンドの特徴についても掘り下げます。「何が釣果を上げるカギとなるのか?」という疑問にお答えするため、読者にとって新たな発見がある内容になることをお約束します!

さぁ、バズベイトの世界へ足を踏み入れて、広がるフィールドでの釣りの可能性を体感しましょう!

では!「たった10分で学べる」バズベイトの使い方と基礎!の始まりです(^O^)/


「バズベイトの基礎」バズベイトが効果的に釣れる時期はいつなのか?

バズベイトが活躍する季節は、春のアフタースポーンが落ち着く時期から晩秋までです。この期間、バスはバズベイトを活発に追うため、特に反応が良いとされています。

筆者撮影 バズベイトによっては低速でリトリーブしても浮きやすいタイプがある

季節によってバスの活性は異なるため、リトリーブ速度の調整が重要です。初夏から秋の中頃にかけては活性が高いため、速めのリトリーブが適しています。一方、水温が低下する晩秋や、バスの活性が低い時期にはリトリーブ速度を落として使用するのが効果的です。

また、バズベイトが特に有効になる条件には、風が吹いている状況や、水が濁り始めた場合が挙げられます。このような状態では、バスがルアーの位置を掴みづらくなるため、視覚と音でアピールできるバズベイトが強力な武器となります。


「バズベイトの基礎」バズベイトを揃えるなら この4つのタイプ!

バズベイトを初めて揃える際には、どのタイプが必要かをしっかり把握することが大切です。バズベイトには大きく分けて4つのタイプが存在し、これに加えてブレードの回転が逆回転のバズベイトも揃えておくと便利です。条件やフィールドに応じて使い分けることで、より効果的な釣果を狙うことができます。

1.オフセットブレードタイプ バズベイト!

オフセットタイプのバズベイトはブレードの回転軸がズレているので、回転する事で大きなバイブレーションが発生します。バイブレーションが大きいので、その振動がヘッドへと伝わりスカートの動きも良くなるのが特徴です。

ブレードがローアームに当たる事でクラッター音を発生するバズベイトもあります。ブーヤ社のスクィークチャーバズベイトもブレードとアームが接触することでクラッター音が鳴るバズベイトです。クラッター音が要らない場合はブレードとアームの距離を広げる事で調整できます。


2.センタースルーブレードタイプ バズベイト!

ブレードが中心軸を通るセンタースルータイプのバズベイトは、水面への浮上が早いことが特徴です。浅い水深のポイントを狙う際には、このバズベイトはその優れた性能を発揮します。

写真のブーヤ社のバズベイトにはクラッター板がついているのでクラッター音が発生するバズベイトです。クラッター板に接触するので回転効率は下がってしまいます。センタースルータイプのバズベイトにはクラッター板が付いていないタイプのバズベイトもあります。


3.ダブルブレードタイプ バズベイト!

ダブルブレードタイプのバズベイトは、前後のブレードが逆回転し、真っ直ぐなリトリーブパスを実現します。このタイプは、カバーが密なフィールドで、リトリーブに制限がある場所で特に有効なバズベイトです。

ダブルブレードタイプに関しては逆回転のタイプはありません。カウンターストライクバズはアームの形がオフセットタイプのバズベイトですが、メーカーによってはダブルアームタイプのバズベイトもあります。

ダブルアームのバズベイトも左右のブレードが逆回転することでトルクを抑えて真っすぐに泳ぐ設計になっています。

4.インラインタイプ

インラインタイプのバズベイトは、パッドやウィードベッドが水面に出ているようなオフセットタイプのバズベイトが通しにくい状況でも根掛かりが少なくリトリーブ出来るタイプのバズベイトです。

インラインタイプにはさらに2つのバリエーションがあり、通常のヘッドを持つタイプと、下の写真のようにヘッドがスプーン形状になっている「バジングスプーン」と呼ばれるタイプがあります。

筆者撮影 バジングスプーン

また、バジングスプーンには金属製とプラスチック製の2種類があり、それぞれ異なる特性を活かして使い分けることが可能です。金属製は耐久性に優れ、プラスチック製は軽量でよりナチュラルな動きを作りやすいという利点があります。


「バズベイトの基礎」バズベイトのブレードに関する知識!

バズベイトを使う上で知っておくべき特徴としては、「音色」や「回転方向」によるフィールドや状況による使い分け方です。

バズベイトが発する音色には3タイプあります!

バズベイトは、3種類の音を発する機能が備わった非常に興味深いルアーです。これらの音の違いは、釣果に直接影響を与える重要な要素となっています。ボク自身の経験からも、その効果を何度も実感しています。以下に、バズベイトの音の特徴を詳しく解説しています。

➀スイッシュ音

スイッシュ音は、ブレードが回転しながら水をかき混ぜたり弾き飛ばしたりする際に発生する音です。この音は、ベイトフィッシュが集団で逃げている音に似ており、ブラックバスにとって強いアピールになります。

②スクイーク音

スクイーク音は、ブレードがシャフトやリベットと擦れる際に発生する音で、バスの威嚇本能を刺激する効果があります。ボクの経験では、スクイーク音の強いバズベイトを同じスポットで繰り返し通すことで、怒り狂ったようにバスがバイトしてきたことがありました。

➂クラッター音

クラッター音は、ブレードとクラッター板が接触する際に出る音で、特に濁りが強い状況やカバーが濃い環境で威力を発揮します。視覚に頼れないブラックバスに対して、効果的にルアーの存在を知らせる役割を果たします。


バズベイトのブレードの素材や形状による音の変化

バズベイトのブレードは、その素材やデザインによって音色が大きく変わる重要なパーツです。各ルアーメーカーは、このブレードの改良に試行錯誤を重ねており、それぞれの特徴を活かした多様な製品が生まれています。

アルミ製のブレード

例えば、アルミ製のバズブレードでは、塗装が施されている場合と無塗装のソリッドなものとで音の性質が異なります。ボクの経験では、塗装されたブレードは高音がやや抑えられた印象を受けます。一方、無塗装のものはよりクリアな高音を響かせる傾向があります。

プラスチック製のブレード

プラスチック製のブレードは、プラスチックブレードは中低音の甘い音を出します。金属製のブレードと比べてプラスチック製のブレードは、ブレード自体が軽いので回転の立ち上がりが良いのが特徴です。

穴が開いたブレード

さらに、穴が開いたブレードは回転中に空気を取り込むことで、独自の中音を際立たせるサウンドを生み出します。アルミ製であっても、このデザインにより異なる音色が加わり、より多彩なアピールが可能になります。


バズベイトのブレードの羽の枚数による音色の変化について!

バズベイトのブレードは通常、ダブルブレードが一般的ですが、メーカーによっては3枚のトリプルブレード、4枚のフォースブレード、さらには多数のブレードを備えたクアトロブレードも存在します。ブレードの枚数が増えることで、水と空気を混ぜる回数が増加し、ポコポコという中低音が強調されて聞こえるのが特徴です。

フォースブレードのバズベイト

ただし、ブレードの枚数が多いことで空気抵抗が増し、キャストが少し難しく感じることもあります。この点を踏まえて選択するのが大切です。また、ブレード大きくがかさ張るので、持ち運びに困る事があります。

バズベイトは使い続けることで音色に変化が生じる!

バズベイトは使い続けることで音色に変化が生じ、より良く釣れるルアーに成長するとも言われています。理由としては、使い続ける事でリベットやブレードの穴などのアタリが取れて、接触面が増える事で音が変化する為だと思われます。

特に使い続けて壊れかけのバズベイトは、最高の音色を奏でるという逸話もあり、多くの経験者がその効果を実感しています。なので、新品のバズベイトをパッケージから取り出したら、扇風機で小一時間程ブレードを空回しして調整することで、音色の良いバズベイトを釣行前に準備する事が出来ます。


「簡単!」バズベイトの使い方の基本はステディーリトリーブでOK!

バズベイトを使用する際の基本は、ステディーリトリーブです。シンプルな巻き取りによって釣果を得ることができるため、初心者にも扱いやすいルアーです。ただし、バズベイトを水面に保つためには、キャスト後すぐにリトリーブを始めることが重要です。バズベイトが水面に触れる瞬間からリトリーブを開始することで、素早く水面に浮き上がり、バイトチャンスが増えます。

バズベイトを使うための一連の動き

例えば、ボクの場合、キャストしたバズベイトが空中にある状態でロッドを持ち替えながら、サミングで着水点をコントロールしています。バズベイトが着水した瞬間にリールのクラッチを入れ、スムーズにリトリーブを開始するように心掛けています。この動作を確実に行うことで、効率よくバズベイトを操ることができます。

慣れないうちはフライ気味にキャストすることで、バズベイトを空中に留める時間を稼ぎながら、一連の動作を落ち着いて行えるようにすると良いでしょう。ステディーリトリーブはバズベイト操作の基本中の基本ですので、しっかりとマスターしていきましょう!


ブレードの回転方向によるバズベイトの使い分けを学ぼう!

バズベイトを選ぶ際に気をつけたいポイントの一つがブレードの「回転方向」です。右利きの人は、バズベイトを前から見たときに右回転するものが使いやすく、左利きの人は左回転するものが適しています。

ただし、右利きの方でも左回転のバズベイトを持っておくと便利な状況があります。例えば、ボートに乗って2人で釣りをする場合にバックシートからアプローチを行う場合です。このとき、ボートの進行方向によりコントロールが難しくなることがあるため、左回転のバズベイトが操作性をサポートしてくれます。

また、川釣りで流れを横切りながら釣る場合、上流方向にバズベイトが曲がるように設計された逆回転タイプが便利です。これにより、流れに逆らう事で安定したアプローチがしやすくなります。


更なる釣果を得るためのバズベイトテクニック バンプ&ラン! 

バズベイトで効果的な釣りをするためのポイントとして、「障害物に当てる」というテクニックがあります。これにより、障害物にぶつかった瞬間に予期せぬ動きが生じ、魚の興味を引きつけることができます。ボク自身の経験では、障害物に1〜2回バズベイトを当てずに通してバイトがなかった場合、「バンプ&ラン」を使ってポイントを叩き直すと、バスが飛び出してきたことが何度もあります。

バンプ&ランを行うにもキャストの仕方で釣果が変わる

このテクニックに適しているのがオフセットタイプのブレードを持つバズベイトです。オフセットタイプは、ブレードの回転方向によってリトリーブの進むパスが変わるのが特徴です。例えば、右利きの人には左回りに曲がるバズベイトが使いやすいとされます。杭の右側に着水させることで、リトリーブ時にバズベイトが杭に近づきながら戻り、効果的に魚を誘えるのです。

さらに、リトリーブ中にスピードを一瞬だけ速める方法も有効です。ボクの実践では、障害物にバズベイトを当てた後に一時停止し、少し沈ませることでより多くのバイトを引き出せました。この方法は、魚に対して新たな刺激を与え、バイトに繋がりやすくなります。


バズベイトにトレーラーを付けると泳ぎの安定と飛距離がアップする!

バズベイトの性能を最大限に活用する方法として、「トレーラーワーム」「トレーラーフック」の装着が挙げられます。この工夫により、釣り場の状況に合わせた調整が可能となります。

筆者撮影 トレーラーワームを取り付けたバズベイト

トレーラーワームを使用することで、ヘッドの重量が増し、リトリーブ速度を上げることができます。さらに、高比重のワームを選ぶと、キャスト時の飛距離を稼ぐことができるため、広いフィールドでの釣りにも効果的です。

特に、Gテールやシャッドテールなど自発的に動くテールを持つワームをトレーラーとして装着すると、ルアーの動きに余分なアクションが加わります。

一方、トレーラーフックを装着することで、バイト時のフックアップ率を高めることが可能です。これは、特にバイトが浅い場合に効果を発揮します。ただし、フックが増える分、障害物を回避する力が弱まる点には注意が必要です。


バズベイトを使い切る為のタックルセットアップを考える!

バズベイトを使用する際のタックルセットアップについて、いくつかのポイントをご紹介します。

ロッドの選択

オープンウォーターでサーチルアーとしてバズベイトを使用する場合は、7フィート前後のミディアムヘビークラスのロッドが理想的です。

筆者のタックル ロッド ウィザード64CS はミディアムヘビーアクション

一方、カバーが多く、キャスティングの精度が求められる状況では、6.6フィート前後のミディアムからミディアムヘビークラスのロッドが適しています。

また、1/4oz程度の小型バズベイトを使用する際は、6.6フィート前後のミディアムアクションのロッドや、ピンポイントキャストが必要な場合には5〜6フィートのショートロッドがおすすめです。

リールの選択

リールは、ライン巻き取りスピードの速いハイスピードタイプのベイトキャスティングリールを選びましょう。これにより、バズベイトを素早く水面に浮かせることができ、操作性が向上します。

ラインの選択

ナイロンラインなら、20lbを基準にすると安定した性能を発揮します。また、PEラインの場合は、カバーの濃さに応じて4号〜5号を選択すると良いでしょう。

さらに、田辺プロが使用しているとされるフロロカーボンラインも興味深い選択肢です。このラインはバズベイトの浮き上がりを抑えることで、フッキング率を向上させる効果が期待できます。


おわりに

今回はバズベイトの使い方の基礎を紹介しました。バズベイトもブラックバスのエサになるようなベイトフィッシュに似ていないので、使われる事に躊躇される人もいます。

ボクも最初はそうでしたが、バズベイトに猛烈にバイトしてくる事を体験すると病みつきになってしまうゲームです。ボクが最初に釣ったのはSMITH社のダブルブレードタイプのバズベイトでした。

バズベイトの釣りでバイトがあってもフックアップに至らなかった場合に備えてフォローアップベイトを用意しましょう。大抵はノーシンカーワームなどを使いますが、バイトして乗らなかったらすかさずバイトした先へフォローアップベイトを送り込んで下さい。

ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。

初めてバズベイトを使われる方にとって、この記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!! よい釣りを(^O^)/


コメント

  1. ふくちょー より:

    自分はバズベイトを使ってバスを釣ったことがないのですが、どういった地形で使ったらよいのでしょうか。

    教科書的な知識では水深が1m前後の場所が最適といった情報を聞いたことがありますが、農業用ため池や河川ならばともかく、ダム湖ではそのような場所は滅多にないように思います。
    そうなると、ついついトップウォータールアーでもポッパーのような待ち時間を作れるジャンルに分があるような気がして、シャローにバスがいないと思うと早々に諦めてしまいがちです。

    過去にヒットシーンは見たことがないものの、ダム湖で岩盤エリアで地形に合わせてタイトにトレースコースを確保してキャストしている様子もメディアで見たことがあるので、岩盤のポケットが浅い水深にあるとか、フローティングストラクチャー沿いに通すですとか、そうした使い方の工夫があれば、ダム湖の水深の深い地点でも使いどころはある物なのでしょうか。

    また、「他のルアーでは全く駄目だが、バズベイトには食ってきたことがある」という意見を聞いたことがありますが、そういった厳しい状況で釣れるバズベイトには、何か特徴があったりするのでしょうか。
    (例えば、バズベイトのタイプであったり、ペラの大きさであったり。)

    • NAGAMASA より:

      ふくちょーさん コメントありがとうございます。

      バズベイトの使うシチュエーションとバズベイトがタフな状況でも何故、バスを魅了するかが疑問なんですね
      ボクの手前味噌な考えを述べさせてもらいますと、確かに水深のあるエリアではバズベイトは厳しいのかも
      しれませんが、バスがどの層に待機しているかでもアタックしてくる可能性があるので一概には言えないです。
      ふくちょーさんが仰る通りできればシャロー側のゲームになるので、ストラクチャー的にはシャローフラットに絡む
      カバーを狙うのが良いと思いますし、ボクが釣っているのもそんなポイントです。ただ、カバーが存在するエリア、
      ダム湖なら立木のようなハードカバーがあれば表層にポジションを取っていたならバズベイトは面白くなると推察されます。

      他のルアーがダメなときにバズベイトが威力を発揮する理由は、ボクが感じるのは音だと思います。バズベイトにはスイッシュ音と
      クラッター音とスクイーク音がありますが、金属がスレて出るスクイーク音がバスの威嚇本能を刺激しているように感じます。
      ボクの経験ですが、バズベイトは同じポイントを何度もトレースして釣るルアーでは無いと教科書的には書かれていますが、
      ここぞと言うポイントを何度も通す事でバスがバイトして来た経験は何度かあります。ルアーの苦手意識はボクも正直ありますが、
      使い続けていかなければ、1尾に出会わないのでお互い苦手ルアーを克服する夏にしたいモノですね。

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