「バイブレーションルアーとは?」リップレスクランクベイトの歴史と起源!

ルアーの歴史と起源を探る

バイブレーションルアーとはリップも無いのに小刻みに動くルアーでアメリカでは一般的にリップレスクランクベイトと言れますが、人によてはガラガラと言われたり、ラトルトラップと何故か商品名を言う人もいるそうです。

そんなバイブレーションルアーの歴史は海のルアーから発展して現在のバス用のバイブレーションルアーへと変化した歴史があります。また、バイブレーションルアーと言えばラトル音も最初から鳴るようには作られていませんでした。

「バイブレーションルアーとは?」リップレスクランクベイトの歴史と起源!の始まりです(^O^)/


1928年に作られたPIGGY PERCHが最古のバイブレーションプラグ!

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PICO社のフレッドニコラスが開発したルアーでPIGGY PERCH(ピギーパーチ)が最古の尾びれの付いたバイブレーションプラグのようです。そして5年後の1933年にピコパーチが誕生します。

アメリカのテキサス州にPICO社はありメキシコ湾に面していることもありPICO社はソルトウォータープラグを開発する条件が揃ったルアーメーカーでした。

ソルトウォーターフィッシングで使うルアーですからルアーには高速で動かすファーストリトリーブでタイトなアクションが求められ、PIGGY PERCHようなルアーが作られたのです。

PICO社はワッパーストッパー社に買収されピコ・パーチは名前をバイユーブギに変えます。1980年になるとプラドコ・ヘドンに吸収されます。


スパーソニックの名づけ親はアウトドアライターのホーマーサークル氏!

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1957年のヘドンカタログ

バイブレーションプラグはつばらくの間は変化はありませんでしたが、1957年にヘドンがスパーソニックを発表します。

スパーソニックを名づけたのはアウトドアライターで有名なホーマーサークル氏です。当時、ホーマーサークル氏はへドン社の広報部で働いていました。

当時、ヘドンがスーパーソニックを開発するにあたって着目したのは水の振動による効果でした。

スーパーソニックの開発は大きなプロジェクトでヘドン社はバスの聴覚機能の研究を進めていき1957年のヘドンカタログにはバスが振動を感知する構造を記載しスーパーソニックは新たな発想のルアーである事を発表するのでした。

カタログには水中の振動は魚の鱗の隙間に入り体表下にある器官で感じ取り、そして脳に伝達される学術的な図と説明を記載されています。

スーパーソニックの特徴的なデザインである背ビレは単なるウケを狙ったデザインでは無くローリングを抑えて早いピッチのアクションを得るために付けられた背ビレだそうです。


ワンノッカーは不良品から生まれた偶然の産物!

ホットスポットからスーパースポットに名前が変更

1960年にコットンコーデル社がホット スポットを発表します。発売当初のスポットにはラトルは入っていませんが、ある事故からラトルは誕生します。

ウエイトのサイズ間違いの不良品が釣れることが分かりラトリンスポットへと変わって行きます。

コーデル社長はどんなラトル音が効果的なのか湖に潜り、研究を進めます。その時、驚いて逃げたザリガニが殻をぶつけて出た音にヒントを得てワンノッカータイプを作ります。

ビルルイス社は高周波のジャラジャラ音を出すラトルトラップを発表しトンデモナイ売上を上げていきます。後にコーデル社もジャラジャラ音を出す、ラトリンスポットを売り出します。

旧タイプのラトリンスポットはどちらの音も同時に出る構造の時期の物があり、マニアには人気があります。


Rat-L-Trap! 世界で最初にラトル音を組み込んだルアー

Bill Lewis Rat-L-Trap SuperNatural Series

Bill Lewis Lures社の創業者であるビル ルイス氏は1921年2月14日にミシシッピ州ローレルで生まれました。彼は、第二次世界大戦でB24爆撃機パイロットとして自国に仕え、ヨーロッパ劇場で30回の戦闘任務を記録しました。

ビル ルイスは戦争が終わった後にアラバマ大学、そしてシカゴ芸術アカデミーに通います。彼はシカゴとダラスでコマーシャルアーティストとして働き、1960年代初頭に最初の釣り道具事業を始めます。彼は死ぬまでビル・ルイス・ルアーという名前でルアーを製造し続けました。

ルイス氏は1960年代後半に最初にRat-L​​-Trapを開発します。ビルルイスルアーは世界中で1億5000万以上のルアーを販売してきました。実際、Rat-L​​-Trapは現代の釣り人の心に深く根付いているため、多くの釣り人はリップレスクランクベイトをトラップと呼んでいます。

コーデルが最初のホットスポットを発表したとき、トミーマーティンは、それを目撃していました。そして、Swimmin’Minnow、Pico Perch、Bayou Boogieは既にありました。

次にCordell社からはHot SpotsとSmithwick社のWaterGatorが同時期に発売されました。しかし、BB付きのサウンドチャンバーは付いていませんでしたが、1970年頃にはRat-L​​-Trapはラトル音でバス釣りの世界を席巻しました。


おわりに

今回はバイブレーションルアーとは?という事でバイブレーションルアーに関する歴史を紹介しました。50年代からブラックバスの聴覚機能について調べていたり、ラトル音を水中に潜って確認したりする、当時のルアーメーカーの情熱が分かってもらえたと思います。

音と言えば、僕たちが聞こえている音の伝わるスピードは1秒間に約340mのスピードで伝わるそうです。バスの居る水中では更に早く1秒間に1400m以上の速さで音が伝わるそうですよ。

ブラックバスが音を感じる聴覚器官は2種類あります。一つは高周波域を聞く聴覚器官で30~1500Hz  くらいの音を聞きもう一つが側線で4~200Hzの低周波域の音を感じています。

釣り場ではよく話し声にも気を付けなければいけないと言う人がいますが、実は話し声よりも足音などの方に気を配った方が良いようです。ボートの上でプライヤーなんか落とした日には最悪です。気を付けてバス釣りを楽しみたいモノですね。

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「バイブレーションルアーとは?」リップレスクランクベイトの歴史と起源!の記事があなたのバスフィッシングライフのサポートになれば幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


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