メタルバイブ、ブレードルアーの歴史と起源! ソナーを深掘りする!

ルアーの歴史と起源を探る

金属で作られたメタルバイブやブレードルアーの起源や歴史を辿るとヘドン社のソナーに行き着きます。1959年に登場したルアーへドンのソナーはAC/DCと言うラインアイが複数付いたシステムを持つルアーです。

面白いのがメタルバイブの方が古そうなのですが、バイブレーションルアーが登場した後にブレードルアー、メタルバイブが登場している点や複数のラインアイを持つルアーが1900年代の初頭には開発されていた事実です。

では! 今回のルアーの歴史と起源を探るはメタルバイブ、ブレードルアーの歴史、ヘドンのソナーに重点を置いて見て行きたいと思います (^O^)/


メタルバイブ、ブレードルアーの元祖はヘドンのソナーです!

引用 SMITH

メタルバイブ、ブレードルアーの元祖と言えばへドン社のソナーになります。ソナーは1959年のヘドンのカタログに登場します。ソナーの特徴は1つのルアーで表層からディープまでラインアイの位置を変更する事で使い分けが出来る画期的なルアーです。

当時はウェイトサイズは3タイプあり1/4ozの#431に1/2ozの#433そして1ozの#435がありました。ソナーの2年前に販売されたへドンのバイブレーションルアーのソニックが出来なかった機能を組み込んだルアーがソナーです。

ソニックに無い機能がAC/DCシステムです。これにより一つのルアーでアクションの変化とルアーのリトリーブパスの深度の調整が出来るルアーが生まれました。


ヘドンのソナーを開発したのはチーフエンジニアのイールミラーさん

引用 ルアーふしぎ発見

開発者はイールミラーさんでヘドンの開発責任者でもあります。更にヒロ内藤さんにイールミラーさんの事についてYouTubeのコメントから質問しましたらお答えして頂きました。イール・ミラーさんはルアー部門の責任者だけではなくロッド部門の責任者もされていた人のようです。

ヒロ内藤さんはイールミラーさんに会った事があるか質問した所、残念ながらヒロ内藤さんもイールミラーさんにはお会いしていないそうです。もしお会いしていたら更に詳しいお話が聞けたかもしれませんね。

1960年にはパテントを修得しカタログにも掲載します。パテントを修得する事で他のメーカーはブレードルアーを作る事が許されず、ヘドンはブレードルアーに関して他のメーカーの追随を許しませんでした。

1961年にブレードルアーの素晴らしさに気付いていた、コットンコーデル氏が、パテントを回避した形状の違うフラットヘッドのデザインで障害物回避を狙ったダブルフック仕様のゲイブレードを発表します。

ゲイブレードはソナーと違ってヘッドがフラット形状で水を受けやすくなっているのでへドンのソナーと比べて、ウォブリングアクションが強いルアーです。コットンコーデル自身が最高傑作と絶賛しているブレードルアーでもあります。


AC/DCとはアクションコントロール/デプスコントロールです!

1950年代のアメリカは電力を確保する為にダムの建設が行われていました。この深くて広いエリアを効率的に攻めるために考え出されたのがAC/DCです。当時のヘドンのカタログにも新しい魚の見つけ方というキャッチコピーが記載されています。

AC/DCとはアクションコントロール、デプスコントロールの略です。AC/DCはラインを結ぶアイの位置を変える事でソナーをトレースする深度を自由に変える事ができるシステムです。

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現在は販売されていない1オンスのソナー♯435にはラインアイが、4つ付いています。♯435の一番前方に付いているアイは更に深いレンジを釣る為ではなくルアーの動きを抑えたトローリングに使われるアイとして空いていたそうです。

このAC/DCシステムを使い切るとレンジコントロールが、簡単に行う事が出来るのが分かります。


ソナーのようなラインアイが複数あるルアーは昔から存在した!

引用 ルアーふしぎ発見

ソナーやゲイブレードのように複数のラインアイを持つルアーは1900年代初頭にクリークチャブが開発したマルチプルアイが最初に登場したルアーだそうです。

1916年にヘドンがピッグテールアイを採用、豚の尻っぽのような、形状がカタログで確認できます。ピッグテールアイには問題点があった為、次にインチワームアイというシステムが採用されます。

1900年代初頭 クリークチャブ社がマルチプルアイを開発する 
1916年ヘドンがピッグテールアイを開発する
1916年ヘドンがインチワームアイを開発する
1958年へドン ソナーが販売
1959年ヘドン社がソナーのパテントを取得する
1959年コットンコーデル社からゲイブレードが発売される
1970年初頭リアにブレードが付いたブレードルアーが登場した 
1980年代後半へドン ソナーにラトル入りのラトリンソナーが販売

日本製のルアーでも複数のラインアイを使い分ける事でルアーのアクションに変化を与えるルアーがありますが1900年代初頭からあるとは驚きですね。


メタルバイブレーションとブレードルアーの違い

近年、メタルバイブレーションとブレードルアーが、混同されて語られている事があります。リップレスクランクベイト (バイブレーション)を金属化し遠投性と沈下速度を向上したのがルアーがメタルバイブレーションです。

ブレードルアーは動きの幅やレンジ調整が出来るシステムを組み込んだルアーがブレードルアーです。なので、ラインアイが一つしかないモノがメタルバイブと言えます。


おわりに

今回のルアーの歴史と起源はメタルバイブ、ブレードルアーにスポットを当てて紹介してみました。60年以上も前のルアーが現在も形を変える事無く各種メーカーが販売されている点を見てもヘドンのソナーの完成度には驚かされます。

今回の記事で紹介した「ヘドン ソナーやコットンコーデル ゲイブレード」に興味が湧いた方はコチラからルアーを購入する事ができます。

今回のルアーの歴史と起源の記事を読むことで皆さんのバスフィッシングライフがより良いものになると幸いです。

では!!よい釣りを(^O^)/


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