テキサスリグの作り方は非常にシンプルです。バレットシンカー、フック、ワームがあれば、テキサスリグを作成できます。このリグを作るのも簡単で、メインラインにバレットシンカーを通しフックにワームをセットするだけで出来ます。
テキサスリグリグの作り方をマスターする事で、リグを作る為の基礎知識が身に付きます。リグ作成の基本をマスターすれば、他のリグもスムーズに作成できるようになりますよ。
テキサスリグはワーム釣りの基本を学ぶのに最適なリグです。記事でも取り扱っていますが、バレットシンカーやオフセットフックの種類や使い分けを学ぶ事が出来きバスを釣る為の高度な考えが身に付きます。
では!!「超~簡単!」5ステップで作れる! テキサスリグの作り方!の始まりです(^O^)/
- テキサスリグを作る為に知っておきたいテキサスリグの各部の名称!
- 「簡単5ステップ!」誰でもデキル! テキサスリグの作り方を解説!
- 「ワーム釣りの基本!」テキサスリグには使えないワームはありません
- ワームのデザインによる使い分け! 縦と横のアプローチを知ろう
- 「知ってた?」バレットシンカーの種類は3タイプ使い分けは?
- 「知ってた?」バレットシンカーの素材による使い分け!
- 『テキサスリグの基本』テキサスリグに使うオフセットフックの選び方
- 『テキサスリグの動かし方!』テキサスリグを使ったワームアクション
- テキサスリグのキャスティングスタイルでのタックルセットアップ
- テキサスリグのフッキングの肝はアタリを感じたらスグに合わせろ!
- アメリカ初のトーナメントのヒットルアーはテキサスリグです!!
- おわりに
テキサスリグを作る為に知っておきたいテキサスリグの各部の名称!
テキサスリグを組み立てる前に、まずテキサスリグを構成する各パーツの名称を理解することが重要です。各パーツの名称は以下の図に示されています。
テキサスリグは名前が示す通り、アメリカのテキサス州で生まれたリグです。障害物の多い湖で生まれたリグだけに、障害物への根掛かりが少ないのが特徴です。では! テキサスリグの作り方を見て行きましょう。
「簡単5ステップ!」誰でもデキル! テキサスリグの作り方を解説!
テキサスリグを作成するためには、ワーム、シンカー(オモリ)、フック(釣りバリ)の3つが必要です。ストレートワーム、カーリーテール、グラブなど、ほとんどのワームタイプをテキサスリグで使用できます。※写真を参照しながら作成手順を確認すると、より理解しやすくなります。
上の写真を見ながら手順に沿ってテキサスリグを完成させてくださいフックとラインの結び方はクリンチノットやユニノットなどの結び方でもかまいませがパロマーノットで結ぶと強度的にも安心ですよ。
テキサスリグの作り方! ラインの結び方はパロマーノットが強い
パロマーノットの結び方と、強度を安定させるコツをユニチカのサイトから引用した図解をもとに解説します。
「パロマーノット」は釣りで使用される非常に人気のあるノットの一つです。このノットを一度覚えれば、簡単にマスターでき、非常に高い結束強度を持っています。
オフセットフックのラインアイをダブルラインで通すことにより、テキサスリグのような強い引っ張りにも耐えられるため、切れにくいノットとして知られています。。
『ビーズを入れる効果』テキサスリグなどにビーズを使う事の利点を考えよう!
テキサスリグにガラスビーズを通して使用し出したのは1980年代にバスプロのドン・アイビーノ氏の
考え出したドゥドゥリングメソッドが始まりだとボクは記憶します。
ハンドポワードのワームを使ってロッドを小刻みにシェイクして釣るスタイルでプレッシャーの高いシャローからディープのバスを釣る為に考え出されたメソッドです。
このリグの大きな特徴は真鍮のシンカーとガラスビーズが接触して奏でる音にあります。この音の事をドン・アイビーノ氏はクリックと呼びザリガニが出す音と説明しています。
また、ドン・アイビーノ氏はガラスビーズを使用している時にバイトがあった時はガラスビーズとシンカーが当たる感覚が柔らかく感じる事もあると解説しています。
テキサスリグにビーズを使用する事で得られる効果を記事としてまとめているので、あわせて読んでもらうと更に理解が深まります。
『テキサスリグのストッパー』ペギングでシンカーを固定して障害物の奥を攻めろ!
テキサスリグのシンカーを固定する事を昔は爪楊枝などでペギング(固定)していましたが現在はウキ止めゴムを使ったやり方が主流です。
ペギングはアプローチを考えて行いましょう、障害物が混み合う中を攻める時に障害物が邪魔してワームが奥へ送り込めない場合に有効です。また、ワーム自体がボリームがありるタイプでは、ある程度シンカーにウエイトが無いと動きが悪いタイプのワームでは、シンカーを固定した方がトラブルがなく攻められます。
基本的にテキサスリグはペギングをしない方が動きもナチュラルになり当たりも取りやすくなります。
ワームの釣りは他のハードプラグと違って時間が掛かってしまいます。なんとなく投げるのでは無く、フィールドのストラクチャーやカバーを理解して、ここにバスが付いていると決め打ち出来るようなぐらい、フィールドを理解した場所で使うのが効率的です。
シンカーストッパーの使用方法などは下記の記事に詳しく書いていますので、あわせて読んでもらう事で、シンカーストッパーの理解が深まります。
「ワーム釣りの基本!」テキサスリグには使えないワームはありません
プラスチックワームには様々なデザインや形状があり、およそ20タイプ以上はあります。テキサスリグではほとんどのワームで使う事ができるリグです。基本的なワームの形状を見て行きましょう。
ストレートワームは真っすぐな棒状のデザインが特徴で自発的な動きはしないワームです。カーリーテールタイプのワームはフォール中には自発的にテールが動くのが特徴です。様々なワームの種類がありますのでワームの種類に関して書いた記事を参考にして下さい。
ワームのデザインによる使い分け! 縦と横のアプローチを知ろう
テキサスリグのキャスティングでは、ワームを障害物に沿って落とし込む縦のアプローチとワームを使って水生植物の周りなどを広く探る横方向のアプローチあります。
ストラクチャーやカバーの状態を見て縦横のアプローチを考えて、更にワームの形状を考える必要があります。具体的にワームのアプローチ方法を見て行きましょう。
ワームを障害物などに対して縦のアプローチをする場合のワームを考える
岸沿いの障害物や水中の大岩などに沿ってワームを落とし込し込んだりする、縦のアプローチを行う場合はカーリーテールやGテールのような落とし込んだ時にワームのテールがよく動き、水を動かす事でバスにアピールさせる、縦のアプローチに向いています。
具体的にはゲーリーのグラブやDITTOのゲーターテールワームのようなテールを持ったワームを使うといいでしょう。
ワームを障害物などに対して横のアプローチをする場合のワームを考える
水生植物(ウィード)のあるフラットなエリアは横方向のアプローチで広く探れるリボンテールのワームが動きとシルエットで誘う事が出来きます。
何らかの要因で活性が下がって来ると横のアプローチでは移動距離が出ますので、バスはワームを追ってくれません。活性が低くなるったり、晴れて太陽光量が多い場合は縦のアプローチに反応がよくなってきます。
具体的にはシャッドテールのワームやリボンテールのワームが横方向で使用するのに優れています。
「知ってた?」バレットシンカーの種類は3タイプ使い分けは?
ピストルの弾丸の形状をしている事からネーミングされたバレットシンカーですが、バレットシンカーの形状には大きく分けて3タイプあり、テーパーのデザインによってシンカーの機能や使う用途が変わってきます。
バレットシンカーの形状による違い
ウィード等の水生植物などのソフトカバーの奥までワームを送り込みたい場合には、最近ではあまり見かけなくなった、ネガティブテーパーを使う事で通常のシンカーに比べ引っ掛かることなくカバーの奥までワームを送り込む事が出来る形状です。
先端が細いので岩などには引っ掛かりやすくゴロタ石が多いエリアでは通常のシンカーの方が根掛かりが少ないです。両方の中間的なデザインがウェッジタイプになります。
テキサスリグでシンカーの重さを選ぶポイントはボトムが取りる事が基本になります。例えば1/8ozを使って釣りをして湖底の存在を感じられないのであれば、倍の重さの1/4ozに重くして湖底を感じられるようにします。
軽いウェイトを使う方が釣果は伸びますがボトムを感じ取れる重さを使用しないとワームの状態がつかめないので操作が難しくなります。
「知ってた?」バレットシンカーの素材による使い分け!
バレットシンカーに使用される金属は鉛、真鍮、タングステンの3種類があります。鉛はコストが低い反面、水中で毒素を放出するため、環境への影響を考慮してタングステンを選ぶ人が増えている傾向にあります。
バレットシンカーの素材 | 素材による特徴 |
鉛 | 柔らかく安価に製造できるが環境に悪影響を与えてしまう |
ブラス (真鍮) | 硬質で安価な素材、鉛より比重が軽い |
タングステン | 硬質で高価な素材、3つの素材の中でも一番に重い |
鉛は柔らかい素材ですので、地形の変化を感知する場合には真鍮やタングステンシンカーに劣ります。3つの素材の比重は真鍮が8.5g/㎤、鉛が11.36g/㎤、タングステンは19.3g/㎤とタングステンが重いので同じ重さのシンカーを作っても、コンパクトに作る事が出来るので根掛かりも減少します。
また、素材が硬質なシンカーはテキサスリグなどでビーズと組み合わせて使った場合には、音の響きが良いとされています。
『テキサスリグの基本』テキサスリグに使うオフセットフックの選び方
オフセットタイプのワームフックはズレにくく、テキサスリグでよく使用されます。フックの形状は多種多様で、ゲイプ幅が広いワイドゲイプや、逆に狭いナローゲイプなどがあります。
フックを選ぶ場合にワームのサイズに対して選ぶのは大切なのですが障害物から強引に引きずり出したり大型のバスを狙う場合には軸の太いフックを選択したり逆に貫通性を重視するのであれば細軸のフックを選ぶなど状況によってフックのデザインを選んでいきましょう。
また、最近は購入したワームのパッケージに推薦フックが明記されていたりするのでフックサイズやフック形状を選ぶ際のヒントにすると良いと思います。
フックを選ぶ際にはワームとフックのゲイブ間にある程度の空間ができるサイズやデザインのフックを選ぶようにしましょう。フックとワームのサイズが合っていないとフッキング率が低下してしまうのでワームのサイズとフックのサイズは注意しましょう。
コチラの記事はオフセットフックの基本的な知識を詳細に紹介していますので、あわせてお読み頂く事で理解が深まります。
『テキサスリグの動かし方!』テキサスリグを使ったワームアクション
テキサスリグは、アシや岩の中に隠れている魚を狙うのに適しています。ワームの基本的な動かし方、アクションには以下のの4つのテクニックがあります。
・ズル引き
・リフト&ドロップ
・カーブフォール
・スイム&ドロップ
テキサスリグの基本アクション! 3つのステップ
基本的なアクションは、ボトムを引いて隠れているブラックバスを誘うことです。釣り人は、リングワームやクローワームなどのソフトプラスチックワームを使用して、テキサスリグを効果的に使います。
テキサスリグを使用する際には、以下の基本的な3つのステップを実行します。
①キャスティング
②着底の確認
➂ワームへのアクション
①ワームをアシや杭などのカバー(障害物)の周辺に投げ込みます。ブラックバスはカバーオリエンティブ・フィッシュといって身を隠せる障害物に付く習性があるからです。
②上手く障害物の周りにキャスティングが決まったら、ワームシンカーが着底したか確認します。確認の方法は2つあり、一つはキャスティングした後のラインが水中へ引き込まれていくのを目で確認します。シンカーが、着底したらラインの動きが止まります。
もう一つの方法が、キャスティングした後、ロッドを2時方向に立てたるんだラインを巻き取った後にラインを張った状態でシンカーの着底を待ちます。着底したらロッドの先端が急に軽くなるのが着底の合図です。
➂ワームへのアクションはロッドを1段で3時方向から2時方向に立てることで、着底していたワームが動きます。この動きを細かく段を着けてロッドをしゃくり上げたり、ゆっくり動かしたりする事がアクションです。バスがどんなアクションに反応するか色々試しましょう。
以下の記事ではテキサスリグの動かし方、4つのテクニックについて詳しく紹介していますので、あわせてお読みください。
テキサスリグのキャスティングスタイルでのタックルセットアップ
キャスティングコントロールも考えるとM~MHのファーストテーパーで6~6.6フィートの長さのベイト・キャスティングロッドが使いやすいでしょう。
体力が無い方や女性そしてお子さんは、フッキングをシャープに行うのが、難しいので、6フィート以下の長さのロッドの使用をおすすめします。
リールはベイトキャスティングリールでバイトがあった時に糸ふけをすぐに取る必要があるので、ハイスピードタイプがスラックラインを早く取れるので良いと思います。
また、ヘビーカバーを釣る場合にテキサスリグはラインを20lb以上に太くする必要があるので余り小径のスプールでは糸巻量が少なくなってしまうので注意してください。
ラインは障害物を攻めるので20lb以上のナイロンラインがおすすめです。
ナイロンラインを勧める理由はフロロカーボンはライン重く沈みますので、初心者にはフッキングが難しいのでナイロンラインがおすすめです。
テキサスリグのフッキングの肝はアタリを感じたらスグに合わせろ!
フッキングの流れは1~3の手順で進めるとフックアップしますが、昔はワームのフッキング(合わせ)は当たりがあったらラインを送ってから待ってから合わせると言われてきましたが、バスがワームにバイトする水中映像を見ると一瞬でワームを丸ごと吸い込む映像が見られます。
1、アタリを感じたらロッドを3時の位置に戻す
2、少しラインをたるませた状態から、一気に12時の位置にロッドを戻す
3、フックアップに成功すると、ロッドに大きな負荷とともにバスの動きを感じます
なので、バイト感じたら、早めにフッキングした方がいい結果に繋がりますしフックを飲まれなくなりバスのダメージを軽減できます。大物のバスは口も大きくワームを一気吸い込んでしまうので、アタリが小さくロッドに伝わってこない事もあるので、水中に入るラインの動きや何か違和感を感じたら、フッキングして下さい。
アメリカ初のトーナメントのヒットルアーはテキサスリグです!!
テキサスリグといえば、レイ・スコット氏がプロバスケットボール選手のようにバスフィッシングも同じようにプロスポーツとして行う事は出来ないかと考え、1968年にアーカンサス州のビーバー・レイクでアメリカで初めてのトーナメントを開催します。
このトーナメントは後のB.A.S.S.になる、オール・アメリカン・ダービーが開催されます。トーナメントでバスを最初にバスを釣ったのがビル・ダンス氏でテキサスリグでキャッチしたそうです。
ビル・ダンス氏はオール・アメリカン・トーナメントが開催される事を知った時から初バスを釣ることを狙っていたようですが、この記録は正式記録にはなっていないようです。
おわりに
今回はプラスチックワームの釣りをする上での基本と言われるテキサスリグの使い方やテクニックを紹介しました。テキサスリグはほとんどのワームが使えるので様々なワームを使ってチャレンジしてもらうと楽しめると思います。
テキサスリグを使う上での注意点はシンカーでボトムを感じられることです。ボトムを感じられるウェイトを使用する事でワームの状態を把握することが出来ます。1/8ozのシンカーを使っていてボトムを感じられなければ1/4ozの重いウェイトに交換しましょう。
テキサスリグに有効な地形は急に落ち込んで水深が深くなる地形での使用が有効になります。逆に水深の変化があまりないフラットな地形ではキャロライナリグを使った方が効率的に釣りができます。
テキサスリグを使う事で釣り場の地形や水深の変化を知ることが出来るので釣り場を3次元的にとらえる事ができるのでチャレンジして下さい。
ボクはTwitterでもバスフィッシングの情報を発信しています。記事を読んで興味を持ってもらえたら「Twitterのフォローやいいね!」を頂けると今後の活動の励みになります。
「超~簡単!」5ステップで作れる! テキサスリグの作り方!の記事がテキサスリグをする上での参考になれば幸いです。
では!! よい釣りを(^O^)/
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